【本で語る/本を語る】トニ・モリスン『青い眼がほしい』(早川書房)
stand.fm [ちゃんねるヨージ]、今回は、トニ・モリスン『青い眼がほしい』大社淑子訳(早川書房)を読み、思ったこと、考えたことなどをお話ししています。
……正直、とても重たい小説です。
アフリカにルーツの一つを持つ、いわゆる黒人の少女ピコーラが、自分にも"青い眼がほしい"と願う……題名にもなっている、このモチーフの意味するところは、もう、この紹介の仕方でご理解できるかと思います。
私は、あらためて、民族や人種、性、その他諸々に基づく差別に、自分なりの立ち位置から、抗っていきたいと思いました。
まずは、ファノンやスピヴァクを学び直すつもりです。
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放送中でも言及した「サバルタン」の概念については、拙著『世界のいまを知り未来をつくる 評論文読書案内』(晶文社)でも言及しています。
『世界のいまを知り未来をつくる 評論文読書案内』は、神保町の書店PASSAGE SOLIDA「小池陽慈の本棚」でも購入できます。オンラインでも販売しています。
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