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【社員インタビュー】家庭と仕事の両立を実現するGENDA QAチームの立ち上げ秘話

プロフィール

安藤麻友 | 株式会社GENDA Platform Engineering Chapter QA
新卒で株式会社アイ・トピアに入社。販売促進・企画を担当。その後2社目でQAとしてのキャリアをスタート。アプリ・Webサイトの検証業務、QAチームの立ち上げ、QAメンバーの管理などを行う。2023年11月に1人目のQAとしてGENDA入社。現在はGENDAグループのプロダクト各種(GiGOアプリ、GiGO オンラインクレーン、fanfancy+ with GiGO、GENDA ID等)のQAを担当。

ーこれまでのキャリアを教えてください

新卒では、メガネの小売企業である、株式会社アイ・トピアでメガネの販売・企画・販売促進などをやっていました。Webディレクションの業務もやっていた中で、IT業界への興味と新しいことをやりたいなという思いを同時に持ち始めました。そのため、7年働いた後に、完全未経験の状態から、第三者検証会社である株式会社ProVisionへ入社しました。

IT業界に興味があったものの、完全未経験の中途を採用してくれる企業はなかなかない中、ProVisionは未経験から入社するメンバーを歓迎してくれ、無事に入社し、QAのスキルを培ってきました。

安藤麻友さん

そこでは、アプリ検証だけでなくリーダーやチーム管理業務も担当していました。クライアントによっては、お客さま先での常駐対応もあり、開発チームやデザイナーと直接やりとりすることも多くありました。そのような環境で働いていく中で、テストより前の段階での品質向上が非常に大事なのだな、という観点にも気づくことができました。

ーGENDAへ入社した経緯を教えてください

子供が3歳になり、自分の今後を考えた上で、仕事と家庭をフルコミットできる環境を考え、転職を考えるようになりました。フルタイムで仕事はしつつも、家庭もうまくまわしていきたい。そう考えたところ、前職で同じプロダクトの開発を担当していた増子さんにお声がけいただき、GENDAを知りました。

増子さんから、その当時にはGENDAに専任のQAがいないこと、QAチームの立ち上げメンバーを募集中であることを聞き、挑戦を楽しめそうな環境だなと感じました。前職でも、担当プロダクトでチーム立ち上げを経験しており、立ち上げに携われるのもいいなと感じました。

ーGENDAの入社を決意したきっかけは何でしたか?

QA組織がない状態からチームを作り上げて行く必要がある環境で、自分が0からそれを作り上げていけるわくわく感を覚えていました。また、入社前に社長の申さんとも話し、GENDAはM&Aに力を入れている企業であることから、今後もQAを必要とするプロダクトはグループ内にどんどん増える、と説明を受け「GENDAであれば、飽きることなく挑戦していける」と思ったのが決め手になりました。

ー家庭との両立は、入社前から実現できそうだと感じていましたか?

前職でも、基本的にリモートワークでした。しかし、月に何回かはオフィスに出社しなくてはいけなかったり、勤務時間が固定だったりしました。それに対し、GENDAはフルフレックスで、フルリモートも可能な点が自分のライフスタイルに合っていると感じました。

GENDAに入社して8ヶ月ほど経ちますが、全然オフィスに出社していない状態だけど大丈夫かな?と感じることもあります(笑)通勤時間が不要な分、子供に関わる時間以外は基本的に仕事にその時間を使えています。

ーQAの立ち上げ期に取り組まれたことを教えてください

QA組織がなかった状態からのスタートなので、1つずつのプロダクトに着実にQAを導入していきたい、と考え『GiGOアプリ』へのQA導入からスタートしました。当時はリグレッションテストの項目もない状態だったので、既存アプリのリグレッションテスト仕様書の作成からスタートしました。

その後は、大型のリリース案件の機能試験を作成。続いて管理画面の新規開発もあったので、管理画面の機能試験作成も行い、テスト仕様書作成・実施・リリースまでのQAの一連の流れをはじめてGENDAで実施することができました。このリリースを通じて、社内のみなさんにもQAの進め方のイメージを持ってもらえた実感がありました。

その後、並行して、『GiGO ONLINE CRANE』のWeb版・iOS・AndroidのQAも進めました。さらに、新規リリースの『fanfancy+ with GiGO』のiOS・AndroidアプリのQA導入を進めました。そして、GENDA IDというID基盤の新規リリースもあり、そちらのQAも実施していました。

ーQAをする際にGENDAグループのサービスで共通する観点はあるのでしょうか?

サービス特性が異なることもあり、現時点では共通観点表は作成していないのですが、自分がQAに関わっているものに関しては、観点や、観点の書き方がばらつかないように気をつけています。他プロダクトで起きた不具合や、機能試験の観点に入れていなかったものは、都度QA観点に追加するようにしています。

日々、他チームのメンバーとのコミュニケーションも大事にされているそう

ーGENDAグループはプロダクト数も多いですが、どのようにキャッチアップされましたか?

プロダクトが多く、すべてのプロダクトを完全に把握することは難しい状態でしたが、画面仕様書もない状態から、すべてのアプリを実際に触りながらキャッチアップしていきました。
「ここはこういう動きか…」と触りながらリグレッションテストを作っていきました。リグレッションテストはオンボーディング資料としても役立てることができるので、他の開発メンバーやQAメンバーが新しく入った際にも活用してもらえるように作成しました。

ーQAチームのミッションなどがあれば教えてください

QAチームとしては、以下の3つのミッションを掲げています!

  1. 各プロダクトへのQAプロセス導入・プロセス最適化

  2. プロダクトの品質向上のためのガイドライン・体制構築

  3. テスト実施にとどまらず、要件定義から入り込み、課題の抽出や定義

ーこの8ヶ月間の取り組みの中で、特に大変だったことは何ですか?

各プロダクトの画面仕様書がない状態だったので、既存のアプリを1から触って確認し、テストの仕様を定めていくのは大変でした。既存アプリを触りながら仕様書を作るので、観点を拾いもれたり、こんな仕様もあったの!?と驚くことも多いです(笑)その度に仕様書もアップデートしています。

そして、その中で分からないことがあれば、積極的に聞くようにしています。聞いてみると思いがけないところから誰かが教えてくれたり、過去に担当されていた方が遠くから拾って回答してくれることも多く、助けられています。GENDAのValue「Enjoy our Journey」にもあるように境界なくみんなが全体をフォローするカルチャーを感じることができました。

ー組織変更があり、QA組織はPlatform Engineering Chapterへ統合されましたが、この体制変更で変化はありましたか?

Platform Engineering Chapterはプロダクト開発を支援していく組織です。特定のプロダクト専属ではなく、組織全体を支援することで、効率的な一貫したプロダクト開発を目指していく組織です。そのため、自分が関わるプロダクトだけではなく、他プロダクトのQAにもはいってほしい、などリクエストをいただくことも多いです。Platform Engineering Chapterの始動以降、全体の改善にどう関わるかということをより意識するようになりました。

ー今後、QA組織はどんな状態を目指していますか?

GENDAグループにおけるQAは、やっとスタートした段階です。QA組織がある会社で開発を経験してきた人はQAの仕事のイメージがついている方が多いですが、中には「QAってなんですか?」という方もいます。開発業務をメインにしている方だと、QAの存在が見えない・気が付かないこともあるんだなぁと感じたりもします。しかし、QAが入ると、品質も向上しますし、安心してサービスをリリースできるよ!ということを伝えていきたいです。今はまだ専任のQAが1人しかいないので、組織を拡大していく必要があります。そして、GENDAグループの全プロダクトに対してQAが入っている状態を目指します。

そうではなくても、各プロダクトの大型案件のリリースは必ず専門知識を持った高品質なQAを実施できる環境にしていきたいです。

開発メンバーから安藤さんへ送られたUniposの一部。

ーQAメンバーが増えたらやってみたいことはありますか?

一人だけでは、全プロダクトに対してQAプロセスを導入するのはリソース的に難しいです。QA専任が就かず、開発者がテストを実施しているプロダクトも存在しています。そのため、もっとQAメンバーがGENDAにはいってくださったら、プロダクトの品質・開発者体験の向上のためにも、QAプロセスの導入を進めていきたいです。また、今は品質分析があまりできていないプロダクトも多いので、各プロダクトの品質分析もできるようにしていきたいですね。上流工程からさらに品質向上に繋げていきたいです。

ーGENDAのQAに向いている人はどのような人でしょうか?

GENDAはグループ全体で品質管理の重要性を共有しているものの、理想としている姿に対してはまだまだ足りていない状態です。QA体制の強化と品質向上に関心があり、能動的で前向きに取り組める方と一緒に働けると嬉しいです。GENDAグループにはプロダクトがたくさんあるので、やりたいなと思っていることがあれば積極的にそれにマッチしたプロダクトのQAに取り組んでもらえるようにしたいです。

ー子育てとの両立について、1日のスケジュールを教えてもらえますか?

子供は保育園に通っているので、朝は子供を6時に起こし、6時15分から朝ごはん。7時〜7時半までご飯を食べている間に洗濯や家事をしつつ、8時までの間は家事をしています。子供を保育園に送り届けるのは主に夫が担当していますが、自分が担当する時は、8時半頃に仕事を中抜けしています。

8時〜17時半の割合は、1時間半の休憩を挟み8時間勤務を目安にしています。お昼休憩もとりつつ、他で家事をやりたいタイミングもあるので、15時くらいに洗濯物を取り込んだり、晩ご飯の準備もしたりしながら仕事をしています。

業務後は保育園のお迎え、晩ご飯・寝かしつけ・自分の仕事が残っていたら少し仕事したり…と過ごしています。

ーGENDAは子育てしやすい環境でしょうか?

前職は時短勤務で働いていたのですが、通勤がある日は、片道で2時間・往復4時間と、時短勤務分を食い潰してしまうくらい、移動に時間がかかってしまっていました。そのため、今はリモート勤務ができるという点だけでも非常に働きやすく、フルタイムでも影響なく働くことができています。もちろん、会社のイベントやオフラインを必要とする予定でオフィスに出社することはありますが、基本的には在宅勤務をしており、子供と向き合う時間もしっかり確保しつつ仕事にも全力投球できており、子育てしやすい環境であると感じています。

ーGENDAでの8ヶ月を振り返っていかがでしたか?

QA組織がなかった状態から、まずはQA組織を立ち上げ、そしてGENDA全体の品質を上げていきたいという思いでこの8ヶ月は走ってきました。その結果、QAの基盤づくりはある程度できてきたかなと思います。

また、GENDAは入社から半年くらいの間に、一気に今までの体制から新たにより良い体制へと作り替えていくような人が多く、自分もそれに刺激を受けています。例えば、データチームでは山口さんこみぃさんがジョインしてから初めてグループ全体にデータが展開していった動き。そして、自分の入社時期が白倉さんと一緒だったのですが、白倉さんが入られて『GiGO NAVI』(スタッフ向けアプリ)も一気に動きだしました。

自分も皆さんに負けないよう、さらにQAの基盤を広げてGENDAのサービス品質向上に貢献していきたいです。

挑戦のしがいもあるし、GENDAはM&Aを主軸に成長をしているため、それを支えるファイナンスチームの強さもあります。挑戦を楽しめる方はぜひ一緒に働きましょう!

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