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【EM対談シリーズ】タイムリーなIRを実現するIRチームの働き方とは
Techチーム EM(Engineering Manager)の池田健人(@ikenyal)が、GENDA内のさまざまな職種のメンバーと対談するシリーズ。今回は、IR(Investor Relations)の伊藤史佳さんと対談を実施しました。GENDAのIRチームについて、テックチームとIRの関わりについて、ざっくばらんに話してもらいました。
プロフィール
池田健人(@ikenyal) | GENDA Platform Engineering Chapter マネージャー
2011年にヤフー株式会社に入社。Yahoo!ニュース トピックス等のリプレイスや開発・保守運用を担当。その後、マネジメントや新規本部の開発組織立ち上げを行う。2019年に株式会社ZOZOテクノロジーズ(現 株式会社ZOZO)に入社しCTO室やZOZO CSIRTの設立に携わり、エンジニア採用や教育など幅広くエンジニアリング組織のマネジメントを行う。現在は株式会社GENDAでエンジニアリングマネージャーとして従事しながら、株式会社ZINE 取締役CTOに就任。AWS Community Builder(Front-End Web & Mobile領域)に2021年から継続して採択される。AWS User Group Leaders。Amplify Japan User Group 運営メンバー。一般社団法人 日本CTO協会 個人会員・スタッフ(プロボノ)。NPO法人CancerWith 理事。
伊藤史佳 | GENDA IR部 部長
2010年、みずほ証券株式会社に入社。投資銀行部門にて、自動車及び機械セクターの企業向けに、M&A、資金調達及びIR活動の提案等を手掛ける。2021年、株式会社GENDAに入社。IPO準備室マネージャーとして、上場準備における証券会社対応、社内体制の構築に従事。2023年6月より現職。
GENDA IRチームの働き方について
池田健人(以下、池田):IRチームのみなさんは、決算発表前などは膨大な資料作成をしていらっしゃって、とにかくお忙しいのだろうなと想像していますが、それ以外の時期はどんなことをしているのですか?
伊藤史佳(以下、伊藤):ご想像の通り、決算前は資料作りにかかりきりなのですが、実は、私たちの仕事は決算明けがメインなんです。発表した決算に関して、機関投資家の方々に説明する。それがIRの一番の仕事と言えるくらいの重要な業務です。決算後はずっと投資家の方とミーティングしており、多い日には1日5〜6件ほど面談が入っていますね。投資家の方は、日本国内のみならず、海外にもいらっしゃるため、世界中の時差に合わせて仕事をしています。リモートワークのおかげでなんとか実現できていますね。
池田:なるほど!ちなみに、GENDA社内ではどのような部署と、どのように関わって仕事を進められているんですか?
伊藤:実は、IRチームはかなりチームプレイを要する組織なんです。
分かりやすく説明するために、会社を「家庭」に喩えてみます。家庭の家計簿をまとめてくれるのが経理チーム。家庭で家を買おうと思ったときに物件や土地探しをしてくれるのが経営戦略部、「現状、うちの家計簿はこんな感じで、こんな家を買おうと思っていて、資金は◯◯万円必要で…」と銀行に交渉してくれるのが財務チーム。上場企業に話を戻すと、業績、M&Aや財務状況を投資家の皆さんに説明する必要があります。投資家に説明すべき情報を各部から集めてきて、わかりやすく伝える、というのがIR部の重要な役割の一つです。
池田:分かりやすい…本当にチームプレイですね。伊藤さんの担当領域における、モチベーションは、どこにあるんでしょうか?
伊藤:そうですね。今のモチベーションはやっぱり、GENDAの株価の上昇にあります。ちなみに、株価というものは、いかに安定的に上げていくかがとても大事なんです。ビュン!と突然上がったり、下がったりするようなサプライズはなく、安定的に少しずつ上がっていくことが重要なんです。
GENDAのIRのすごいところ、教えて!
池田:GENDAの決算発表が出ると、外部から「すごい!」とポジティブなコメントもよく目にします。どのあたりがすごいのか、伊藤さんの視点でぜひ教えてください。
伊藤:手前味噌ですが…まずGENDAの決算発表はスピード感がすごいです!発表当日は、15時に開示、その日のうちに説明会を実施・動画までコーポレートサイトに掲載するんです。しかも資料は、日英の両言語で同時公開しています。もちろん、IRチームだけではなく、多くの人に関わってもらってできているので、組織全体のスピード感が素晴らしいんですよね。IRの情報は基本的に日本語も英語も同じ情報量を同時刻に提供しているため、他社のIR担当の方は驚かれていました。
テックチームへ相談したいことはたくさん…どんな依頼の仕方が良い?
伊藤:実は私からも池田さんに聞いてみたいことがあります。池田さんをはじめ、ITのプロであるエンジニアのみなさんにお願いごとをする際「こういう依頼の仕方だと嬉しい」というリクエストがあれば教えてほしいです。特に池田さんとは常日頃からコーポレートサイト、特にIRページで一緒にお仕事することも多く、その中でも相談したいことはいっぱい出てくるのですが、きちんとこちらのリクエストが伝えられているかが不安で。
池田:シンプルに「何をしたいか?」という困りごとの根本部分を教えてもらえたら、技術を活用した最適なHowをITのプロであるエンジニアは提案できます!人によっては、エンジニア職種ではない方が試行錯誤して、ご存知の知識・経験の範囲内で技術的な要素を用いた仮の答えを作って持ってきてくださることもあるのですが、その過程で「本来何がしたかったのか」が消えてしまうことがあり、もったいないなと感じることもあります。やはり、エンジニアはそれが本業なのでもちろん知識・経験もあり、より多くの選択肢を提示することができます。
課題発生後の早いタイミングで「これがしたい。どうしたら良いかな?」と持ってきてもらえると、最適な技術的なアドバイスができるのでより良い成果に繋げられるかと思います。
伊藤:まずはゴールを教えてってことですね!実は「どうやって聞いたらいいのかな」と悶々しており、半年くらいどうしたらいいのかなぁと思っていたんです。
池田:なるほど!「具体的な状態になる前に依頼するのは申し訳ない」と気を使ってもらうこともあると思うのですが、全然そんなことないので、気軽に相談してください。ゼロから会話をした方がお互いの理解も深まると思うので!
GENDAのリモートワーク環境について
伊藤:テックチームは現在リモートワーク中心の働き方ですよね。コミュニケーションで意識されていることはありますか?
池田:何気ない動作や感情も、意識的にオンラインに載せるようにしていますね。チーム全体にその習慣があると、誰かが困っている様子も拾いやすくなります。「困ったら言ってね」と伝えたとしても、実際にはなかなか言い出しにくいと思うので、発言しやすい雰囲気をオンラインで作るように心がけていますね。
伊藤:GENDAはオンラインでコミュニケーションがしやすいですか?
池田:しやすいですよ!面接の段階から全部リモートなこともあり、慣れているというか、リモートワークで仕事を推進するスキルを備えた方が集まっているのだと思います。オンラインコミュニケーションは、エンジニアに限らず今や一つのビジネススキルだとも感じています。GENDAは全体的にそうしたメンバーが多く、テックチームに限らず、オンラインコミュニケーションがしやすいなと感じます。
伊藤:先ほどお話した通り、IRの仕事は海外とのやりとりも多いため、私もリモートワークが好きなんですが、出社するとやはり話が早いなぁと感じることもあります。その点はいかがですか?
池田:確かに話した方が早いパターンもありますよね。エンジニア同士でも、テキストコミュニケーションする中で、流れによっては通話に切り替えるということもあります。あとは、EMはHRBPとも日常的に一緒に業務をしているのですが、実際に複雑なプロセスを解きほぐして整理していく必要があった案件があり、その際には実際に会議室に集まってホワイトボードと付箋を使って議論しました。何かを描きながら「あれでもない、こうでもない」と話すものは、やはりオンラインよりもオフラインで作り上げた方が良いケースもあるなと思います!
お互いへのメッセージ
伊藤:池田さんをはじめ、テックチームのみなさんには、いつも助けていただいて、本当にありがとうございます。もうそれに尽きます。
池田:まだまだ、部署を横断して協業できることがいっぱいあると思うんです。これからもテック系のことはもちろん、幅広く気軽に相談してください。ひとまずEMが全部受けて、適切な相談先をご案内するので!
伊藤:心強いです!これからもよろしくお願いします。
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