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【対談】2024年新卒エンジニア西尾健人×代表取締役社長申真衣 「ここでなら世界一を目指せると思った」GENDA初の新卒エンジニアの挑戦と目標とは

2024年4月、GENDAで初となる新卒メンバーが入社しました。GENDA初の新卒メンバーである西尾健人さんは、2022年10月より、GENDAテックチームでのエンジニアインターンを経て、この春に入社。すでにアプリのリプレイスプロジェクトも牽引しています。

今回のGENDA noteは、西尾さんと、GENDA代表取締役社長の申さんとの対談の様子をお届けします。西尾さんがファーストキャリアでGENDAを選んだ理由や、申さんがGENDA初の新卒メンバー採用にあたって抱いている期待を聞いてみました。

西尾健人
株式会社GENDA プロダクト開発部 FE/BEエンジニアエンジニア

インターン生として入社後、バックエンド開発やサーバー構築、ネイティブアプリ開発など幅広い開発を経験。東京大学大学院工学系研究科を修了後、2024年に1人目の新卒としてGENDAに入社し、引き続きバックエンド開発やシステム設計の業務に従事している。

申真衣
株式会社GENDA 代表取締役社長

東京大学経済学部経済学科卒。2007年ゴールドマン・サックス証券株式会社入社。金融法人営業部で金融機関向け債券営業に従事。その後、2010年より金融商品開発部にて、金利・為替系デリバティブの商品開発・提案業務、グローバルな金融規制にかかる助言業務等幅広い業務に従事。2016年4月、金融商品開発部 部長、2017年11月、マネージングディレクターに就任。2018年8月、株式会社GENDA取締役就任。2019年6月より現職。

左:申真衣 / 右:西尾健人

「世界一」はGENDAで実現できなかったら他では無理だろうなと感じていた。

ー西尾さんとGENDAとの出会いは、いつごろ、どんなきっかけでしたか?

西尾:
学生時代に所属していたテック系のサークルで、GENDAでのエンジニアインターンの機会があり、2022年10月からインターンに参加しました。働く中で、GENDAのサービスや人に魅力を感じていき、その後、VPoEのあららさん(荒井勇輔)に「ぜひ一緒に働きたい」と言ってもらって、GENDAへの新卒入社を決めました。

申:インターン前にGENDAを魅力的に感じていただけたのは、どういうポイントだったんですか?

西尾:僕は常々「どうせやるなら一番を目指したい」という思いがあり、GENDAが「世界一」を掲げている点がすごく魅力的に映りました。そして「世界一」と言うのは自由ですけど、GENDAには実際に、素晴らしい人たちが集まっているので、ここで実現できなかったら他では無理だろうな、という感覚もありました。

申:インターンで入ってみて、その印象は変わらず?

西尾:そうですね。すごく勢いがあって、好きなことに取り組ませてくれて、一緒に働く方々も優秀で、しかもいい方ばかりで...すごく働きやすかったです。インターン中は、最初は社員の方のお手伝いからスタートし、だんだんと範疇が広がり、直近ではインターン生たちと、新規アプリの開発を主導していました。

2024年4月に初の新卒メンバーとして入社された西尾さん

申社長が、2024年の新卒に戻るなら「エンジニア」を選ぶ理由

ー西尾さんが、新卒でエンジニアという職種を選んだきっかけを教えてください

西尾:実際に事業をやるとなったら、申さんのような役割の方が、事業の計画や中長期目標を立て、お金を集める。そして、エンジニアのように実際に手を動かしてサービスを作る開発の役割の人がいる。僕は実際に手を動かしてサービスを作って、計画を実行していく、という役割に親近感を持ったんです。また、自身のデータサイエンスや人工知能の研究バックグラウンドも活かせるということで、エンジニアを志望しました。申さんは、今新卒に戻るならどんな職業を選びますか?

申:私も、今新卒に戻るんだったら、絶対にエンジニアになります!今はエンジニア需要がすごく高いですし、しかも短期的に解消されそうな見込みもない。エンジニアは、未経験でも自分でスキルを身につけられるし、さらに転職して経験を積んで...という方がGENDAのメンバーにも多くいる。そんな風に未経験からキャリアアップができる職種はなかなかないですし、女性から復職の相談を受けたタイミングでも圧倒的にエンジニア職をおすすめしていますね。

GENDAは、ソフトウェア開発に閉じておらず、リアルな場所がある点が魅力

ー新卒エンジニアとして、企業の選択肢はたくさんある中で、GENDAに決めた理由はありますか?

西尾:他のソフトウェア系企業の面接も受けましたが、GENDAは、ソフトウェア開発に閉じておらず、それを活用できるリアルな場所(アミューズメント施設の「GiGO」やカラオケ店「カラオケBanBan」、レモネード専門店「LEMONADE by Lemonica」など)がある点にも魅力に感じました。実際に、自分の作ったものに対してのリアクションを目にできるというのは面白いな、と。あと、メンバーみんなに勢いがあるところでしょうか。僕、勢いあるところが好きなんです(笑)それに乗っかりたいというのが一番大きいですね。申さんはご自身の新卒の就職活動をどう進められましたか?

申:西尾さんはすでにキャリアの軸が定まっていると思うんですけど、私はそんな意識の高い学生ではなくて。学生時代、経済学部で金融工学を専攻しており、2005年当時は投資銀行がすごく人気だったので、自然な流れでゴールドマン・サックス証券(以下、GS)のインターンに応募しました。インターンでは、若い社員がすごく生き生きと活躍しているなという印象を受け「このチームに私も入りたい」と強く思い、入社を決めました。後から振り返ると、1週間のインターンだけでは、業務のことは全然分かっていなかったんですけど(笑)肌で感じた、生き生きしている雰囲気、生き急いでいる感じ、にすごくワクワクしていました。

自分の成長スピードを上げるための一番の方法は、成長してるところに身を投じること。そのための新卒スタートアップという選択肢

ー申さんは、新卒時代をどんな風に過ごされていたんですか?

申:新卒の時はとにかく早く成長したくて、住んでるのかな?というくらい、会社で過ごしてましたね。今とは時代も違ったので、3食全部会社で食べることもありました。新卒同期とは絆も深まり、共同生活みたいな感じ。それって今聞くと、とても大変で、ブラックだねと言われると思うのですが、当時そうやって没頭した時間というのは、今振り返ってもすごく大切な時間だったなと思います。

西尾:実は、僕も会社で3食くらい食べてますよ。

申:本当!?全然人にはおすすめしてないからね!どうしよう、来月とかにアラート上がって来ちゃうかも...

西尾:大丈夫です。僕、体を鍛えているので、1日5食生活で、間の3食を会社で食べてる感じです(笑)なので、ご飯食べてる回数だと、新卒時代の申さんと一緒ですね。

申:それならよかった(笑)

ー申さんが、2024年新卒で就職するならどんな企業を選びますか?

申:新卒として身を置くなら成長してる企業がいいな、とつくづく思うんです。2005年のGSは、成長が目覚ましかったのですが、リーマンショック以降は落ち着いた時期があった印象です。元々GSは若いメンバーの登用が盛んなカルチャーではあったので、その中でも機会はありましたが、80〜90年代とは機会の巡り方は違っていたと思います。そうした経験から、成長してるところに身を投じるというのが、一番自分の成長のスピードを上げると考えています。今だと、西尾さんのように、新卒でスタートアップに入るという選択をされる人も増えていると思いますが、10年前だと正直おすすめしなかったです。10年前は、もう少しギャンブル性が高いというか、伸びる企業・そうでない企業がものすごく玉石混合で、一発当てるしかない、でもそれを当てられる会社はすごく少ない...というような感じ。しかし、この10年で、さまざまな情報の透明性が上がり、スタートアップ全体に優秀な人が入ってくるという流れもできた。資金調達の環境も良くなったことによって、そもそもの給与水準も上がった。業界全体の流れが変わってきた今こそ、スピード感のあるスタートアップでキャリアを始めるというのは、すごくいいんじゃないかなと思います。

ー姿勢や心がけの面で、新卒のメンバーに大事なことはありますか?

申:
やっぱり素直であることがすごく大事だなと思います。学生までと、社会人になってからの価値観は大きく異なりますし、それを早くアジャストできた方が良い。色んな人のアドバイスを素直に聞いて行動に移してみる。もちろん会社組織として、新しいメンバーを育てたいという思いはありますが、それ以上に人には、”育成欲”みたいなのがあると思っています。誰かを育てたり、人に何か与えるのって気持ちがいい。だからこそ、誰かに何かアドバイスをした時、すぐに行動に移していたり、自分ごとにしている人を見ると、もっともっと教えたくなる。そうするとみんなが持ち上げようとしてくれるので、うまく人の善意に乗っかると、良い情報や機会が舞い込んでくると思います。

(取材に同席したHRBP Manager)萩原:実は、西尾さんのジョイン以降、Frontend/Backend Chapterは、雰囲気がより一層良くなったと聞きました。チーム一丸となって、西尾さんを育てたい、という気持ちになっていそう。

申:西尾さんが来てくれて、みんなにとってもすごく良い影響があったと思います。

GENDA初の新卒エンジニアが語る、これからの目標と挑戦について

ー今後1年間の目標はありますか?

西尾:実際にサービスをリリースしていくことはもちろんですが、さらにリリースした後、自分で作ったものがユーザーの方からどういう反応を得て、そして改善していくか、というポイント。そしてPDCAを回すところまではまだ経験できていないので、リリース以降の次の改善・グロースのフェーズを経験していきたいです。

ー中長期の目標はありますか?

西尾:CTOのカジダイさん(梶原大輔)みたいになりたいです。カジダイさんがいらっしゃると、すごく場が盛り上がって、会社全体がいい雰囲気になる。彼のように、全体を見て動くことができて、そして人にいい影響を与えるような人になりたいですね。もちろん、技術的なバックグラウンドをさらに育て、与えられた仕事を120点以上で返すというのを繰り返し、信頼を得ていくこと、自信をつけることは大事だと思っています。プロジェクト推進や、サービス開発の経験もまだまだ足りていないので、GENDAでの機会を無駄にせずに、自分の糧にしていきたいです。

「一人目新卒」の人が、その先どういう風に生きていくのかというのは、その後の新卒メンバーにもすごく影響を与えること

ー申さんから西尾さんに向けて、期待があれば教えていただけますか?

申:会社における「一人目新卒」はすごく大事だと思っていて、GENDAとしても重要なマイルストーンだと捉えています。GSは、私で20代目くらいの新卒でしたが、その20年前、「一人目の新卒が誰だったか」はみんなが知っていたんです。その方は、その後も象徴的なキャリアを歩んでいらしたと記憶しています。「一人目新卒」の人が、その先どういう風に生きていくのかというのは、その後の新卒メンバーにもすごく影響を与えることなのだと感じました。GENDAの新卒メンバーは西尾さんが一人目で、これから先、GENDAの新卒として入ってくる新しいメンバーに対して「西尾さんが一人目の新卒」であるという文脈はすごく大事です。もちろん甘やかそうということではないのですが、西尾さんの今後が、これから先の会社にとっても大事な意味を持っているということは、GENDA全体に共有していきたいなと思ってますし、しっかりとした支援も、チャンスも与えたいと思ってます。さっき、西尾さんはカジダイさんを目指したい、とおっしゃってましたよね。私の目から見たカジダイさんは、技術的なバックグラウンドももちろんですが、そこにとどまらない、すごく広い視野と、経営者的なマインドを持っている人だと見えています。なので、西尾さんはこの先、技術的な研鑽や、プロダクト開発を経験していくフェーズの後、もっと広いビジネスの中での役割を担ってもらいたいなと思っています。

西尾:ありがとうございます。機会については与えてもらえるだけではなく、僕が掴み取ることも大事だと思うので、頑張っていきたいです。僕からも申さんに質問があります。GENDAはこの数年のM&Aで、事業規模も大きくなり、関わるメンバーもすごく増えていますよね。バックグラウンドが違う人たちに同じ方向を向いてもらうために、努めていることはありますか?

申:私が、もっと物語を語らなければいけないと思っています。会社がもっともっと小さかった、十数人規模の頃は、誰が何をしてるかも分かってたし、どこに向かって進んでるかも分かっていた。けれど今は、きちんと言葉にしたコミュニケーションがより必要だなと思って意識しています。

「働くこと」をどう考えるか?新卒メンバーと社長の視点

ーお二人は「働くこと」をどう考えていますか?

西尾:人生の長い時間を働いて過ごすからこそ、楽しさは重視していきたいです。そのためにも成果を出していきたい。あと、この数年、研究という一人のプロジェクトをやってきたからこそ感じるのですが、一人でできることはどうやっても限界がある。でもチームみんなでなら、一人では絶対にいけないところまで辿り着けますよね。チームでの成果や働き方というのも大事にしていきたいです。

申:この世には働かなくてもいいくらいの貯蓄をつくって早く引退したい人もいるじゃないですか。私にはそのモチベーションはなくて。ずっと天気が良いと、だんだんと天気の良さに感謝できなくなる気がしませんか?感情の波がないと、それがどのレベルにあっても幸せを感じないんじゃないかな、と思っているんです。仕事って続けていると、絶対に大変なことがあって、トラブルもあると思うのですが、それを乗り越えると楽しい。そうした感情の波を作ってくれるものだと思っています。喉が渇くとビールが美味しいから、ビールを美味しくするために乾きを求めているようなものですね。あと、仕事は自己表現の手段だとも捉えています。同じ仕事でも、人によってやり方は千差万別で、自分らしさがすごく発揮できる。しかも全てにおいて満点みたい人ってあんまりいない、ここはできるけど、ここはできない、というようなバランスで、でも総合点で合格を取りに行く!という感じ。それがとてもいいなって思います。

GENDAは、今後も成長を続け、機会が巡る会社であり続ける。

ー新卒でGENDAに入社することで得られる、成長機会について教えてください

西尾:やはり、機会は圧倒的に多いと思います。エンジニアのインターンだと、タスクやチケットベースで仕事を振られるような会社も多いのですが、GENDAでは、自分から手を挙げたら、裁量を持って任せてもらえる環境です。本当に機会に恵まれているので、自分のやる気次第でどこまででもできる、そんな会社ですね。

申:GENDAはM&Aで新しく入ってくる会社や事業も多く、プロダクトも多いので、成長機会が多いですよね。プロダクトをスクラッチからリードしていく経験って、新卒から担当しようとすると相当時間がかかるところじゃないですか。しかし、GENDAはそうした機会が潤沢にあるので、その中で早い成長を実感できると思います。そして、今後どのフェーズでGENDAに入ってくる人に対しても、成長機会の多い企業であり続けたいと考えています。

ーこのタイミングで新卒メンバーを受け入れた理由や、会社のフェーズについて教えてください

申:新卒メンバーが毎年入社し、その人が活躍していくというのは、会社が長く繁栄するために、すごく大事な要素だと思っています。なので、新卒は前々から採用したいと思っていました。今このタイミングになったというのは、我々の組織体制が整ってきた、という点につきます。無事に新卒メンバーを迎えられ、嬉しい気持ちでいっぱいです!

4月のGENDAのエントランスは、桜が満開でした

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