円良田湖でへらぶな釣り
おはようございます。こんにちは、今晩は‼️
玄武「基」へら浮子師です。
本日は、2022〜23年の年末年始に釣行した、埼玉県寄居町にある円良田(つぶらた)湖での釣行について書きたいと思います。
よろしくお付き合いくださいませ〜。
円良田湖とは
寄居町観光協会のHPによると、円良田湖は埼玉県寄居町にある灌漑用の人造湖だそうです。へらぶな釣りは50年以上の歴史があり、冬はワカサギ釣りも盛んです。陸釣りはもちろん、各桟橋からの釣り、ロープからボート釣りが出来ます。
桟橋は ロープは
1.常管桟橋 1.中央ロープ
2.旅館前桟橋 2.境沢ロープ
3.梅林桟橋
4.梨の木桟橋
があります。
今回は常管桟橋から
今回の釣行は常管桟橋で行いました。常管桟橋は網中と呼ばれることもあります。そう呼ばれる理由は、冬場、新べら放流時に下の図のD桟橋の外側を網で仕切ることで分散を防ぎ、一定量の魚を桟橋のあるワンドの中にストックする事で、釣りやすくしているからです。
まず、冬場は水温低下で魚の活性が下がり、水温が安定した湖底付近に魚が居付く事から、底釣りがおすすめです。底釣りとは呼んで字の如く、エサを底につけた状態で釣る釣り方のことを言います。もちろん、他の釣り方でも釣るのは可能です。
尺ってなんだ?
上の図にある尺とは、昔の長さの単位です。1尺は30センチですので、21尺だと、30㎝の21倍となり、630㎝、すなわち水深は6.3メートルとなります。なぜ、そこまで釣る場所の水深にこだわるのかというと、へらぶな釣りはリールがない延べ竿での釣りですので、底釣りをする場合は、釣る場所の水深にあった竿を準備する必要があるからです。
常管桟橋のA〜Dの桟橋はほんの数十メートルしか離れていませんが、水深の目安は18〜27尺となっていますので、D桟橋のエリアはA のエリアに比べて、9尺分、すなわち270㎝も深くなっているということです。
さあ、釣り開始
僕は持っている一番長い竿が21尺なので、入り口から2本目のB桟橋に釣座を構えることにしました。竿に仕掛けをつけて、浮子を装着して、まず底取り(タナ取り)を始めます。底取りというのは下の図のように鉤にタナ取りゴムをつけて自分が釣る場所の水深を測ることです。
僕は仕掛けが真っ直ぐに沈むように浮子にフロートを付けて測ります。
浮子は玄武「基」のFuego2の13番
エサは両グルテン
エサは、両グルテンで、中間的な性質の「グルテン四季」と、粒子が細かくグルテン量の多いためしっかりと鉤残りのする「わたグル」を7:3の比率でブレンドしたものを使用しました。
しかし朝は浮子が見えない
円良田湖の常管桟橋は全席東向きで、この季節によく吹く北西の風を背中に受けられるようになっていますが、そのせいで朝日が登り切るまでは浮子がまーったく見えません。9時過ぎ迄は半分くらい諦めておいた方が良いです。心眼あるのみ。
馴染んで返してチクッ
底釣りの場合、グルテンを両鉤につけて振り込むと3目盛位浮子が沈みます。理由は沖に振り込まれたエサがタナを測った場所より若干沖で着底して、アンカーのようになって浮子を引っ張るからです。詳しくはこちらのへら浮子尽心工房のHPをご覧ください。
へら浮子尽心工房のHP
http://www.jsyhg851.co-suite.jp/heraukiriron110.html
魚がエサの周りにいて、何かしら動いているとアンカーになっていたエサが動いて、少しずつ浮子が返してきます。そのまま少し待っていると、底釣り特有のチクッというような小さいアタリがでます。
それに上手く合わせると湖底から小気味いい引きを出しながら、へらぶなが水面に顔を出してきます。
12月25日は17枚、1月8日は8枚といっぱい釣れた訳ではありませんが、一つ一つの浮子の動きをしっかりと見ながら、考えていい釣りができました。また行きたいです。