施工図作成上の留意点 カガミの厚み:5㎜ ミラーマットの厚み:3㎜ 裏板のベニヤ:適宜 ミラーマットについて ミラーマットは鏡を仮止め用の両面テープと考える。 厚みは、1㎜と3㎜がある。 下地が不陸の場合の調整代を考慮して3㎜のミラーマットを想定しておくと良い。 カガミの接着剤 カガミの接着には、「一成分形変性シリコーン系弾性接着剤」のミラーボンドを使用する。 変性シリコーン系ではあるが、感触はウレタンボンドに近い。 通常の変性シリコーンは、ガラスやカガミの接着
眠り目地 目地を作らない貼り方のこと 大谷石などの自然石は、工場でカットしたものであっても、一枚一枚微妙に大きさが異なります。 そのため、ピッタリとくっつける「眠り目地」には高い技術が求められます。 爪楊枝を手に 現場では職人さんが繊細な調整を繰り返しながら納めていました。 爪楊枝には、仮止めのための楔と微調整の意味があります。
外構工事といえば玄関ポーチやアプローチの階段、土間の勾配など高さ関係の設定が大事なポイント。 旗竿地など道路から建物までの距離が長い時は、必要な勾配を取る事が難しい場合もあります。 そんな時には、土間の断面を「カマボコ」のカタチにして納めることもあります。 ※コンクリート洗い出し仕上げの場合:2.5〜3%勾配
屋根や壁の防水紙は基本的に下から上に張っていく。 すなわち、下の防水紙に上の防水紙を貼り重ねる事で水の侵入を防ぐ。 外壁のモルタルを塗り付けるためのラス網はというと、 その逆で上から下へ貼り重ねていく。 なぜか? 左官材を鏝で塗り付ける時は下から上へ塗り上げていくため、 上の網に下の網が重なっている方が塗りやすいとのことでした。 仕上がってしまえばわからないことですが、 家づくりという仕事は、次の工程を気遣う積み重ねによってできている事を感じる出来事でした。
水道メーターの移動。 建築予定の敷地に既存のメーターがある場合。 計画に合わせて移動する事があります。 敷地内へ引き込まれた給水管には、常に高い水圧がかかっています。 そのためメーターを移動する場合、一旦バルブにて水の流れを止める必要があります。 手順は、既存のメーターボックス内に設けられていた仕切弁(Aバルブ)を活用して、水の流れを止めます。 そして、移設したメーターボックス内に新たに止水栓(Bバルブ)を設けます。 なぜAバルブからBバルブへ変更するのか? 東京都水道
玄関土間をタイルで仕上げる場合 タイル下地はバサモルで行う。 ※バサモル:水分量の少ないバサバサしたモルタル バサモルの利点は、 ・水平精度が出しやすい点 ・水分量が少ないためひび割れが発生しにくい点 があります。 玄関土間の荒打ちコンクリートは、基礎工事のタイミングで行う事が多いです。 その際の荒打ちコンクリートの打ち込み高さの指示は、 土間の仕上り高さから タイル厚+バサモル(15mm)を引いた高さで指示をします。
なんとなく、雨樋と縦樋は一緒に施工したくなる。 しかし縦樋の施工タイミングは、外壁が仕上がった後になるため、そこまで時間を置くと雨天時に外壁の下地を濡らす恐れがある。 仕上がっていればなおさらだが、仕上がっていないにしても濡れて良い事はない。 そのため、 破風の塗装→屋根の板金→雨樋まで施工を行い、 マスカーなどで仮の縦樋を設け、水はねにより外壁が汚れることを防ぐ。
基礎コンクリートの打設、上棟作業時など敷地内に大型車両が入場することがあります。 敷地内に敷き鉄板などを敷設することで、車輪が汚れない様に留意する事は勿論ですが、退場時にタイヤを水洗いすることも大事なポイントです。 ◼️ポイント 場内の養生 退場時の声掛け ホースの準備
上棟後、外周部の大工工事を進めている間に床下の給排水の配管工事を進める。 その際に、一部の床合板をめくる必要が生じる。 プレカットカットを手配する時点で、配管ルート付近の床合板は間柱欠きの指示をしておくと良い。
①事前準備 案内図 配置図 ※配置図の確認事項 通り芯の延長線と境界上の交点の位置 4隅の境界杭から建物角の距離 ②道具 グローブ 長靴 玄能 水平器 レーザーレベル 道路、敷地内の高低差を確認 コンベックス 尺金(2ヶ) 「対角の長さ」と「面の長さ」の交点から角の位置を出す ロープ止めピン 荷造り紐(ビニール紐だと切れやすい) ③確認事項 現況GLの確認(残土量とアプローチの仮説を立てる) ※外部配管工事の際に土の体積が増えるため、GL