ロケットリーグ/RLCS Season 6 World Championship - Day 3観戦記
ロケットリーグチーム最高峰の大会、RLCS Season 6 World Championship。
Day1、Day2に続きが本日はいよいよ最終日。
今日、世界王者が決まるぞ!
前回王者Dignitasの連覇成るか。それともその野望を打ち砕くチームが現れるのか!?
前日の結果を受けたトーナメント表は以下。
Cloud 9 vs FilipSid3 Tactics
注目のF3登場!ルーザーズのため両チームとも負けたら終わりの戦い。
そういえば、いつの間にかkuxはチームカラーの蛍光緑のメッシュを入れてきた。Yukeoは相変わらず凄い髪型だ。後ろの方逆立ってるけど、寝癖じゃないよな?
どちらも強豪だが、解説予想は3人がC9、AxeltossだけがF3の予想。
初戦、開始20秒、Yukeoが先制。
だがすぐTormentがバックボードの跳ね返りを狙いに行ったこぼれ球をGimmickが押し込み同点。
その後どちらもチャンスは作るが、あと一歩で決めきれない。
残り10秒。Gimmickのクリアが直接ゴールに飛んでいく。Yukeoは下がりながらタッチできたのだが、無常にもゴールへ。彼ならクリアできるボールだったはず。この失点は痛い。
まずはC9が勝利。
2戦目、開始40秒、Tormentがドリブルからポンと浮かせGimmickが叩き込む。今度はC9の先制。
F3も攻めるが随所でTormentのディフェンスが光る。
残り2分、Squishyが追加点。
だが、その20秒後、Kuxが壁を使ったピンチショットでゴール!まだ分からない!
ピンチショットとは
壁や車同士などでボールを挟むようにすることで、強いボールを打つというテクニック。
だが残り1分。Gimmickの強いクリアをSquishyがリダイレクトでゴール。再び2点差に引き離す。
残り20秒。Yukeoがドリブルで持っていく先でKuxがキーパーをブロックしゴールを空けさせるという技ありゴール。
だが反撃もここまで。C9が連取。
3戦目。後がないF3。
今大会初の無得点のままオーバータイム。
オーバータイム20秒。Yukeoがサイドで粘りこぼれ球を決め、F3が1本取り返す。
ストレート負けは免れたF3だが、依然追い込まれている4戦目。
開始20秒、miztikが先制。このまま流れを引き寄せたい。
だが、味方がバンプされているスキを突かれにSquishyに決められてしまう。
F3もチャンスを作るが、Tormentの壁が破れない。このままオーバータイムへ。
オーバータイム1分。Kuxがバックボードで粘り、クリアが乱れたところをmiztekが突っ込みゴールを奪う。勝負は最終戦へ。
5戦目。F3は何度かチャンスを作るが、わずかにゴール枠を外す。
残り2分44秒、バックボード反射をTormentが決め先制!Yukeoがクリアできる位置にいたのだが、触れず。これは痛い。
残り7秒。コーナーから強めに跳ね返った玉がTormentの元へ。これをキッチリ沈め、これがF3の息の根を止めた。
かなりの接戦だったが、わずかなディフェンスミスでF3が破れてしまったという印象。
Cloud 9 FilipSid3 Tactics
2 - 1
3 - 2
0 - 1ot
1 - 1ot
2 - 0
Chiefs Esports Club vs Evil Geniuses
前日はあまり良くなかったOCE最後の生き残りChiefs ESC。対し前日は劇的逆転勝利を収めたEG。流れはEGにあるか。
試合前にCJCJが解説席に登場。選手がここに座ったことってあったっけ?やっぱイケメンは違うぜ!そういや今回yumi_cheesemanが居ないけど、やっぱ顔か?顔なのか!?ヤツもあれで、昔より小奇麗になってるんだぞ!
解説予想は意外にも3-1でChiefs ESC優勢。ただCJCJがChiefs ESCを選ぶのは同じOCE勢として当然なのでまぁなんとも。
初戦、お互いになかなかゴールを割れず。Chiefsは味方同士で交錯しピンチを招いたりしたがなんとか凌ぐ。
開始3分。最初に決めたのはChiefs。Drippayが弱いクリアボールをそのままシュート、トップバーに当たって落ちた玉がゴール前にいたEG、Chicagoに当たってしまい、不運な失点。
これが決勝点になってしまう。
2戦目。早めに得点して嫌な流れを断ち切りたいEG。
だがまたしても試合が動かない。EG、CorruptedGの良いシュートもポスト直撃。また1点が重い試合になりそうだ。
残り33秒。やっと入った先制点はChiefs、Torsos。
終わりかと思いきや、残り15秒。Chicagoがサイドから上げた玉をCorruptedGが押し込み同点!このままオーバータイムへ。
オーバータイム2分15秒。今度はChicagoが相手クリアミスを逃さずゴール!
3戦目。今度は嫌な形で破れたChiefs。ここで勝てないとキツイ。
この試合もまたまた点が入らない。お互いにディフェンスが固い。
開始2分50秒。ようやく決めたのはDrippay。Torsosが敵クリアを拾い中央に出した玉に上手く合わせた。
そのまま試合終了。またしても1点が重い試合となった。
4戦目。EGは勝たなければ退場。リスクを負っても攻めたいところ。
開始53秒。CorruptedGのクリアを空中でChicagoが直接シュート。EGが幸先よく先制する。
だが残り1分15秒。Torsosのシュートがトップバーで思わぬ跳ね返りをしEG、Klassuxの車体に当たってゴールという、またしても不運な失点を喫する。
残り33秒。Drippayが強い壁クリアを放ちKamiiが触るが、強すぎたのか天井に当たってしまう。だが幸運にも、その落ちたところに飛び込んだのがTorsos。これが決まり試合を決定づけた。
際どい試合ばかりで、両チームの実力差はほとんど無かったように見える。
明暗を分けたのはちょっとの運、だった気がする。
そして、アメリカというアウェイにも関わらず、配信にのるほどの声を出していたオージー応援団の力もあったのではないか。oi! oi!
Chiefs ESC Evil Geniuses
1 - 0
1 - 2ot
1 - 0
2 - 1
We Dem Girlz vs Dignitas
ここでついに、勝ち上がってきたもの同士のアッパーファイナル。
ハイレベルな戦いが予想される。解説予想も2-2と割れた。
注目の初戦。
開始1分11秒。Dig、Kaydopが敵キーパーをバンプでどかすとViolentPandaがシュート。これは外れるが、その跳ね返りにTorbopolsaが飛び込みゴール。なかなか王者らしからぬいやらしい先制点を決める。だがこれが勝利への執念なのか。
残り2分13秒、相手クリアをViolentPandaが壁から直接決める。WDGこの程度のシュートは止めたいところ。
残り2分04秒、WDG、EyeIgniteのシュートがバックボードで跳ね返りそれをremkoeが決める。さらに残り1分24秒、EyeIgniteがゴール前天井から落とした玉をremkoeが押し込み同点!
だが残り40秒でTorbopolsaが難しい角度のダブルタッチを決める。
残り16秒でバックボードのクリアがゴール前に転がったところをKaydopが決めトドメを刺す。このクリアは良くなかった。
2戦目。開始13秒。壁からのバウンドボールを何故かWDG、Metsanaurisが自ゴールへ撃ってしまう。バックパスのミスか!?そのままでもオウンゴールだったがViolentPandaが押し込みDignitas先制。さらに開始45秒。甘いクリアをViolentPandaが決める。
先程からWDGのクリアミスが目立つ。
WDGは惜しいチャンスを1度作るが決めきれず、そのまま0-2でDignitasが2連勝。
2戦目も開始15秒でKaydopが決めDignitas先制。残り3分31秒、弱いクリアをKaydopがシュート、そのままでも決まっていたが最後にTorbopolsaが触ったので彼のゴールに。ずるいぞ!
甘いクリアでの失点が続くWDG、なんとか取り返したい。残り3分14秒でクリアがふわっと浮いたところをRemkoeが決めWDG反撃開始。
かと思いきや、残り2分17秒Torbopolsaが決め、引き離す。
だがWDGも諦めない。残り30秒、見事な3人のパスワークからRemkoeが決め1点差。
だが残り17秒、同点ゴールを狙い前掛かりになったのか、オープンゴールになったところをKaydopに決められこれがトドメとなった。
Dignitas3連勝、ここで勝てば勝利となる運命の4戦目。
今回は開始2分30秒、得点の入らない静かな立ち上がり。
ここでMetsanaurisがゴール前で天井に強めに当て、跳ね返ったボールをRemkoeが押し込みWDG先制!さらに残り1分24秒、EyeIgniteとRemkoeが大きなワンツーリターン、最後にが角度のないところをRemkoeが決め追加点。
このまま時間切れでWDG逃げ切り成功。ようやく3人の連携が決まり始めたように見える。
5戦目、もう一つも落とせないWDG。開始5秒、キックオフのこぼれ球をEyeIgniteが決め先制。
だが、開始53秒KaydopがEyeIgniteのクリアを壁から直接シュート。これをクリアに行ったEyeIgniteだが、タッチミスでゴールに入れてしまい同点。さらにその8秒後、キックオフから天井に当たったクリアボールを上手くトラップしたKaydopがドリブルで押し込み一気に逆転!
さらに残り3分18秒。Metsanaurisがバックフリップでクリアした玉が運悪くTorbopolsaの元へ、これにはEyeIgniteもクリアに行っていたためゴールがガラ空きになってしまい簡単にTorbopolsaが決め追加点。EyeIgniteが行くべきボールだったのだが明らかな連携ミスだ。
その直後、キックオフからこぼれ球をViolentPandaのゴールでさらに3点差に。
残り時間が減っていく。早めに点を入れなければいけないWDGだが、残り30でようやくMetsanaurisが得点。だが、ここまで。
ミスが目立ったWDGに対し、終始安定していたDignitasが王者の風格を見せた。
アッパーファイナルとは思えない圧倒的勝利。Dignitas優勝は間違いなしか!?
We Dem Girlz BO7 Dignitas
2 - 4
0 - 2
2 - 4
2 - 0
2 - 4
Cloud 9 vs Chiefs Esports Club
最後のOCEの生き残りChiefs ESCの戦い。奇跡を見せてくれChiefs ESC!
なぜかママがインタビューされていたTormentもがんばれ!
解説予想は全員がC9。たしかに自力ではC9が勝っているように感じる。覆せるかChiefs!?
初戦、初っ端からChiefs ESCが良い攻撃を見せるが決めきれず。やはりTorment鉄壁のディフェンスである。
残り3分、味方クリアボールにSquishyが鋭く反応し先制!その15秒後、またもSquishyが決める。さらにGimmickが味方パスをポンと浮かせ自らシュートでC9立て続けに3点。
残り1分、攻めなければならないChiefs ESCだが、クリアがもたついたところをGimmickに押し込まれ万事休す。
そのまま終了でC9先勝。Chiefs ESCはチャンスを決められなかったのが響いた。
2戦目は無得点のまま3分が経過。
ここで浮いた玉にSquishyが反応し無人のゴールへ、と思ったが味方のGimmickが最後ちょい触りでGimmickゴールに。ずるいぞ!
だがその13秒後、Kamiiが角度のないところを見事なアングルショットで決め同点、さらに残り1分12秒で味方の大きなクリアをゴールに押し込み逆転!神!
残り43秒。C9が攻め立てる。何度もポストを叩くが、なかなか入らない。だがクリアが壁で跳ね返ったところに居たGimmickがゴールに叩き込んでC9同点。このままオーバータイムへ突入。
オーバータイム1分4秒、甘く転がってしまたクリアをTormentが見逃さず決め、C9が勝利!
Chiefs ESC、ここを落としたのは痛い!
もう後がないChiefs ESC。
お互い無得点ながらもChiefs ESCが押し気味で進む。残り3分のところでまたしてもKamiiが先制ゴール!45秒後Drippayがバックボード反射を背面で叩きつけ追加点!さらに15秒後味方クリアが転がってきたところをパワーショットで叩き込みさらに追加点!残り1分14秒Kamiiからのパスを叩き込み4点目!OCEのMVP、Drippayがハットトリックで突き放す!
直後Squishyが取り返すが反撃はここまで、Chiefs ESCが望みをつなぐ。
うまく波に乗ったのか、4戦目最初からChiefs ESCペースで進む。
だが残り3分、C9、Gimmickが自ら浮かせた玉をエアドリブル気味に決め先制!さらに敵ボールを奪い壁から跳ね返ってきた玉を叩き込み2点目!
Drippayが1点返すが、Squishy追加点で差を広げる。
残り1分、またしてもDrippayがクリアボールをロングシュートで決め望みをつなぐ。
1点差で残り10秒を切る。ここでKamiiのパスを受けたDrippayが素晴らしいシュートを放つがSquishyがスーパーセーブ!
あのC9相手に接戦を演じたが、惜しくもここでChiefs ESCは敗退となった。あと1歩だったが、Tormentのディフェンスによって阻まれてしまったようだ。
オージー応援団も最後までよくがんばった!
Cloud 9 Chiefs ESC
4 - 0
ot3 - 2
1 - 4
3 - 2
Cloud 9 vs We Dem Girlz
いよいよルーザーズファイナル。解説予想は3:1でC9が多め。筆者もDignitasに負けたばかりのWDGより、ルーザーズから勝ち続けてきたC9のほうが勢いがありそうに思える。
初戦、30秒でGimmickが先制。さらにコーナーから上げたボールを自ら入れ追加点。そして甘いクリアをTormentが叩き込み3点目。そしてさらにGimmickの壁から運んだボールをSquishyが後ろに流す技ありゴールで4点目。恐るべき猛攻を見せるC9。
すぐにMetsanaurisが入れ1点返すWDG。
だが残り19秒、空いたゴールにGimmickがトドメのゴールを決め勝負有り。
大量ゴールで嫌な流れにされたWDG、ここは取り返したい。
だが簡単にサイドを抜かれ、センタリングをSquishyに決められ先制点を奪われる。さらにTormentのパスを中央で受けたGimmickがゴール隅に叩き込み追加点。その後もC9ペースで進み、Squishyがエアドリ気味に上げたボールをGimmickがシュートで3点目。
WDG最後にチャンスもTormentに止められ無得点で敗北。
3戦目、この勢いのまま行きたいC9。
だがWDGも負けられない。Metsanaurisが相手ボールを綺麗に奪いそのまま先制点。追加点を奪いたいがここでTormentが立ちはだかる。
しばらく膠着状態が続く。残り10秒でC9にビックチャンスが訪れるが決めきれず結局このままWDGの勝利となった。
4戦目。なんとか勝利したが、もっと得点をとって流れに乗りたいWDG。
開幕のチャンスもGimmickに止められる。
お互い無得点で残り25秒。クリアを拾った玉が敵に当たり、運良く中央に跳ね返ったところをTormentが決め先制、これが決勝ゴールとなった。
やはり流れはC9なのか。ここで決めてしまいたい5戦目。
だが先制はEyeIgnite、直後2点めもEyeIgniteが決める。やや空気だった彼がここでチームを救うのか!?
さらに敵の甘いクリアを拾った味方のパスを受け、Remkoeが決めWDG3点目。
その後、お互いチャンスは作るが決められないまま終了、WDGが1つ取り返した。
6戦目。後のないWDG、決めたいC9。
先制はC9、Torment。敵クリアを壁で跳ね返した味方からのボールを叩き込む。残り1分40秒、Squishy追加点。この時間での得点は大きい!
減っていく残り時間。焦るWDG。お互いチャンスはあるものの、ディフェンスも固い。
結局、このままC9が勝利した。
WDGもDignitas戦よりかは良かったと思うが、初戦の大量失点から流れを持っていかれたかも知れない。そして点を入れたいところで立ちふさがるTormentの壁がやはり厚かった。
Cloud 9 BO7 We Dem Girlz
5 - 1
3 - 0
0 - 1
1 - 0
0 - 3
2 - 0
グランドファイナル
Cloud 9 vs Dignitas
さあ、いよいよ最後の戦い。長く続いたRLCS#6がついに終わる。勝つのはどちらか、そして前回のjstnのようなドラマが生まれるのか!?
解説予想は3人Dignitas、AxeltossだけC9と予想。だたコイツ、F3のときも逆張りしてたけど外してるからなぁ。
だいぶ温まっているC9だが、連戦の疲れが出ないか心配。Dignitasはちょっと間があったので立ち上がりが不安。
そんな初戦だったが、試合が動いたのは開始1分30秒後。Dignitasの壁から味方へのバックパスが連携ミスだったか、甘く転がったところをSquishyが押し込みC9が先制。
DignitasもKaydop-ViolentPanda-Kaydopの綺麗なワンツーリターンで追いつく。試合はこのままオーバータイムへ。
Gimmickがドリブルからポンと上げ、バックボードに反射させたところをSquishyが決めC9がまず1勝!
2戦目。
開始20秒、Gimmickが決めC9先制点。さらにGimmickのエアドリブルシュートのクリアこぼれ球をTormentが入れて追加点。
DignitasビックチャンスもあったがTormentがセーブ。やはりこの男、鉄壁である。
残り1分45秒、Gimmickが天井に強めに当てた跳ね返りを自ら決める!残り13秒、敵クリアが壁で跳ね返ったところをまたまたGimmick!ここへ来てGimmikが止まらない!
このリードを守りきりC9連勝。
3戦目。そろそろ勝たないとマズいDignitas。
だが先制はまたしてもGimmick!開始わずか7秒、キックオフのこぼれ球を押し込む!さらにGimmickがサイドから強引に中に入れたボールをTormentが決め、さらにその直後再びTormentが甘いクリアを見逃さずゴール、さらにTormentが力でキーパーを押し切った玉をGimmickが入れて4点目!
C9大量リードで残り時間がなくなる。そして0秒。Tormentがドリブルシュートを決めてトドメを刺す。勢いは完全にC9か!?
4戦目、開始10秒でTorbopolsaが先制。さらにKaydopが敵ボールをクリアしそのままダブルタッチで追加点。
しばらく膠着するが残り2分でKaydopからのバックボード反射をTorbopolsaが決め3点目。続けて4点目もTorbopolsa。
今度はDignitasが大量リードでC9の流れを止めにいく!
だが依然後のないDignitas。絶対に落とせない5戦目が始まる。
ここまでお互い大量得点を奪い合って来たが、今回は静かな立ち上がり。お互いチャンスはあるが堅守で決めさせない。
試合が動いたのは開始3分40秒後。Gimmickの技ありパスをTorment!
時間がないDignitas。攻めるしか無い!
だが残り11秒、コーナーで跳ねたクリアボールをSquishyが中へ折り返し、飛び込んで決めたのはやはりこの男Torment!
C9はルーザーズからの勝ち上がりのため、次のBO7を制したほうが優勝となる。
Cloud 9 BO7 Dignitas
ot2 - 1
4 - 0
5 - 0
0 - 4
2 - 0
ラストマッチ
1戦目。Gimmickの美しいダブルタッチでC9先制!
だがTorbopolsaがバックボード反射を押し込み同点。
ここからしばらく好守でお互い無得点が続くが、残り1分を切ったところで決めたのはTorment!センタリングからの敵デモリッシュでこぼれた玉を押し込んだ!初戦はC9勝利!
2戦目。いきなりGimmickがフリップリセットを狙うも惜しいところで失敗。余裕が出てきたか!?
だが先制はDignitas。Torbopolsa自ら敵ディフェンス前にポンと落とした玉を叩き込んだ。さらにTorbopolsa2点目も決める。
早めに返したいC9。だが残り時間はどんどん減っていく。チャンスはあるが決めきれず、このまま終了
お互い1本ずつ取り合っての3戦目。先にリードを取りたいところ。
開始1分過ぎ、GimmickのダブルタッチでC9先制!
続けてSquishyも壁からのダブルタッチ!
残り2分、ViolentPandaが決め1点差。
残り1分、Tormentサイドからシュート。簡単な玉だったが、Kaydopが痛恨のバックフリップ!これはやってはいけない失点だった。
嫌な流れを断ち切りたいが、空いたゴールにTormentが叩き込みトドメ!
Dignitasは嫌な流れになってしまった。ここで負ければ心が折れるかもしれない。絶対に勝たなければならない4戦目。
だが先制はやはりC9、Torment!直後にキックオフからのディフェンスミスをGimmickが叩き込み追加点!これは完全に流れを持っていかれたか!?
だがKaydop、ゴール眼の前でタッチしてコースを変える素晴らしいプレイ。先程のミスを取り返すようなゴールを決める。
しかし、1点差で残り1分20秒。SquishyのクリアボールをGimmickがドリブルで持ち込みゴールを奪う!リードが2点に広がる。
Dignitasも良いシュートを放つがGimmickのスーパーセーブで阻まれる!勝てないDignitas!
運命の5戦目
もはや会場もC9応援ムード。開始直後、Squishyが自ら上げたコーナーからの難しい跳ね返りを決める!
だが直後にKaydopが同点ゴール!このままでは終わらない!
同点のまま残り1分30秒、Squishyがフリップリセットを決める!!
やっぱこいつのテクニックはどうかしてるぜ!
フリップリセットとは?
ロケットリーグでは空中で一度だけ”フリップ”という急回転をする動きができる。またフリップできるようにするには着地する必要がある。
システム上、地面だけでなくボールに4つのタイヤを同時に触れさせることでも着地とみなされることを利用し、空中のボールに”着地”することで何度もフリップするというテクニックである。
その難しさは現在最高レベル。
だが諦めないDig、ViolentPandaが取り返す。と、すぐさまC9、Tormentが取り返す。その直後のキックオフからC9、Gimmickが決める!さらにキックオフからC9、Squishyが5点目!だがすぐさまキックオフからDig、Torbopolsaが決め返し最後の望みをつなぐ!
いや、書ききれないだろ!お前らいい加減にしろ!
怒涛のゴールラッシュが続いたが、Dignitasの反撃もここまで。時間は無情に過ぎる。残り10秒で2点差…カウントダウンが始まる。
最後の0秒、優勝を確信したC9は動きを止めた。
この瞬間ワールドチャンピオンはCloud 9に決定!!!
Cloud 9 BO7 Dignitas
2 - 1
0 - 2
4 - 1
3 - 1
5 - 3
総括
グランドファイナルはあの強かったDignitasが1本づつしか取れないという、意外や意外な結末であった。
NA3位、初日で負けてルーザーズから這い上がったCloud 9が優勝というドラマ。だけど、ダブルイリミネーションって結構、こういうことあるのよねぇ。
順調に勝ち進んだDignitasがグランドファイナルまでに3戦しかしていないのに対し、初日に負けたC9は6戦と倍の試合数をこなしている。
このせいで疲労など不利な面はあったかも知れないが、試合を重ねるたび、チームとしての完成度が高まったいったのかもしれない。
対してDignitasは負け始めてからチームの雰囲気が悪くなってしまったように見えた。例えばこのシーンなんかはViolentPandaが話しているのに両側二人は無言になってしまっている。
会場がアメリカだったので地の利もあった。
だが、Torment、Gimmick、Squishy全員がキレッキレで見せ場を作っていた最終日のC9は間違いなく世界一のチームであった。
筆者的にはMVPになったTorment!お前の鉄壁ディフェンスに惚れたぞ!
あと、C9は全員が長袖インナーを来ていたのも関係あるのかも?寒い会場なら体温管理も重要な要素となってくるのではないか。
各チーム、アウターやインナーのユニフォームは用意はしておくべきだった。
そして筆者の選ぶベストゴールはやっぱりSquishyのフリップリセット。ここでこれやるかぁ!?