ロケットリーグ/RLCS Season 6 World Championship - Day 2観戦記
ロケットリーグチーム最高峰の大会、RLCS Season 6 World Championship。
Day1に続き、本日はDay2が開催された。
その模様を書いていきたいが、今回は1戦ごとに丁寧に書いてみたので長いよ。
昨日の結果。
FlipSid3 Tactics vs Dignitas
ともに初戦を勝ち上がってきたEU同士の対決。Day2初戦から注目の一戦!
解説予想は1-3でDignitas優勢。EUチャンプの実力を見せられるか!?
初戦、開始20秒、ViolentPanda-Kaydop-ViolentPandaと美しいパスでつなぎ先制。これが決勝点となりDingnitas先勝。
2戦目、ゴール前クリアがもたついたところを押し込みF3先制。バックボード反射をYukeoが見事な空中制御で決め追加点。
DingnitasはセンタリングをKaydopが決めると、さらにカウンターでViolentPandaがドリブルで運びゴールで同点。
残り44秒でバックボード反射をF3、kuxが決め、これが決勝点に。
1点差の接戦が続く。やはり大きな実力差は無い。最後まで集中を切らさず、失点につながるミスをしないことが重要となりそうだ。
大事な3戦目、F3は先制された直後、つまらないキックオフゴールで追加点奪われてしまい、嫌な流れに。
ここでなんと配信画面が真っ暗に。筆者側の問題かと思いきや、チャット欄も大荒れ。「This is RocketLeague」とか言ってるやつもいる始末。コレは違うわ!
まったく、大事なとこで勘弁してくれ!
復旧したらすでにDignitasが勝利したあとだった。しかもまだ音無し。そしてしばらくしてまた真っ暗に。そんなんを繰り返しつつ、なんとか治ったと思いきや、今度は配信が止まってしまった。
RLCS史上最大のトラブルでは?今日の配信、大丈夫か…?
5分ほど休憩を挟み再開。これが勝負にどのような影響を与えるか?
2本取られ後がないF3。先制を奪われるも無人のゴールにKuxがロングシュートを決めて追いつく。このレベルではあまりないゴールだ。Dignitasは集中を切らしたか?
だがお互い決めきれずオーバータイムへ。いきなりF3が大チャンスを作るも決めきれず。だが逆にDignitasのチャンスはスーパーセーブで止める。お互いギリギリのところで失点を免れるが、最後はいつのまにか車をBatmobileに変更していたTorbopolsaが決めた。
Dignitas連覇、Torbopolsa4連続優勝という記録に向け、アッパーファイナルへとコマを進めることとなった。
FlipSid3 Dignitas
0-1
3-2
0-2
1-2ot
Chiefs Esports Club vs We Dem Girlz
Day1では快進撃を見せたChief ESC。この勢いを維持できるか。だが解説予想は0-4で圧倒的WDG。
見返してやれChief ESC!
会場では「oi! oi!」というコールが響く、これオーバーウォッチのワールドカップのオーストラリア戦でも見たぞ!?会場もChief ESCの味方か。
しかしDrippayのありえないクリアミスで先制を奪われる。さらにTorsosもミスで追加点。嫌な流れに。さらに2点の追加点を奪われ初戦を落とす。
2戦目。WDG、Metsanaurisのマインド・ゲームで先制。これが出るということは余裕がある証拠だ。
さらに2点を追加しWDGあっさりと王手。
3戦目。WDG、Metsanaurisが難しいタッチを見事に決め先制。
さらに残り1分45秒で追加点を奪う。
後がないChief ESCもチャンスを作るが決めきれない。残り40秒でようやくDrippayが決めて望みをつなぐ。
だが時すでに遅し。今大会初のストレートでWDGが勝利を決めた。
このレベルでは1つのタッチミスが命取りとなる。それを証明するかのような1戦となった。
Chiefs ESC We Dem Girlz
0-4
0-3
1-2
Cloud 9 vs Tainted Minds
ここからはルーザーズ。ここからは負ければ退場となる。
前の試合でChiefs ESCが負けた影響もあるのか、解説予想は4-0でC9。
筆者も自力で勝るC9と思うが、OCE勢にはがんばってほしい!
初戦まずは弱いクリアボールをC9、Tormentが決め先制。強いクリアができないとこのようなことが起きてしまう。さらにTorment追加点。
残り1分、TMもチャンスは作るが得点できずそのまま終了。
2戦目。またTormentが先制点。バックボードの跳ね返りをゴール左上隅に決めていく。この男、調子を上げているのか!?Tormentはディフェンスでも良い活躍をみせる。
しかし、そのTormentから奪い取ったボールをTM、Expressが押し込み残り1分20秒のところで同点。
だが直後にGimmickがバックボード反射を押し込み再びリード。残り20秒で再びGimmickが中に入れたボールをクリアミスでオウンゴールしてしまう。ラスト1秒でまたまたGimmickがダメ押しゴール。
C9が王手をかける。
3戦目。開始30秒でC9が2点奪い、勝利を決めに来る。
残り3分。TM、Expressが1点を返し望みをつなぐ。
だが、リスクを負って攻めたせいか、TMは敵クリアボールがそのままゴールという、やってはいけない失点でリードを広げられてしまう。
最後も無人となってしまったゴールへC9、Squishyが入れ、勝負有り。
最後にCJCJが意地の1点を返すが、そこでゲームセットとなった。
TMも決して悪くは無かったが、C9とは読みの速さ、タッチの質の差があったように見えた。結局、1勝もできずRLCSから姿を消すこととなってしまった。
Cloud 9 Tainted Minds
2-0
4-1
4-2
PSG Esports vs G2 Esports
筆者はもちろんG2推しだが、解説予想もなんと0-4でG2。
ところでそのG2のユニフォームなんだけど、JKnapsだけ赤いユニフォームなのなんで?
初戦はそのG2、JKnapsがKronoviとのピンチショット決め、そしてさらにこぼれ球を押し込み2点先制。
だがPSGもChausette45が即座に2点返し同点に。さらにドリブルからまたまたChausette45が決め逆転に成功。
しかし即座にG2、Kronoviが押し込みまたまた同点。
さらにJKnapsが決めるとChausette45取り返す。互いにゴールを奪い合う展開。
残り40秒でPSG、fruityが決めリードを奪いそのまま逃げ切り成功。5点も入ったのは今大会初ではないか?
2戦目は序盤からG2ペース。ボールはほとんどPSG陣内にある状態。その勢いのままJKnapsが先制点を奪う。
fruityが同点ゴールを決めるが、試合は再びG2ペースで進む。
JKnapsのピンチショットパスをRizzoが上手く合わせこれが決勝ゴール…かと重きや、fruityの0秒ゴールでオーバータイム突入!
そして、なんとゴールデンゴールを決めたのもfruity。なんという決定力。
3戦目。後がないG2。Kronoviがパスを後ろに流すような素晴らしいタッチで先制。さらにRizzoからのパスを綺麗に合わせ追加点。3点目はJKnapsがドリブルで抜きゴール。
PSGはFerraがこぼれ球を押し込み1点返すがここまで。
初戦からずっとG2ペースのように見えたが、ここでようやく勝ちきった。
4戦目。このまま調子に乗って行きたいG2。Rizzoが奪ったボールをそのまま自分で決めて先制。さらにJKnapsが追加点。調子が出てきたのかJKnapsはジャンプリセットを試みる余裕も出てくる。
この流れを止めに行くのはやはりこの男、fruity。1点を返す。
だが焦って前掛かりになったのか、クリアボールをRizzoが無人のゴールに決め、突き放す。
KronoviのクリアミスをChausette45に決められ嫌な流れで1点差まで詰め寄られるが、そこまで。G2の2連勝で最終戦までもつれ込む。
Day1と違い、今日はこれが初のフルセット。
流れはG2かと思いきや、序盤からPSGが良いシュートを立て続けに放つ!だがG2も素晴らしいセーブを連発しゴールを許さない。
得点なしのまま半分以上が経過。やはり最終戦は点が入らない法則があるのか?こうなると緊張感でこっちまでお腹が痛くなってくる。
そのまま残り10秒切った瞬間、決めたのはやはりfruity!!結局これが決勝点となった。
残念ながら推しチームの一つG2がここでRLCSを去ることとなった。G2はとても良かったのだが、PSG、fruityに勝利の女神が付いていたようである。
PSG Esports G2 Esports
5-4
ot3-2
1-3
2-3
1-0
Cloud 9 vs NRG Esports
初日まさかのChiefs ESCに破れたNRG。対するは今日勝ち上がってきたC9。解説予想は2-2で割れる。筆者的にNRGがこのまま終わるとは思えないのだが。
初戦はディフェンスミスをC9、Tormentが決め先制。さらにTormentシーリングショットからSquishyが押し込み追加点。いきなりNRGに暗雲が立ち込める。
GarrettGが車体の屋根で軌道を変える素晴らしいタッチで1点返す。だが最後のチャンスをあのTormentに止められ敗北。Tormentのディフェンスはやはりすごい。
2戦目はjstnのスーパーセーブで失点を免れ、代わりにFireburnerが先制を奪い、さらに追加点と良い展開。
このまま追撃の手を止めずさらに2点追加し決めにかかる。
Squishyが1点返すがそこまで。
3戦目。NRGは相手の弱いクリアを決め2点奪う。さらにGarrettGがピンチショットで上げそれを自分で押し込むという技ありゴール。
今度はTormentが相手のクリアを直接入れ1点返す。
だが残り1分を切ったところでFireburnerのパスをjstnが決め勝負有り。なんだかFireburnerの調子が上がってきているような?
王手をかけたNRG、4戦目で決められるか。
だが先制を決めたのは、ここまであまり目立たなかったC9、Gimmik。強いクリアボールがそのままゴールに吸い込まれる。
そのまま時間が過ぎていくが、残り2分を切ったところでGarrettGが同点ゴール。良いシュートではなかったが、Squishyのポジションが悪かった。
だがjstnのクリアミスをTormentが決めこれが決勝ゴール。今日2回めのフルセットとなる。
運命の最終戦。
ディフェンスのこぼれ球をGarrettGが押し込み先制…と、ここでまた配信ストップ!!こんな良いところで!!?
戻ったら同点になってる。どういうゴールかわからないがGimmikが決めたようだ。
1-1で残り30秒。やはり最終戦はあまり点が入らない。残り0秒でC9、Gimmikが逆jstnかというシュートを放つがなんとか止める。
そしてオーバータイムへ。最終戦のオーバータイムほど緊張感のあるものはない。
この重圧のなか最後に決めたのはまたもGimmik!前半やや空気だった彼だが最後に大仕事をやってくれた!
なんとこれで前回準優勝NRGはNo jstnのまま退場となってしまった。
Cloud 9 NRG Esports
2-1
1-3
1-4
2-1
ot2-1
Evil Geniuses vs PSG Esports
すでにNAの2チーム去った今、なんとしても勝っておきたいEG。
初戦、先制を奪ったのはそのEG。さらにバックボードの跳ね返りをChicagoが決め2点目。
だがその後、ボールに2人で行ったしまったためできた無人ゴールにfruityが入れ1点差。だが反撃もここまでで。EGが先勝。
インターバル中、ハンドウォーマーで手を温めるEGメンバーが映される。会場は冷えているのか?Klassuxは何かをニギニギして握力を鍛えているようにも見えたけど…。
2戦目は開始3分無得点の静かな立ち上がり。
先制はPSG。Chausette45の見事なダブルタッチのこぼれ球をFerraが押し込む。またChausette45が追加点を奪い2点差。
そのまま逃げ切りPSGが取り返した。
3戦目、ドリブルからのパスをKlassuxが決め先制するも、すぐにPSGが取り返し同点。さらにFerraが決め逆転に成功。
そのままお互いチャンスを作れず終了。PSGが先に王手をかける。
4戦目、後のないEG。だが先制はPSG。
減っていく残り時間チャンスは作るが決めきれない。だがChicagoがキーパーをデモリッシュしたところCorruptedGが放り込み同点。
だがPSGはChausette45のエアドリブルなどで2点入れ引き離す。
嫌な流れだがCorruptedGがキックオフゴールで流れを引き戻す。
すると、残り9秒でChicagoが同点ゴール!オーバータイムへもつれ込んだ。
最後はこぼれ球をパワーショットでCorruptedGで決め、ギリギリEGが追いつく!
最終戦、ゴールポストで嫌な跳ね返り方をしたところをKlassuxが見逃さず決め先制。勢いはEGか!?
刻々と減る残り時間。PSGも攻め立てるがギリギリのところで防ぐEG。PSGには勝利の女神が付いたfruityが居る。最後まで気が抜けない。
だが、勝利の女神は今回は微笑まなかった。そのまま虎の子の1点を守りきりEGが勝利!とんでもない接戦だったが、見事NA勢の望みをつないだ。
Evil Geniuses PSG Esports
2-1
0-2
1-2
ot4-3
1-0
総括
Day1であれだけ活躍したOCE勢はだが今日は振るわず。G2、NRGとNAの代表チームが破れたDay2。今回もやはりEUが勝つのか?
Dignitas連覇、Torbopolsaの4連続優勝がなるのか?止めるチームが現れるのか!?
推しチームF3、そして最後のOCE勢Chiefs ESCに期待したい。
すべては明日、明らかになる。
明日はパブリックビューイングもあるので配信トラブルだけはやめて欲しいところ。
ちなみに本日のPlayer of the DayはC9、Squishyとなった。筆者的にはfruityかTormentだと思ったけどなー。
Day2終了後のトーナメント表はこちら。