ロケットリーグ/ランクが高くなるほどゲームスピードが早くなるのはなぜ?
先日、1NEのKanraさんが面白いツイートをしていたのでご紹介しよう。
筆者の推しチームでもあるF3のKuxir97がアジアのロケットリーグについて言及したという動画である。
喋っている内容と日本語訳は以下。
Kuxが見た大会とはどれなのかが気になるところだが、基本、褒めている中で、まだ成長できる要素として指摘しているのが”少し遅い”という部分だ。
遅いと言っても車のスピードのことではない。ご存知の通り、車のスピードはプロでも我々でも一緒だ。
日本のトップレベルのプレイヤーも高ランクは早い、低ランクは遅いとよく言うのだが、これはつまりゲームスピードのことである。
判断の速さ、予測の速さ、反応の速さ、ランクが上がるにつれ、これらのスピードと正確さが高くなっていくのだ。
たとえば初めたばかりの人はこんな動きをしている。
まずボールの動きを見て、それからアクションを起こしている。
なので、ボールを追いかけるばかりのいわゆるワーワーサッカー、英語で言うなら”Ball Chaser”になってしまうわけだ。
ここから成長していくと動きも変わってくる。
ボールと他のプレイヤーを見て、次にどこへボールが行くのか予測し、先回りするようになる。
どちらが先にボールへさわれるかと言うと、後者の方になるのはご理解いただけると思う。
ランクが高くなるほど、この精度が高まる。壁でボールがどう跳ねるか、なんていう難しい動きも予測できるようになるし、味方の動きを予測してパスプレーなんかもできるようになる。
加えて、エアリアルを覚えれば高い玉に触れる、というように車体コントロールの技術も上がってくるので、いち早く難しいボールに触れるようになる。
そうするとゲームのスピードが上がってくるというワケ。
先日のLogicool G Cupで、実力差のあるゲームになると、強いチームが一方的に攻め続けるという場面があったと思う。それは強い方が常に相手より先にボールに触っているから。ゲームスピードに差がありすぎるとこうなってしまう。
って、理屈で分かってても、なかなか難しいんだよねぇこれが。
未だに壁の反射、読み間違えるもん。
ホント、奥が深いぜ、このゲームは。