すべての大会配信者は奥村茉実のCPT配信を見て震えて眠れ
以前書いた「浅井企画ゲーム部」所属、第32代ミスあきたこまちである奥村茉実、ニックネームおくむーについてもうちょっと書いておきたい。
上記の記事でも書いたが、彼女(と犬)はカプコンから公認を受けて『ストリートファイターV CAPCOM Pro Tour(CPT)』のミラー配信をしているのだ。
これがいかにすごい配信なのか、これが今回言いたいことだ。
まず長尺なこと。
大会のちょっと前から始まり、表彰式までフルでやり、おまけに振り返り配信までやる。トータルで12時間とか14時間いくこともある。
芸能人でここまでやる人いますか?って。
そしてむちゃくちゃユルい。
おそらく、世界のeスポーツ大会配信のなかでも随一のユルさだろう。
それって、褒めてるの?って言われるかもしれないが、見ていて思ったのが、こういう配信がむしろ必要なのではないか、ということだ。
ユルい配信の重要性
もちろん、アツい実況、きっちりした解説。これも重要だ。そういう本配信はありき、の話として聞いて欲しい。
しかし、野球でも中継時間なんて2時間。昔は延長もあったけど、それでも3、4時間ってとこでしょ?サッカーは基本90分。延長が30分、PKまでもつれても3時間はいかないだろう。
だが、eスポーツの大会は長いものが多い。
一試合は短いのだけど、予算の関係か、短日でやってしまわなければならないとかそういう事情があるのだろう。無論、途中で休憩は入れるにしても、10時間を超えるような大会をずっとハイテンションで見続けるのはちょっと無理だ。配信する方も当然、しんどい。
そんなあなたにオススメしたいのがこちら。「奥村茉実のゲーム配信」なわけ。
今晩もあるから、みんな一回見てくれ。
合う、合わないはあると思う。
彼女の所属するチャンネル浅井企画は以下だ。
見ての通り、CPTのミラー配信はアーカイブに残らない。振り返り配信のみだ。それを見ても雰囲気は伝わると思うが、ぜひリアルタイムで見て欲しい。
この独特のユルさを見てくれ。もちろん、こっちも配信は寝っ転がって、なんか飲み食いしながらダラダラ見る。そんな見かたで良い。
俺も最初は「なんじゃこれ」と思いながら見ていたのだが、そんな肩肘張らない見かたがだんだん癖になってしまった。なんかゲーム好きの親戚の子と見ているかのような感覚だ。
格ゲーに興味が無いわけではなかったものの、当初、日本の有名選手しかしらなかった俺が、いつの間にやら海外選手まで知るようになってしまったほどだ。
ちなみに今、一番アツい海外プレイヤーはインフェクシャスだ。理由は見れば分かる。
すべての大会にユルいミラー配信を
こんなユル配信に公認を出したカプコンさんの英断にも拍手を贈りたい。
そもそも、カプコンの偉い方が関根さんのファンらしく、そのつながりもあって関根さんが大会のゲストに呼ばれたりしていたらしい。
彼女が公認されたも関根さんの力が大きく働いたと思う。
だが、そんな特段の事情がなかったとしても、こんな感じのユルミラー配信をすべての大会で用意してくれないだろうか。
俺は以前から、初心者向けの副音声みたいなものを配信して欲しいと思っていた。
これがその一つの形じゃないかと思っている。
おくむーや犬はプロの実況解説ではないので、たまに「今あれしたのはなんで?」みたいなやり取りを視聴者とやっていたりする。これもとても良い。
一般人目線による素朴な疑問、そういうのを質問しやすい環境。気軽に答えてくれる人。これって視聴者拡大のためには必要なんじゃないかな?
ゲームによっては事前に勉強しておかないとわからない、なんてことがザラにあるもの。対戦カードゲームとかMOBAなんか、特にそうじゃないか?
ミラー配信なんて許可して本配信の視聴者が減ったらいやだ、そう考える大会主催者も多いかと思う。
だが、彼女の配信は2窓を推奨している。実際、そのほうがさらに楽しめる。だから、ユルミラー配信を公認しても本配信の視聴者は減らないんじゃないだろうか?
ユル配信から入って、本配信に移行するって人もきっと出てくるだろう。
それが裾野を広げていくことにつながらないかい?
すべての大会主催者にミラー配信の許可を、もっと寛大に出して欲しいと思っている。
もちろん、誰も彼も好き勝手にやって良いとまでは言わない。楽しい配信ができる人ならどんどん公認してはどうか?ちょっと検討して欲しい。
カッコいい本配信とユルいミラー配信、その2本立てが今後のスタンダードになってくれたら嬉しい。
ちなみに彼女、最近はCPT配信だけでなく、通常のゲーム配信も5~6時間くらいやっている。マジかよおくむー。