e日記/ダークソウル2の『もったりズバン』は演出だ!
SEKIROが発売され、たいそう話題になっている今日この頃だが、みなさんにおかれましては相変わらず死にまくっておられるであろうか?
いやー、私もね、SEKIROやりたいのはやまやまなんだが、その前に積んでるダクソ2を終わらせたいな、と。
ダクソは3から始めて、すげぇ面白いゲームだったのでダクソ2も買ってたんだけどね、どうしても倒せない敵がいて途中で詰んでたのね。
SEKIROの前に、こいつを終わらせねばならねぇ!という使命感にかられて、こないだから再開したってわけ。
ダークソウルとは、フロムソフトウェアが作ったアクションRPGの傑作シリーズである。一部に“死にゲー”と揶揄されるほどの高難易度ながら、多くのファンを持つ。
ゲームに自信ありの諸兄でも、初見クリアはほぼ不可能。
だけど、この難易度が絶妙なんだなぁ。
RPGなのでレベルアップで能力を上げる、武器強化で性能を上げる、より良い防具を身につけるなどなどの方法で、詰まったところも地道にやっていけばクリアできるようになっている。
能力アップは当然だが、敵の出現パターンや攻撃パターンを覚えることで、最初はあれほど苦労した場所も、気づけばノーダメージでいけるようになっていたりする。
これがダクソの面白さの秘訣だ。
これがダクソの”演出”だ
ところで話が変わるが、昔とあるゾンビを題材にしたFPSをプレイしたことがある。タイトルは失念してしまったが、あまり評判が良くなかったのは覚えている。
その主たる理由は、操作性の悪さにあった。例えば遠距離武器から近距離武器に切り替えるなんていう動作にも妙に時間がかかってしまう。その間に近寄ってきたゾンビの攻撃を食らってしまうってわけだ。
しかし、私はこれを”演出”だと主張していた。
「よく考えろ、ゾンビだぞ?車のエンジンがなかなかかからないみたいな、アレだよ、アレ!」
そう言っていたのだが、やっぱり評判が回復することはなかった。
ダクソのアクションも、『小気味がいい』とは言えない。
攻撃してももったりしたタメがあってズバッと切る感じ。このもったりの間に攻撃を食らってしまう。
「もったりしてないで早よ切れや!」と、なることもしばしばだ。
小気味のいいアクションならズバッズバッズバババーン!であるが、ダクソはもったりズバンだ。
だが、フロムは分かっててやっているに違いない。彼らの技術力ならもったりをなくすなんて簡単なはずだ。つまり。これは演出なのだ!
…と思う。
敵の攻撃も”もったりズバン”なんだが、もったりの間に攻撃をしても構わずスバンがくることがある。ボスなんかはほとんどそうだ。
こっちはもったり中に割り込まれるとズバンがキャンセルされちゃうのに。ズルい。
なんで最後のズバンの後に「はぁ~今の攻撃、良かったわぁ」って余韻に浸っている間だけが攻撃チャンスなんだが、ズバ、ズバン!で終わるときもあるしズバ、ズバ、ズバン!のときもあってランダムで変えてくる。ズルい。
さらに敵はもったりズバンだけでなく、いきなりズバン!の攻撃を織り交ぜてくる。ズルい。
あと、もったりズバ、ズバ、ズバン!ともったりズバ、ズバ、ためて〜ズバン!も混ぜてきてタイミングをずらしてくる。ズルい。
ためて〜の時にうっかりローリングなんて入れちゃうと、回避先を追尾してきてズバンが当たってしまう。こっちは相手が移動しても追尾できないのに。ズルい。
それから、攻撃を食らうと格ゲーで言うピヨり状態になってしまうことがある。この間、入力は受け付けない。慌ててボタン連打とかしてると、相手がもったりに入ってるのにのんびりエスト瓶飲んじゃったりする。「オイ!もったりの間に避けろ!飲んでんじゃねぇ!」ってなる。ズルい。
小気味のいいアクションなら、攻撃を食らった時は点滅して無敵状態になったりするし、回復のキャンセルなんかもできるようにするはずだ。
だけど、それをやっちゃあ、ダクソじゃないわけよ。
なんか、文句言ってるみたいに見えるかもしれない。確かにイラッとくることもある。
だけど、このままならない感じがダクソの面白さなんだよねぇ。
そんな感じで人を選ぶゲームではあるけど、もったりズバン系では最高傑作だと思うので是非一度やってみてほしい。
いや、他にあるのか知らんけど。
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