4強決定!『全国高校eスポーツ選手権』ロケットリーグ部門オンライン予選2日目観戦記
12月24日(月)『全国高校eスポーツ選手権』ロケットリーグ部門オフライン予選の2日目が行われた。
前日の予選でベスト8まで決定しており、この日勝利したベスト4チームが2019年3月23日(土)に行われるオフライン決勝大会へ進出という大事な一戦となる。
最初にメインMC、OooDa様とケイン・コスギさん、そしてアナリストとしてYuhiさんが登場。
ケインさんは「天井シュート練習中」という興味深い一言をおっしゃっていた。ということは…ロケリをプレイしたのか!?良いぞ!!配信もよろしくおねがいします!!
ぶっちゃけ初心者がシーリングショットなんてやる必要は無いんだが、ま、最初はやりたいことをやればいい。楽しくやるのが一番。
沼にハマったら、自然と基礎から練習するべきと気付くはずである。側にいるロケリ勢、上手いこと沼に引きずり込むんだ!
第1試合 Aブロック N高 御茶ノ水(東京) VS 横浜清風(神奈川)
まずは初戦、N高 御茶ノ水(東京)”Royal Sweet Campers” 対 横浜清風(神奈川)”Charlotte”から。
名前を変えて登録していたので知らなかったのだけど、清風にはJustice ESPのあの選手がいるとのこと。そりゃ優勝候補じゃないの。
N高はあの話題になったネット高校。イメージ的にはゲームに強そうな高校である。1名が経験者で毎日3時間の練習をしてきたとの情報。
初戦、清風は2点を先取。エースmilla選手でなく、Toki選手とpopiaki選手の得点だったのが興味深い。もちろんmilla選手がチャンスを多く作っていたが、2人もかなりできるのではないか!?結局、最後に2点の追加点を入れ清風”Charlotte”が逃げ切り。
2戦目、先制はN高。序盤から清風がチャンスを作っていたが、一瞬の隙をついた。milla選手が空中技で作り出したチャンスをpopiaki選手が押し込み同点、さらにmilla選手エアリアルバンプで逆転と清風エースが個人技を見せはじめる。N高はすぐ追いつくも、清風の猛攻を受け4失点。結局2-6で清風”Charlotte”が連勝で決勝大会進出を決めた。
milla選手の突出した技術はあったが、チームメイトも良い動きをみせ、個人技、チームワークとも清風が上回っていたと思う。N高”Royal Sweet Campers”も必死のディフェンスをみせたが、ああ攻め続けられると守りきれるものではない。特に残り1分あたりから立て続けに失点していたのが良くなかった。これはN高の集中力が切れてしまったのだろうか。それとも清風がスロースターターなのだろうか。
第2試合 Bブロック 八丈(東京) VS 阿南高専(徳島)
続いて八丈(東京) ”AstroJr.” 対 阿南高専(徳島) ”Kamase dogs”の一戦。
四国代表阿南はチーム名Kamase dogsがケインさんのツボに入ったらしく、なぜか前日から推されている。リーダー以外は完全初心者とのこと。
こんぼう選手、ひのきのぼう選手、どうのつるぎ選手という特徴的な名前の阿南、どうのつるぎ選手が一番強そうなのだが、実は経験者はこんぼう選手だそうだ。
対する八丈は東京と言っても八丈島で、島で唯一の高校らしい。失礼ながらインターネット繋がってるんだろうか…?チームを引っ張るのは、ロケリ大会でも良くお見かけするSor選手。
試合が始まってみると、両チームともエースの力がズバ抜けている印象。お互い、ディフェンス、オフェンス両面で大活躍。ここで八丈の選手がこんぼう選手をバンプで阻害する動きにでる。エースが抜けているならそれを潰せば良いという作戦のようだ。
しかし、こんぼう選手を止めきれず、同選手ハットトリックの1-3で初戦は阿南 ”Kamase dogs”が先取。
2戦目、どうのつるぎ選手がバンプでキーパーを邪魔した隙きを突いてこんぼう選手が先制点。阿南もエースをバンプで狙う作戦にでたのか?!
だが八丈TBC選手がほぼマンマークで阿南こんぼう選手を狙い続けるという極端なエース潰し作戦にでてきた。とくにゴール内に押し込んだ隙にSor選手が決めたシーンは良かった。これが功を奏し、八丈が2-1で2戦目を取り返す。
思えば本日はじめての第3試合。
なんだかバンプ合戦の様相を呈してきたが、お互いのエースが活躍し、2-3で阿南がリード。そのまま終了かと思いきや、八丈Sor選手がブザービーター!オーバータイムに突入!この展開は今日イチの熱さだった。
だが最後はこんぼう選手のショットがSor選手に当たって入るという不運なゴールで阿南”Kamase dogs”が勝利となった。
この対戦は、本日一番の接戦だったように思う。
バンプが有効なテクニックであることを証明したが、これほど極端になるとあんまりさわやかじゃないなぁ。高校生の大会だってことを意識してほしいもの。それに、エースに頼り切りでは今後勝つのは厳しくなってくるぞ。まぁあと3ヶ月ある、みんな練習しよう!
第3試合 Cブロック 沖縄高専(沖縄) VS 佐賀県立鹿島(佐賀)
続いて3戦目。沖縄高専(沖縄) ”Tactical air swingers” 対 佐賀県立鹿島(佐賀)”OLPiXと愉快な仲間たち”の一戦。
全員、大会発表後から始めた初心者という沖縄高専と、半数以上が初心者という佐賀県立鹿島の一戦。
経験者の多い鹿島が有利かと思われたが、初戦からオーバータイムという接戦。本当に全員初心者なのか!?伸びるの早すぎないか?沖縄高専!
だが、最後は鹿島DORA選手が決め、先勝する。
しかし、2戦目は鹿島が大量得点を奪う。
やはり経験者OLPiX選手とRon-nex選手の力が抜けているように見えた。
結局0-7という大差で鹿島”OLPiXと愉快な仲間たち”が連勝し、ベスト4となった。
第4試合 Dブロック 釧路高専(北海道) VS 鶴崎工業(大分)
最後の試合は釧路高専(北海道)”Vtuberすこすこ隊” 対 鶴崎工業(大分)”雷切”。
Vtuberし…すこすこ隊は一人が経験者。雷切は全員初心者という。ん?全員初心者?ホントか?昨日シーリングショット決めてなかったか?
初戦、雷切のAroDra選手が攻守に渡り活躍している印象。3点連続で決め、有利に進める。釧路高専は、よつば選手が1点返すが、GORIRA選手のバンプが決まった隙にAroDra選手が決め、さらにAroDra選手ドリブルで抜いて決めて雷切追加点。さらに点を決め結局1-6で 鶴崎工業”雷切”が勝利。全ての点をAroDra選手が奪うという活躍。
王手を掛けた雷切、釧路高専よつば選手に先制されるもAroDra選手がすぐさま取り返す。続けて追加点を奪い1-2で終了。鶴崎工業”雷切”がベスト4となった。エースAroDra選手へのマークを強くしたのか、初戦と比べて締まった試合となったが、それでも押さえきることはできなかったようだ。
やはり雷切AroDra選手の力が突出していたように見えた。ただ、釧路高専”Vtuberすこすこ隊”は全員1年生ということで、まだまだこれからに期待できる。頑張れ!
結果
オフライン決勝大会へ駒を進めたベスト4チームのキャプテンのコメントが発表されている。
見ていると、各チームともエースが引っ張っている印象を受けた。だが、横浜清風はエース以外の2人もよく動けていたし、佐賀県立鹿島は2枚看板が居たので、この2チームが強そうな気がする。
ただ、あくまでそれは現時点での話。
全員初心者ですっていうチームがあれだけ動けるんだから、高校生たちの成長スピード半端無い!あと3ヶ月もあったら、どうなっているのかまったく読めないぞ!
幕張メッセで行われるオフライン決勝大会が今から待ち遠しい!
そして、前日の配信に乗らなかった試合も、来年1月末には全試合公開されるそうなので、関係者の皆様、お楽しみに。
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