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確かに問題が多かったALGSだけど、過去見たなかでは一番面白い大会だった!

いやー、FNATICおめでとう!

日本の強さを見せてくれたね。
そんな7月8日から7月11日にかけて行われたApex Legendsの世界大会、『Apex Legends Global Series Year 2 Championship』の感想を今更ながら書いてみたいと思う。

わたしもApex Legendsの大会はなるべく見るようにしているけど、過去見た中で一番面白い大会だった。

良いところも多かったけど、問題点も多かった。
ざっと思いつくことを書いてみよう。

長い

いや、なげーよ!

一日何時間やんだよ! 実況も解説も見る方も、なにより選手が大変だよ!
日数を増やすか、試合数を減らすかしたほうがいい。

一日増やすごとに予算がいくらかかるか、それを知らずに無責任なことを言うようだけどさ。その負担を選手にかけちゃうのはどうかと思う。

同接数は多かったんだし、スポンサーを増やすことはできないかな?

Withコロナ

まぁCOVID-19は防ごうと思って防げるものではないのでしょうがない。
だが対応が甘いとかいう批判を受けてもしょうがないと思う。
運営に対してフォローはあとでするとして、ダメだったのがアナウンス。まず出すのが遅いよ。

そして説明が画像。内容も伝わりにくい。あまりに不親切である。これじゃ言われてもしゃーない。

カメラワークが……

これは難しいのはわかる。
ただ、キルログで面白そうなシーンを逃してるな、と思うことは多々あった。
APACチームが映る場面も少ない。
PULVEREXが映るとあんだけ盛り上がんだから空気読もうよ。

多数のチームが同時に戦うというバトロワの難しさはわかるんだけど、それにしても同じチームばっかり集中して映しすぎな気がした。

別室で参加の難しさ

あまりにコロナ感染者が多かったため、DUOで参加のチームが多かったのは残念だった。
これに対し、別室で隔離すれば参加できるのでは? という意見もあった。実際、VALORANTではそういう対応もあったらしい。

ちょっと運営フォローになるけど、それはApex Legendsにおいては難しいと思う。

まずVALORANTは一試合につき2チーム、10人での戦いだ。仮に全員が感染したとしても用意すべき部屋は10室である。対してApex Legendsは60人。全員分の別室を用意するのは不可能だろう。部屋代、その部屋につけるスタッフ代、機材代、かかる費用を計算しなくても、厳しいのはわかる。
仮に10室だけ用意してもそれ以上に感染者が出たらどうする? あるチームは別室を使えるのにあるチームはDUOで、となったらそれこそ不公平だろう。

運営が言う公平さを保つため、というのはこういうことだろう。ちゃんと言えばいいのに、総じて運営の説明が足りんのよ。

有観客はやっぱり良い

eスポーツなんてどうせ画面見るだけなんだから配信で見たって一緒じゃん、という意見がある。

だがこれはリアルスポーツでも同じだ。実際、観戦に行ったことのある人ならお分かりと思うが、よほどいい席で無い限り、スタジアムでも大型ビジョンを見たほうがわかりやすい。

だけど実際に現地で見たほうが面白いんだよ。それが何故かということは以前書いた。

これがよく分かる大会だった。やっぱ有観客よ。

Apex Legendsはやっぱり面白い

このゲーム、やっぱ面白いよ。

十分、流行っているけど、運営がもったいないことしてるよ。競技シーンももっと盛り上げられるはず。

新キャラ、新マップ、新武器、そういうのは良いからサーバーを安定させよう。

競技、ランク用の安定版と新要素をいち早く遊べるカジュアル版に分けたらどうか?
アップデートで競技シーンが混乱するとか、逆にそれを防ぐためにアップデートを遅らすとか、そういうことはなくなるだろう。

もはやどこの国とか関係なくない?

4位のFNATICも本来はロンドンを拠点に2004年に設立されたeスポーツチーム。日本のチームであるZETA DIVISIONも中身はロシア人とベラルーシ人だった。Apex Legends以外でもTSM FTXには渋谷ハル氏が加入している。

このように、もはやゲーミングチームは国とか地域とかそういうくくりではなくなってきている。

ZETA DIVISIONのVCT3位も、日本のチームだからすごかった。NORTHEPTIONは韓国人がいるから、みたいな人もいるが、今どき古い考えだと思う。

これからはどこのチームか、というより好きなスタイルのチームを応援する時代なんじゃないかな、と思った。


時間もないので取止めもなく思いつくことを書きなぐったが、なんでこの大会が面白かったかって言うと、DUOでも踏ん張ったチームのおかげだったり、やっぱりキルムーブが多かったから、じゃないかと思う。

とくに、いち早くマッチポイントに達したにもかかわらず攻めの姿勢を継続したFuriaを称賛したい。見てない人は是非、以下で。

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