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ロケットリーグコミュニティをもっと大きくしたい / 天国のすーもさんに捧ぐ
昨日(2019-10-3)、Kanraさんが以下のようなツイートをした。
すーもさんが亡くなられました。
— Kanra (@kanrany) October 3, 2019
Read: https://t.co/sdmYeDRTRk
詳しくはリンク先を読んでいただきたいが、日本ロケットリーグ界の偉大な功労者、すーもさんが急逝されたということが書いてある。
このちょっと前、ツイートを見ていたらOLPiXさんが珍しくnoteを書いていた。
彼とすーもさんはよくTwitterでも絡んでいたので仲が良いことは知っていた。それゆえの普段からの感謝を書いたのだと思ったが「これじゃまるですーもさんが死んだみたいじゃないかどうしたww」ってのが一読した時の感想だった。
だが、すでにこの時いやな予感はあった。
ここ数日、すーもさんのツイートを見ていないような気がしていた。
私も全てのツイートを追いきれているわけではないにしろ、彼女は毎日、多数のツイートをするので、一つも目にしていないのはおかしい。
そしてたどり着いたのが最初のKanraさんのツイートである。
正直、いまだに信じられないし、混乱している。何か書かねばと思いnoteを開いたが何を書いて良いかわからない。
とりあえずは私とすーもさんの思い出を思い出せるだけ書いていきたい。
すーもさんとの思い出
すーもさんといえば私が14回配信した「ロケットーーク」というロケリの話題で喋るトーク配信の記念すべき第一回のゲストである。
私がすーもさんとTwiterで絡みだしたのはこの少し前。
この企画を思いついた私は、知り合ったばかりだと言うのに彼女にいきなりDMを送った。今年、1月11日のことだ。
この日の夜、あの配信をやったのだ。見切り発車も良いところであるが、よくすーもさんは受けてくれたものだ。
お試し配信であったが、意外に好評を頂いたため、この後14回も配信することができた。
もしこの時すーもさんが断っていたら、その後の配信も無かっただろう。
その最後となった『RLCS7優勝予想スペシャル』にもご出演いただいた。
プレイヤーとして名を馳せた3人にすーもさんを加えたのは、彼女の海外プレイヤーに対する愛と知識の豊富さゆえである。
もし次回のシーズン8でもやってくれ、というリクエストがあったなら、まっさきに彼女に声をかけていただろう。
よく勘違いされている方がいらっしゃるのだが、
Rocket League JAPAN Event Calendarは私でなく、すーもさんが作ってくれたものだ。
Kanraさんも色々手伝ってもらったと書いていたが、本当にロケリ日本コミュニティの縁の下の力持ちのような人だった。
海外の大会は彼女が圧倒的に詳しかったため、海外大会の更新は彼女がやってくれていた。
今後、私は更新しないと思う。もし引き継ぎたいという方がいらっしゃったら私の管理者権限をお渡しするのでご一報ください。
すーもさんと海外ロケリシーン
多数の海外プレイヤーを応援する彼女だが、その内の一人、オーストラリアのプレイヤーであるCJCJに今回の件を伝えたところ、なんと返事をいただけたので公開したい。
Message from @CJCJ_RL to @Sooh_Mo
— 現八(gen8tatari) (@gen8kasuga) October 3, 2019
Thank you, CJCJ.
「悲しい知らせを聞き、心を悼めています。悲しみにくれるご家族とご友人すべてに私の愛と思いを送ります。彼女は幸せと喜びに満ち、皆は彼女の存在を恋しく思うでしょう。いつも私を支えてくれてありがとう。天国で安らかに眠れますように」 pic.twitter.com/nBsEAkIhrU
彼はすーもさんが特に熱心に応援する選手だった。
もし彼女が喜んでくれたら幸いである。
そんな彼女は海外の大会に日本チームが参加することを常に望んでいた。それが叶ったのが、先のDreamhack Montrealである。
アジアを代表し1NEが参戦、先ほどのKanraさん、そして日本トッププレイヤーのReaLizeさん、マレーシアのMistyという混成チームだ。
結果は惜しくも敗退ではあったものの、名だたる海外プレイヤーに混ざって写真を撮ったりする彼らに、彼女も喜んでいたと思う。
そして、すでにご紹介しているが、来年7月には日本で『Intel World Open』が開催される。
なんと、これには開催地枠として、日本チームの参戦が確定しているのだ。
またしても海外トップと戦うチャンスなのである。
当然ながら、すーもさんはこの大会を最も楽しみにしていた一人だ。
なのになぜ今なのか。
来年まで待ってくれてもいいじゃないか。
せめてこの大会の終了翌日まで待ってくれよふざけんな!
私の死生観
この機会だから書くが、実は私も一度、死にかけたことがある。
私はUT2K4を最後に、一度ゲームを引退している。最後のゲームがそれなのだから2004年頃の話だろう。
理由はざっくり言うならリアルを充実させるため、だ。
そのため私はガムシャラに働いた。どれくらいかというと、一日12から14時間の労働を週7でやっていた。休みは月3日くらいだ。
そんな生活を10年ほど送っていた。
そうしたら体がぶっ壊れたのだ。
死を目前にして私が思ったのは、死んだら意味がないということだ。
死んで財を残してもしょうがないんだよ。名を残しても意味がない。
死んだら無なんだよ。
それを悟った時、私は生きるために最低限の仕事しかしなくなった。
要らない荷物は捨て、身軽になった。
酒と煙草は辞め、運動するようになった。
そして余った時間で好きなことをやろうと考えた。
そして、ゲームに復帰した。
今から5年ほど前のことだ。
誰しもにこんな生き方を勧めるわけではない。
家族のため仕事に命をかけられるならそれもまた良し。というか、その方が普通だろう。
だが気をつけてくれ。以前よく流れてきた言葉「死ぬ気でやれよ死なないから」ってやつ。
あれは嘘だよ。死ぬ気でやったら人は死ぬ。意外なほどあっさり人は死ぬ。
適度に力を抜いて、好きなことをやってほしい。
今、死ぬとしたらその瞬間。貴方は後悔するだろうか?こんなところで死にたくねぇと思うだろうか?
以前の私はそうだった。
今の私だったら「ここで終わりか。糞みたいな人生だったけど、最後の方はまぁまぁ面白かったぜ」くらいには思える。
人生それくらいがいい。
最後に
すーもさんとは親しいと言えるほどの関係ではなかったが、たくさん、お世話になった方だった。
ロケリの国内外の大会、有名プレイヤーの配信には必ずと言っていいほどいて、コメントで盛り上げてくれていた。
ロケリ界は大変、偉大な人を失ってしまった。
改めて哀悼の意を表します。
『Intel World Open』に誰が出場できるかはまだ不明だが、すーもさんが喜ぶような結果が出せるよう、私も最大限のサポートをしていきたい。
私は今後、活動を外に広げていって、ロケリコミュニティを大きくしていきたい、そう思っています。賛同していただける方、ぜひご協力をおねがいします。
※なお、以前よりお伝えしていた「Alienwareの開封の儀配信」は喪に服し中止とさせていただきます。ご了承ください。
その代わり、すーもさんが出演された第一回ロケットーークを再配信します。
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