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貴方は「敵に塩を送る」の意味を正しく理解できていますか?

今月のeスポーツ平和党の標語は「チーターは 一等国の 恥晒し!」とさせていただきました。

サークル6月標語

さて、今回は今月の締めくくりとして、まだ少し説明が足りないスポイルスポートについてもう少々書いてみたいと思います。

話は飛びますが、皆さんは「敵に塩を送る」という言葉を聞いたことがありますか? 有名な言葉ですので、ほとんどの方が聞いたことがあると思います。

では、あらためてその意味はなんでしょう?

goo国語辞典には以下のように書いてあります。

敵の弱みにつけこまず、逆にその苦境から救う。

おそらく、大体の方がこのように理解していると思います。たとえ敵であっても苦しんでいるのなら助けるべき、そんな困ったときはお互い様、のような感じではないでしょうか?

ですが、私はこの意味はちょっと違うと思っています。

それ以前に、これが史実ではないという指摘もありますが、今回はその点は論じません。あったこととします。

ではどういう意味なのでしょうか?

そもそもなぜこの話を持ち出したのかというと、この点にスポイルスポートについての本質が隠されている気がするのです。

スポイルスポートについて、そして遊びとはなにかについて私が参考にしているのはホイジンガ著のホモ・ルーデンスです。

歴史や言語、民俗学とさまざまな見地から遊びとはなにかを考える内容です。より詳しく知りたい方は是非。

この本の中に小児病なる話がでてきて、それは遊びとは関係がないのですが、現代にも通づるものがあり、とても興味深いです。今回の内容ともまったく関係がないので省きますが、おすすめです。

その20年後。それを批判的に引き継いだと言われるのがカイヨウの遊びと人間です。

この中で遊びを4つの要素、「競争(アゴン)」「運(アレア)」「模擬(ミミクリ)」「眩暈(イリンクス)」に分類し、解説しています。(noteのある記事でホイジンガと書かれていましたが、じつはカイヨウです)

こちらも面白く、特に私が以前からeスポーツはオンラインでもできるけれど、オフラインでやるべき、と言ってきたその理由があります。それについてはまた機会があれば書きたいと思います。

それと最近なにかと話題のゲーム依存症についてもこの中で大変に興味深いことが書かれています。WHOのみなさんにも是非読んでいただきたいですね。

話を元にもどしましょう。では、敵に塩を送るの正しい意味とはなんでしょうか?

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