洗う習慣を変える。「セラクレンズ」にかける想い。
こんにちは、MIULEのセラクレンズを開発した植村です。今回はセラクレンズを作るに至った想いなどを書いてみました。
MIULEのコンセプトは “ 習慣を考える ”
元々は化粧品メーカーを作るつもりだった
私はオーガニック、ナチュラルコスメ専門の化粧品メーカー出身で、スキンケアやメイク、ヘアケアなどのR&Dから処方開発、商品開発・製造をしていました。
その後、夢であった独立をし、現在はプログラミングをゼロから勉強し、化粧品業界に特化したBtoBのオンライン展示会サイトを開発、運営しています。2020年の12月に会社を設立したばかりのITベンチャーです。
現在は色々ありまして、ITベンチャー企業を経営していますが、そもそも独立した当初は、プロダクトを作って化粧品メーカーを作るつもりでした。
メーカー勤務時代にある美容理論にたどり着いて、それを元に商品を作れば面白いのではないかということをずっと考えていました。しかしながら、最初からブランドを作るのはコストも高く、リスクが高く、もうひとつ好きだったITの仕事から始め、いつか商品作りができれば良いかなぐらいに考えていました。
それがひょんなきっかけから、今回化粧品を作って出してみるということに挑戦してみました。
僕が行き着いた(構想7年ぐらい?)ひとつの理論
元々、私が化粧品メーカーの開発職として勤務時代に行き着いた理論のひとつが、洗いすぎによる肌荒れを起こしている人がこの世にはたくさんいるのではないか?ということでした。もっと大きく言うと日々の習慣に山ほど落とし穴やヒントがあるんじゃないかという考えです。
元々私は、子供の頃からアトピー持ちで小さい頃からずっと肌には悩まされ続けました。大学生になって若干引いたものの、一部は残った状態で、社会人になっても良くなったり、悪化したりを繰り返し完治には至りませんでした。薬を何を塗っても完治しない、これと一生付きあわないといけないのかと思うのはアトピー持ちあるあるだと思います。
そんな時にふと、肌荒れやアレルギーの原因は何だろうか?そもそも医学も科学が発展していっているのに、未だにアレルギーの人口が増えているの原因は何だろうか?と考えはじめました。
昔は少なかったと言われるアトピーやアレルギー、でも今では増え続けている。この難しい問いは今のところ誰も答えることができません。これは科学や医学が発展したことではなく、生活習慣が変わったこと、ライフスタイルが変わったことに起因しているのではないかという仮説が自分の中でのひとつの答えです。。
色々考えた挙句に至った答えのひとつが、生活の中での洗いすぎという視点です。実際はもっとあるのですが、あくまでここでは分かりやすいようにひとつの視点で書きます。
実際に自分で洗いすぎという視点に立って、様々な生活習慣を変えてみたところ、今までにないぐらい肌の調子がよくなりました。
その時に何かを塗って治すという観点から、生活の中で根本原因を見つける、その根本原因の多くは生活習慣の中に隠れているという風に思うようになりました。しかも、その生活習慣はあまりにも普通すぎて、私を含めて多くの人が、全く気がつかないことが多いというのも分かりました。
習慣化されたものに気づかなかった私の例
例えば、私の場合こういうこともありました。ある時期に体中が痒くなり、乾燥がひどい状態がありました。何を塗ろうが乾燥が止まず、とにかく毎日、毎年冬になると体中が乾燥で痒いのです。
で、実際のオチはなんだったのかというと服の素材でした。いわゆる発熱素材で冬に着る下着が原因でした。こういったものの中には汗を利用して発熱させるものが多く、それが乾燥を招いていました。
たった服を変えるだけでこれも改善しました。これも服って毎日着ますし、素材が肌の感想を招いているというのになかなか気づくことができませんでした。でも、よくよく考えると服は常に肌に接しており、最も体に影響を与えるもののひとつであることは否めません。
もちろん僕の体質もありますが、肌着類は全部天然素材に変えてから体部分はあれだけ苦労したにも関わらず、今は乾燥知らず、肌トラブル知らずになりました。
これはあくまで私の経験で、みんなに当てはまる訳ではありません。しかし、ここに挙げたものは一例ですが、本当にひとつひとつの習慣が自分の体を作っているだと思います。
とにかく人は何かトラブルが起こった時に、モノで何とかしようとしがちではないでしょうか?実際はそうではないアプローチがたくさんあるのです。
ここで自分なりに分かったことがあります
これが分かった時に何かを塗って何とかしようとするだけの商品開発ではできないことがたくさんあるのだと気づきました。そこから、これまでの自分の商品開発方法や何を作るべきなのかを改めました。ここが自分のブランドを作るに至った考えの原点になります。
おそらく両方大事なのですが、自分に足りなかったのは圧倒的に後者の視点でした。そして同じような方が多くいらっしゃるのではないかという僕の予測です。
分かりやすくいうと
ということです。このあたりの考えをブランドや商品に込めたいという想いがありました。
そう考えたときに、まず取り組みたいと思ったのが、洗いすぎという現代の課題、洗うという習慣に着目した商品をまず出してみたいと考えていました。実際に今回の商品とは違いますが、もう7-8年前にはこのコンセプトで試作品を作り、仲の良い人何人かに試してもらってもいました。
そんなこともあり、SNSで知ったオイル洗顔というのは、自分が過去に作っていたものとかなり近い商品でしたし、コンセプトもかなり近いものでした。
オイル洗顔はなぜ化粧品の処方開発者の目に留まるのか
ここでオイル洗顔について少し書きたいと思いますオイル洗顔は、とにかく様々な化粧品メーカーの研究開発者の方が肯定的に捉えているように思います。
今のところSNSであまり否定的な意見を目にしておらず、肯定的な意見が多いように思います。(もちろんゼロではありません)
あくまで私目線ですが、一度でもクレンジングを作ったことがある人であれば、メイクを落とす重要な要素は界面活性剤ではなく、オイルの種類やメイクとオイルの相性で決まるというのは周知の事実ですし、原料メーカーを含め、どのオイルがメイクと相性がよく、効率的に落とせるのかをよく知っており、自分の腕にメイクをつけて、オイルを落として、ティッシュで拭き取るというオイル洗顔と全く同じ方法を実験で誰しもがやっていると思います。その意味で全く抵抗がありません。
また、クレンジング剤などはいかに界面活性剤の配合量を減らすか、負担なくメイクを落とせるのかを検討するのが普通です。
オイルでメイクで落とし、普通ならクレンジング後メイクオフを水でやる界面活性剤の役割をティッシュオフでやるというやり方は、いつも実験でやっているそのまんまで良かったのかという発見でもあったと思います。
これももので何とかしようとする開発以外のものが他にもあるんだということのひとつのいい例だと思います。
オイル洗顔は万能な薬ではない
オイル洗顔をやって、良かった人、合わなかった人のレビューをこれまでたくさん見てきました。とにかく美容はこれが正しい、これが間違ってるみたいな短絡的な答え残念ながらありません。
全ての人が違う肌を持ち、違う環境や生活をしている時点で、何かひとつの物が魔法であるはずがありません。オイル洗顔ももちろんそのひとつだと思っています。
劇的に良かったという人はおそらく洗う習慣にものすごく変化があったのだと思います。一方で合わなかったという場合の判断はすごく難しいです。
ただ、自分の中で常に思っているのは、オイル洗顔に限らず、何かが合わなかった場合、何が原因なのかはその人の生活全てを見てみないと正直全く分からないという点です。それはつけたものかもしれないし、やり方かもしれないし、メイクとの相性かもしれないし、食事かもしれないし、洗う回数かもしれないし、仕事のストレスかもしれません。
また、短期的に合わなかったのか、長期間使って合わなかったのかでも回答が変わってきます。とにかく自分にあったやり方や方法を追求するしかないと思っています。
オイル洗顔はこれからだと思っている
正直なことを言うとオイル洗顔の分野はこれからだと思っています。なぜならこちらのnoteでも記載しましたが、歴史はあるのに自分が考えるにこれまでほとんど進化していないからです。
また、方法も含めてみんなが知っているわけでもありませんし、普及にはほど遠いとは思っています。
私が初めて知った時はYoutubeでも動画を上げましたが(現在削除しました)、面白い美容法であるとともに、改良すべき点が山ほどあるように思えました。
それを、今回のプロジェクトでは自分が考える改良点を詰め込みましたが、おそらく今後もたくさんの改良点が見えてくるように思います。
今後たくさんの方にレビューしてもらい、どんどんと改良していきたいと思っていますが、そのためにもみなさんのお力が必要です。ぜひ応援お願いいたします。
このクレンジングでも、洗顔でもない第3の洗う選択肢としてのオイル洗顔を広める一人になってみませんか?
やり方自身も新しいので、自分流みたいなものをどんどん発見してもらいたいとも思っています。
クレンジングや洗顔は、落とし過ぎと与えすぎの狭間に答えはある
おそらくですが、どのクレンジング方法や洗顔方法が良いのかの答えを一言で表そうとすると
と今のところ考えています。落とすや洗うという行為はどうしても汚れとともに自分の大切な皮脂や保湿因子も落としてしまいます。その負担をいかに減らすか、またその後に保湿をすると思うのですが、それをいかに与えすぎずに自分に合ったもの、量にするかがとても大事なことだと考えています。
本当に落とすという行為は考えることが多く非常に難しいと思いますし、またそれは、クレンジングや洗顔だけに目を向けることではないと考えています。
生活の中でもう少し洗うという意味、習慣という意味で、広く捉えてほしいのです。なぜならそれ以外に肌に影響することを実際は多くしているからです。
それがMIULEのコンセプトである習慣自体を考えるという意味です。
このプロジェクトを通して叶えたいこととしては
です。よろしければ応援お願いいたします
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