「子」がつく名前はいつ消えた!?子供の名前ランキングを100年分追ってみたら意外なトレンドがみえてきた
子供の名前のトレンドって変わりましたよね。
私(アラフォー)の高校時代のクラスメイトなんかは女性は「〜子」みたいな名前が多かったのですが、娘の保育園の子供たちを見てもそんな名前の子はぜんぜん見かけません。
いつから変わったんだろう…
ということで今回は「子供の名前ランキング」を1915年から2020年までのランキングチャートにしてみました。
さっそく見てみましょう!ランキンキュー!(ランク王国風に)
幸子・和子から裕子の時代に。「子」がつく名前は85年まで?
まず1915年を見ると、キヨ、ハルという今では珍しいカタカナの名前がランクイン。
しかし1920年にはほぼ漢字の名前になっているのでカタカナの流れはここで終わりのようです。ちなみに「鬼滅の刃」の時代設定もこの辺とか。
続いて1925年から1950年まで25年間、和子・幸子がトップに君臨しています。昭和初期は和子幸子の黄金時代と言えそうですね。
そこへ洋子がジワリジワリと順位を上げて1955年に逆転トップに。しかしそれも長くは続かず、5年後には8位、10年後には圏外へ。
1955年、昭和中期からは裕子が伸びてきます。トップはとれなかったものの1985年まで30年もの間ロングラン。
そして裕子の衰退と共に「子」のつく名前はランキングから姿を消していきます。
その後はトップは愛→美咲→さくら→陽菜と5〜10年周期くらいでトレンドが移り変わっているようにみえます。インターネットの普及とともに名前も多様化してきているのかもしれません。
続いて男性も見てみます。
トレンドは漢字1文字→2文字へ。1文字ブーム再来あるか!?
昭和の中盤までは一郎、浩二、三郎など、数字の入った名前が多くみられますね。
昔の男性は生まれた順番がより重要視されていたのかなと思いました。炭治郎も長男にこだわってたし。
面白いと思ったのは名前の文字数です。
昭和中期くらいまでは清、誠、浩とか漢字一文字が多いのですが、昭和後期以降は大輔、直樹、拓也みたいな漢字二文字が増えています。
次のグラフは、ベスト10における漢字一文字と漢字二文字の比率を5年周期で見たものですが、明らかにトレンドが逆転していることがわかります。
ここで注目したいのが2020年で、漢字一文字族が再度逆転しています。トレンドは繰り返すと考えると、今後数十年間は漢字一文字族の時代が続くのではないかと推測します(根拠なし笑)。
まとめ
明治安田生命さんのHPを見るだけでも十分楽しいのですが、ランキングチャートにすることでより想像が膨らみますね。
グラフをじっと見つめていると「その時代を生きた人がいるんだよなぁ」とか「死んだばあちゃんも昔は赤ちゃんだったんだよぁ」とかなんとも不思議な気持ちになりました。
今の子供たちの名前も、100年後には古風な名前と言われているのかもしれません。
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