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カラスの弔い

道路に
車に跳ねられて死んでる動物の亡き骸がある。
それを狙って 
電線に20羽以上のカラスがいる。

車の流れが途絶えた瞬間を狙って
啄む勇気ある輩がいる。

良かった。
カラスが弔ってくれている。
私は手を合わす。


鳥獣葬を望む私は
ふと、自分の亡き骸が山に捨てられ
動物や鳥や虫たちが
私を喰いつくしているところを想像する。

大地と一体になって
啄まれているその時やっと
「ああ、生きていて良かった」と
感じられるだろう。

カラス達ありがとう。
どうか彼をよろしくお願いします。

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