ジェムストーンパートナーズ合同会社

ご訪問ありがとうございます。普段、日本企業と機関投資家をつなぐ仕事をしています。外国人投資家とのコミュニケーションの切り口から見た、世の中のいろんな事象について「深く考える」場所にしたいと思います。宜しければフォローして頂けると嬉しいです。

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最近の記事

いわゆる"DX"は和製英語。英語ではDigital Transformation (DT)です。どう違うの?

日本企業の決算も終盤に近づいてきました。決算説明資料では、"DX"という言葉が必ずと言って良いほど出てきます。今日はこの単語にフォーカスを当ててみます。DXは、実は和製英語と言って良いと思います。日本語のDXの定義は、デジタル化について、英語より広義で包括的な意味を持つと思うからです。英語はDigital Transforamtaionと言いますが、日本語のDXとどう違うのでしょうか。 英語では、以下のように細分化されています。 ・Digitaizationは、運転免許証を

    • 「悲惨指数」から読み解く日本の実態経済と今後のIR戦略(前編)

      唐突ですが読者の皆さんは「悲惨指数」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 悲惨指数(ミザリー・インデックス、Misery Index)とは、実態経済を表す指標の一つです。米国の経済学者アーサー・オークン氏が考案しました。失業率と消費者物価指数の上昇率を加算して算出されます。失業率と消費者物価指数の上昇率を加算して算出されます。一般的に悲惨指数が10%を超えると生活が圧迫されることで国民の不満が高まり、20%を超えると時の政権に影響を与えると言われています。(出所:野村證

      • 年の初めに寄せて

        皆様にとって健やかで穏やかな一年になりますように。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 元日の地震で被災された皆様、ご家族の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。2024年は元日から日本にとって悲しいニュースが続きました。このような天変地異を目の当たりにしたときの人間の無力さ、そして普段では当たり前に思っていることがどんなに有り難いことなのかを改めてかみしめています。 東京証券取引所では4日から商いが始まりました。企業活動も本格的に始動しています。日本経済、ひいては日本企

        • ESG投資は今どうなっていて、どこに向かっている?不要論に飛びつく前に要因分解をして考えよう

          以前私のブログで「ESGは死んだ」という英国FTの記事を紹介しました。日本のメディアでも同様の報道がありました。「ESGが消えるべき3つの理由 米で政治化、欧州は常識」(出所:2023年7月8日、日経新聞) 10月23日のFTで、改めて「ESGは死んだ」系の記事が紹介されています。タイトルを訳すると「ESGは救いようがない。早く消えて」といった感じでバッサリと切り捨てています。 ESG is beyond redemption: may it RIP by Aswath Da

          投資家がIR面談で本当に確認したいこととは?(再掲)

          今週末は3連休ということで少し気持ちに余裕を持って生活できますね。 いよいよ週明けから決算発表後の投資家面談が本格的にスタートします。 IR担当者の業務は多岐に亘るだけでなく、失敗は出来ないプレッシャーも高いです。忙しくて日常業務に埋もれそうな時、目標を失いそうなときに、このブログがみなさんの中長期の目標を見直すきっかけになれば嬉しいです。今年もっともアクセスされたブログの1つです。 「投資がIR面談で本当に確認したいこととは? 2023年2月27日」

          投資家がIR面談で本当に確認したいこととは?(再掲)

          IR担当者のための英語勉強法

          横展開で一気に語彙を増やそう! ①直訳英語 ⇒②IR英語 ⇒③類語も覚えて横展開! 季節が秋へと進み決算期を前にお忙しいIR担当者の皆様へ。ちょっと珈琲ブレークの時間を。今日は英語の話です。 普段投資家の面談に同席することがあるのですがその際、スピーカーの方の「和製英語」に遭遇することがしばしばあります。ここで紹介する和製英語はメディアで頻繁に使われるものばかりなので英語だと思い込んでいることもあると思いますが実は英語では違う意味になってしまいます。もちろんIR面談では通