ジャパンGEMSセンター

カリフォルニア大学で開発された、GEMS(ジェムズ)という科学・数学の参加体験型プログラムの日本センター。遊びの中から学び、学びの中に遊びごころを大切にしたプログラムです。

ジャパンGEMSセンター

カリフォルニア大学で開発された、GEMS(ジェムズ)という科学・数学の参加体験型プログラムの日本センター。遊びの中から学び、学びの中に遊びごころを大切にしたプログラムです。

最近の記事

低学年で探究を共有する工夫

先日、低学年の子たちと「液体分類ゲーム(※)」をやっていた時のこと。 見学に来ていた学校の先生から、 「アクティブラーニングに取り組んでいるが、探究をした後に、特に低学年で共有をどうするか迷っていたんです。でも、こういう風にモノがあると、低学年でも探究が共有できますね!」 と感想をいただきました。 その先生がおっしゃるには、低学年でも探究は盛り上がるけれど、何を発見したか、何が分かったかという共有のフェーズになると、言葉や図にするのに詰まってしまうことがある、とのこと。

    • 【ワークショップレポート】双眼鏡をもって動物園に行こう!

      カメラレンズや双眼鏡などで有名なドイツの光学機器メーカー「カールツァイス」とコラボして、動物たちの生きる知恵をテーマにした親子講座を開催しました。 午前中にGEMSワークショップで想像を膨らませたら、午後からはカールツァイスの双眼鏡をもって上野動物園へ。本物の動物を世界最高峰の双眼鏡で親子でじっくり観察しながら、知っているようで意外と知らない動物の体の構造に迫りました。 動物たちはどうやって身を守っているのだろう? 動物たちは生き残るためにさまざまな工夫をしています。

      • 学童らしいGEMS

        GEMSをたくさん実施してくださっている日能研の学童『まなびわらべクラブ』に行ってきました。 先週GEMSの『タマゴ タマゴ~ここにも あそこにも』というプログラムを実施したというので感想を聞きに行ったのですが、そこで気になるものを発見しました。 それがこちら。廊下にびっしり張られたグラフ用紙です。 『タマゴ タマゴ』では、最初にタマゴから生まれてくるいろいろな生きものを足の数や住んでいる場所などのルールで分類し、それをグラフにしていくのですが、それをやった子どもたちが

        • 分ける。分かる。

          少し前のことですが、サニクリーンというおそうじ道具のレンタルサービスなどをしている企業とコラボで、お片付けをテーマにしたオンラインワークショップを開催しました。 GEMSの『宝もの箱』という分類のプログラムをアレンジして、おうちにあるものを分けてみようという、おうちGEMSです。 まず、子どもたちの前に紙の包みが保護者から手渡されます。これは事前送付しておいたボタン30個なのですが、子どもたちには当日まで見せないように保護者にお願いしておいたのです。 この中に宝ものが入

          ウーブレックの科学会議を考える

          ウーブレックで科学会議の進め方に関する質問をよくいただくので、会議のポイントや議論がスタック(停滞)した時のヒントをシェアします! これが正解というわけではなく、ジャパンGEMSセンターがよく使う方法というだけですので、これ以外にもご自身のアイディアを膨らませてみてください。 ■科学会議の前提 ウーブレックの科学会議は、法則をつくることを目指しますが、参加者全体の合意形成を目指しているわけではありません。 GEMSはグループの力を高めるプログラムではなく、個人の力を高め

          ウーブレックの科学会議を考える

          オンラインワークショップの意外な強み

          新型コロナウイルスの影響で外出しにくい子どもたちのために、Zoomを使ってオンラインで遊ぶワークショップ(WS)をしてみました。 来てくれた子たちの中には、発達に偏りがあったり、学校に行けていなかったりする子も多かったのですが、画面の中ではとてもリラックスしていて楽しそう。それは、こちらの進行が上手かったというよりも、オンラインWSの強みが関係しているように思いました。 そこで、特別なニーズがある子どもたち向けてオンラインWSをする際の、オンラインの強みについてまとめてみ

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