アガペもあった!サボテン好きな方に、ぜひ訪れてほしい…逢瀬公園③(福島県郡山市)
福島県郡山市にある逢瀬公園の紹介記事、その③です。
今回はサボテン園の紹介です。
これまで逢瀬公園といえば、①桜の名所②キャンプのイメージでした。どう考えても、これまでのお仕事の影響。仕事以外で逢瀬公園を利用したことがなかった!ってことがバレバレ。
逢瀬公園②はコチラ↓読んでいただけると幸いです。
公式サイト様のサボテン園のページはコチラ↓
管理事務所近くにあるサボテン園の入り口。
正式には「緑化センターサボテン温室」といい、2棟もあります。想像以上の規模と種類でした。
案内パネルによると、こちらのサボテンは郡山市内の太田総合病院の元理事長で、サボテンの収集家としても有名だった太田辰雄氏のコレクション。それを妻の緑子氏が県に寄贈したことを受けて、サボテン園が整備されたとのこと。
個人のコレクションだったんですね。ご自宅に温室を整備されていたのでしょうか。ちょっと驚きです。
普通の植物以上にサボテンや多肉には詳しくないわたしでも知っている有名な「アガペ」という多肉植物もありました。かなり大きかった!(のちほど写真で紹介します)
内部はこんな感じ。壮観です。
写真は「緑般若」など開花したサボテン以外は、基本的に5月下旬の撮影なので、現在の様子とはちょっと違うかもしれません。
下の写真↓手前は「金鯱(きんしゃち)」というらしい。このハウスは金鯱に最適な室温に保たれているそうです。
種子は太田辰雄氏が軍医として出征される前に蒔いたとのこと……80年物かな? その前にサボテンもやっぱり種子で増えるんですね。種子、見てみたい!
案内パネルによると「斑入りは特に高い」らしい(撮影を忘れました!)
そして、青の「竜舌蘭(りゅうぜつらん)」も撮影し忘れたーーー!
下は令和元年の改修工事にあたり「金鯱」を移植したときのお写真です。危険な作業です…
下のサボテンは「緑般若」というお名前。「般若」というサボテン特有の白い斑点がないのが特徴らしい。太田辰雄氏が妻の緑子氏の名前を冠したとのこと。一瞬、「般若」でいいのかしら?とよけいなことを考えてしまいましたが、お花はとってもきれい。
7月撮影です↓
以前、この温室には明治17年にはじめてサボテンを輸入したときの1株(これは般若のことでしょうか?)があったそうで、現在ある「緑般若」はその弟にあたるそうです。親子じゃなくって、弟ってことは、挿木とか接木したってことなのかな?
そもそもサボテンって挿木や接木可能なの? 調べてみたら、株分けでガンガン増やせるようです(;^_^
マリモみたいな小さいサボテンがかたまっています。これは「満月」というらしい
コレ↓はコレクションではないようです。だけど、かわいくて、思わず撮影してしまいました。
下は「杢キリン」というそう。一般的な植物からサボテンに進化する途中にある植物といわれ、サボテンの接ぎ木の台木に使われるそう(やっぱり接ぎ木もできるんだ!)
手前のアロエのような大木は、南アフリカ自生の「ユニオンダーレ」。これもスタイリッシュで好き♪
真ん中にアガペがありました。
下は7月撮影↓どうやらこれが「アガペ」のお花のようです。
案内パネルによると「数10年に一度しか開花せず、開花後は枯れてしまう。サボテン園では、約20株生育中」とのこと。
ちょっと脱線しますが、一般的には「アガペ」だと思いますが、案内パネルの表記は「アガベ」でした。スペル的には、アガベのほうが正しいのかも?
下のサボテンは「吉祥天」。アガペの仲間の多肉植物。わたし好みです(;^_^
青みがかったグレーの色合いも素敵。
下の大きな葉(枝?幹?)はメキシコに自生する「大丸盆(おおまるぼん)」
下の大蛇のようなサボテンは、アルゼンチンに自生する「黒鳳(こくほう)」
以上、逢瀬公園のサボテン園のご紹介でした。
逢瀬公園は、ウォーキング&ハイキングにもぴったりだし、サボテン園にオオムラサキ観察舎、そのほか薬草園や日本庭園ありと、かなりの充実っぷり。新しい発見がたくさんありました。
登山に備え、月に1度は訪れて、足腰を鍛錬したいと考えております。
下は5月に訪ねた際に満開だった山デマリ。まるで雪が降ったよう
かと思えば、「ストレリチア(極楽鳥花)」も咲いていたり。