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温度応答性ゲルの用途を考える2

今回は、温度センサーとしての温度応答性ゲルの用途について考えてみます。

まず、センサーについて考えます。
センサーとは、物理的な量(温度、圧力、光など)化学的な量(ガス濃度、pHなど)を検出し、それを電気信号などの別の形式に変換するデバイスです。
センサーは、 人が直接感知できないような微細な変化や、危険な環境下での情報を感知することによく使われます。

一般的に、センサーは次の要素から構成されます。
* 感知要素: 物理量や化学量を直接感知する部分。
* 変換要素: 感知した情報を電気信号に変換する部分。
 * 出力要素: 変換された電気信号を出力する部分。

センサーの種類と応用例
センサーは測定対象や用途によって様々な種類があります。
たとえば、 温度センサーだけでも様々です。
体温計、室温計、サーモグラフィーなど、用途によって精度も異なります。

では、温度応答性ゲルはどうでしょうか?
温度応答性ゲルは、温度変化によってその体積や形状が変化するという特徴から、温度センサーとしての用途が考えられてきました。
しかし、実用化例はなく、研究例も僅かです。
では、どんな使い方が出来るのか、具体的な用途を挙げて考えてみます。
できるかどうかは二の次で、取りあえず色々なアイデアを出してみました

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