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ゲルで作った人工クラゲ

山形大学が、ゲルで作った人工クラゲの販売を開始します。
「月のクラゲ」という商品名で、NDソフトウェア株式会社を通じて販売するそうです。
*タイトル画像は本物のクラゲです。

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水槽の下から発生させた泡によってクラゲが泳ぎます。
つまり、クラゲ自体が動くわけではないんですね。

ゲル研究で有名な山形大学の古川教授が、クラゲの動きと美しさに惹かれて試作したところ、水槽の中で本物のクラゲのような動きをしたそうです。
面白いことに、本物のクラゲと並べて見ていると、最終的に人工クラゲだけを見るようになったそうです。
人工クラゲは本物のように生々しくないため、ずっと見ていられるのが理由のようです。
ずっと見ていると癒される人工クラゲ。目の前で見てみたいですね。

販売先としては、ホテル、レストラン、福祉施設などを見込んでいるとのことです。
まずは市場調査を兼ねて、2020年4月中旬頃からクラウドファンディングサイトのMakuakeを通じて販売を始める予定だそうです。

人工クラゲは3Dゲルプリンターで作られています。
大きさは直径7〜8㎝、厚さが2㎜で、水槽の中で2年は形や状態を維持するそうです。


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Gelate(ジェレイト)
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