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温度応答性ゲルの作製方法をようやく確立できました。
10月後半に過去2年間の実験記録から考えた仮説を、一ヶ月かけて検証しました。そして、その仮説は正しかったようです。
●均一に作っているのに、場所によって強度や温度への応答性が全然違うのは何故なのか?
●同じ作り方なのに、作る度に温度応答性に大きく差が出るのは何故か?
その理由にようやく気付き、実験結果から確信を得ました。
分かった時は「そこでゲルの構造が変わってるのか!」と思わず手を叩きました。
4回続けてほぼ狙った通りの温度応答性ゲルを作ることが出来、さらに温度応答性の無いゲルも意図的に作れるようになりました。
そして、10%以上体積変化するゲル、5%程度しか変化しないゲルと、大まかに制御できるようになりました。
17%の収縮でこんな感じです。右側のゲルが収縮後です(50℃の熱水に10分浸漬後)。収縮すると少し白濁します。
40℃付近で変化するので、40℃未満の水に漬けていれば元の大きさに戻ります。
30%の収縮率を目指しているので、今後は収縮率の向上にフォーカスします。
そして、同時に温度応答性ゲルを使った応用実験もやっていきます。
デモ動画をnoteで公開する予定です。インパクトのある動画にしたいですね。
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