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年に一度のNIMS(ニムス)一般公開、今年はウェブで配信!

様々な物資や材料を扱う研究機関「国立研究開発法人 物質・材料研究機構 (NIMS) 」の一般公開が6/7(日)に行われます。
今年はウェブ配信されます。
NIMSは多くの研究機関が集まる茨城県つくば市にあります。

優秀な研究者と優れた研究設備を持っていて、海外からも多くの研究者がやってきます。
研究成果も素晴らしいものがたくさんあります。
例えば、レアメタル問題の解決です。2010年頃にレアメタルの需要増大と輸出制限が話題になったのを覚えているでしょうか?
NIMSはレアアースを使わないガス触媒や、ネオジム磁石などの開発を行いました。ネオジム磁石は強力な磁石で、自動車や電車、エレベーター、HDDドライブなど、様々なものに使われている重要な永久磁石です。

https://www.nims.go.jp/research/elements/rare-metal/study/index.html

レアメタルフリー材料は、数ある研究成果のほんの一部でしかありません。空気電池や超伝導材料など、他にも紹介したいものがたくさんあります。

石器時代から産業革命を経て現代まで、人類の発展はこの材料の進歩とともにありましたが、近年では、地球規模の環境や資源問題の解決手段のひとつとしても注目が高まっています。NIMSはその物質・材料に関する研究を専門的に行う公的研究機関として、「明日を創る材料研究」をテーマに、未来を拓く物質・材料の研究に日々取り組んでいます。
*NIMSのHPより(https://www.nims.go.jp/nims/index.html)

以下がウェブ一般公開のHPです。
10:00~16:30まで盛りだくさんです。

僕はNIMSに仕事で2回、プライベートで1回訪問したことがあります。入口付近には研究成果などの展示がたくさんあり、分かり易い説明がついています。
そして、NIMSは展示会のブース出展・学会での研究発表も積極的に行っています。
毎年、学会や出展ブースで研究発表を聞き、質問もしています。様々な分野の研究について知ることが出来るので、とても勉強になりますね。

ちなみに、僕はNIMSではなく、物材機構(ぶつざいきこう)と略して呼ぶことが多いです。
そっちのほうがNIMSより言い難いんですが、ずっとそう呼んでいたので定着してしまいました。

NIMSの方はとても分かり易く研究成果や材料を紹介してくれます。
お時間ある方は是非、年に一度のNIMS一般公開をのぞいてみて下さい。
今回はウェブ配信なので遠方の方でも気軽に見ることが出来ます。
可能なら毎年ウェブ配信をやって欲しいですね。


読んでいただけるだけでも嬉しいです。もしご支援頂いた場合は、研究費に使わせて頂きます。