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ジェリーと名の付くクラゲ

クラゲはゲルの生命体と言っても過言ではありません。
英語でジェリーフィッシュと呼ばれるのも納得です。
ジェリー(jelly)とはゲルもしくはゲル状のものを指します。
どちらかと言うと、食品に使われることが多いですね。

クラゲの中には、ジェリーと名の付いたクラゲがいます。
*タイトル画像は違います(^^;)

例えば、ルテウムジェリー
傘がほのかに青い綺麗なクラゲですが、飼育のとても難しいクラゲです。
そのため、水族館で見ることはできません。
…と言いたいところですが、
クラゲの飼育で有名な山形県の加茂水族館が飼育にチャレンジしています。
海の中では大きくなるのに、水槽で飼育するとなかなか大きくならないそうです。
上手く成長させると、赤い触手のようなものが伸びてくるのだとか。
加茂水族館公式チャンネルでルテウムジェリーを見ることができます。


そして、もう一つ。
カラージェリーフィッシュ
こちらの方が有名です。
その名の通り、様々な色の種がいます。

DMMかりゆし水族館HP(https://kariyushi-aquarium.com/animals/detail/?id=257)


ブルー、ワインレッド、パールホワイトなど、とてもきれいな色のクラゲで、観賞用として人気があります。サカサクラゲやタコクラゲと同じく、体内に褐虫藻(かっちゅうそう)を共生させています。褐虫藻は光合成を行うことでエネルギーを得、そのエネルギーをクラゲに供給しているんです。実は、この褐虫藻の種類や密度の違いによって色が変わるんです。水族館などで見かけたら、じっくり観察してみて下さい。


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