ファンレター
ある作家を好きになって、手当たり次第読んで、過去まで遡ると、見えてくる、師匠の存在。
なんだ、と思う。
結局この人も誰かに憧れて真似してたのか。
しかもあの運動に参加したのだって、あの雑誌を作ったのだって、当時の流行りじゃないか。そういう空気だったのだ。意義、なんて特になかったのでは?ガッカリ…、ていうか卒論のテーマなんだけど!?「流行りに乗ったのだ。」なんて結論出せるわけないだろ!
…と思いつつ、師匠のほうの本を読んでみる。うーん、なんか面白くない。
当たり前だけどただの師匠の真似ではなく、影響を受けて血肉として自分の中に取り込んで、新しく生み出している。それはもはや別物。そして私が好きなのはそっち。
活動だって、当時の最新の表現方法を使って、発信して、もがいて、試行錯誤。精一杯やってたんだよね。ゴメンナサイ、、、となりました。ちゃんと生きようともしてない奴が偉そうに何言ってんだ、って話。でもこの作家さんに謝ったって、そんなこといいからあなたがムダにしている時間を私にちょうだい、って言いそう。
批判したり、脳内で説教してもらったり、結局大好きということですね。