知識の出会いと理解の話
※下品な話が出てきます。
ドラクエ3の鍵システムって少し独特でしたよね。
他のシリーズでどうだったか覚えていないですが、
とにかくドラクエ3では扉に幾つかの種類があって
特定の鍵を持ってこないと開けられない仕組みになっているんです。
物語が進むとその鍵を手に入れることができるんですが、
なんと開けられない鍵はゲーム開始のかなり序盤から既に出てくるんです。
そしてストーリーの中腹あたりで入手した鍵を手に
まだひよっこ冒険者だった頃に素通りするしかなかった扉に向かうんですよ。
この「以前は中に何があるか分からなかったものがのちに明かされる」っていう仕組みが実はとても大好きでして。
目が覚めた時すぐそばにいた骸が実は自分のことをずっと守ってくれていた存在だったみたいなそう言うやつですね。
これは人生の中でも本当に多く存在してると思っていまして。
例えば、まだ中学生の頃に買ってもらったFlashの本に書かれたあれやこれやが
当時の自分にはいまいち理解ができずにとりあえず知識として蓄えるにとどまっていたんですが、
それが歳を経て色々なことを経験し物事の解像度が上がってきた頃にふとその蓄えられた知識から新たな発見を得られたんです。
ハレグゥの作者の漫画で健気で清楚な女子高生の隣の家に越してきた珍妙な家族との日常、みたいなそんな漫画の中に
「一時間目から水泳の授業があったから水着を着て登校したら下着を持ってくるのを忘れてしまい仕方がなくノーパンで過ごしていたら階段の踊り場でいたずらな風によってスカートを捲られてしまう」
と言うシチュエーションがあり、その中でとある単語が出てきました。
当時の自分にはまるで知識がなく姉に聞きました。
パイ⚪︎ンとは何か、と。
とんだセクハラです。
姉ははっきりとは伝えず「調べてみればいいのでは」といい自分の手で情報を得るようアドバイスしてくれました。
結果として「毛が生えていないこと」だとわかったもののそれがなんだと言うのか全くわかりませんでした。
そのため当時はそのシチュエーションがどうして面白いのかも分からずずっと謎のままでした。
月日が経ち、大学あたりでしょうか。
色々なエロ知識を蓄えた私はインターネットでその単語に改めて触れてその漫画を思い出し、ああそう言うことだったのかと腑に落ちました。
やっと幼き日々の答え合わせができたのです。
そして自分が犯した罪もなんとなくじんわりと自覚するのです。
その節はどうもすみませんでした。
なんならのだめカンタービレのバイオリン奏者に対して「オ⚪︎ニーと同じだ!」と辛口アドバイスしてる場面もいまいち理解せず、
ただなんとなくそう言う辛辣な言葉なのだろうと思い何かの会話の最中に同じ語句を用いたために相手を面食らわせたことも思い出しました。
何もかつての自分が理解し得なかったものがのちの人生で理解して当時の罪を知ることが全てとはいいません。
ただ、私の場合はそう言うケースがあったという話でした。
おかしいな。
もっとなんか教訓めいたことを書きたかったのに下ネタを二つ並べて終わってしまったぞ。