
【イタリア大学院】かけあし出願の過程ー書類編ー
こんにちは🍁
今年の3月に駐在の帯同でイタリアに引っ越してきて、10月から大学院生活をスタートさせてから早約2か月。
今回は、大学院の出願に際して、必要だったこと、やったことを記録しておこうと思います。
私の通う学科では、入学する年に選考が始まり、3次募集までありました。
募集期間中に書類を提出し、そこで問題なければ面接試験に進むという流れです。
前編のこの記事では準備書類について、後編では面接試験について書いていきます。
開始直前まで募集するスケジュール
1~3次それぞれの募集日程はこんな感じ。
1次募集:3月~4月 → 5月に面接
2次募集:5月~6月 → 7月に面接
3次募集:8月いっぱい → 9月に面接
授業開始:10月
結構他の国では1年ぐらい前から始まるイメージなので、イタリアだからなのかわかりませんが、かなり直前だなという印象です。
私は大学院出願を決めたのが7月の頭だったので、調べた時点でも3次募集にギリギリのっかることができてラッキーでした。
書類選考は推薦状が不要で助かる。志望理由書が任意で戸惑う
7~8月は準備に奔走していましたが、短期間でも何とかなったのは、一般的に海外大学院入学に必要な推薦状が不要だったのが大きかったです。
(1通でも大変なのに、2通も3通も必要だったとしたらもう今年はあきらめてたと思います)
では必要なものはというと、こんな感じでした。
ぜんぶ大学HPのマイページ上でPDF化して提出します。
身分証明書(パスポート)
学部の成績証明書
イタリア人は、指定分野内の単位を取っていることが条件となるが、留学生は適用なし。英語力の証明書
志望理由書(Statement of Purpose)※任意
履歴書(CV)※任意
なんとSoPとCVも任意・・!
海外大学院の中だったらかなりハードル低い方だと思います。
ではそれぞれをどう準備したか、についてです。
学部の成績証明書
これは卒業した大学のHPから、電子で英文成績証明書の申請と取得ができました。400円ぐらいだったと思います。
私が学部生だったときはまだGPAシステムを採用していなかったようで算出できませんでしたが、GPAも不要だったのでよかったです。
英語力証明書
条件は、CEFRという言語力の国際基準でB2レベル。IELTSだと総合5.5以上、Toefl IBTだと80点以上。
試験回数が多くて、会場が近くにあるという意味での手軽さで受けられるIELTSを受験しました。
250ユーロぐらいしました…高い😢
IELTSで総合5.5というと、TOEICで600~740らしいです。
それならきっと大丈夫だろうとは思いましたが、IELTSは初めてだったので1週間程は対策に時間を割きました。
問題形式を把握するために公式HPに掲載されている問題を一通り解き、自信のなかったライティングとスピーキングはこのYoutubeチャンネルを参考にして実践練習しました。
おじさんの解説、わかりやすくておススメです。
ボローニャの試験会場は比較的新しいらしく、日本人がくるのは私が初だといわれました。
受験後、3日ぐらいで結果でました。無事ボーダーラインは越えてたので安心。
イタリア語の検定と違ってスピーディ、高いだけあります。
志望理由書(Statement of Purpose)
任意だったので力の入れように迷いましたが、これを出さないと他にどこで評価されるのかわからないし、少ない時間でできる限り頑張ろうという意気込みで書きました。
いろんなサイトにたくさんテンプレートが載ってましたが、こちらのXPLANEのサイトを一番参考にしました。
構成と内容を練る
↓
下書き
↓
自力で修正
↓
校正・添削サービス(有料)に依頼
↓
修正
という流れで1か月半程かけて書きました。
校正は下記のサービスを利用しました。もう時間がないのでお金でプロの力を借ります。
内容そのものというよりは、適切な言い回しや、ポイントが明確か、といった観点でのフィードバックをもらえて参考になりました。
ただ、いざ提出というときに"500ワード以内で書いてください"との赤字の注意書きが…
要綱には文字数書いてなかったので1000ワードぐらいで書いてたのに、まさかの書き直し😢
半分の長さに削って伝えたいことを全部書くのは逆に難しくて、むしろ出来のクオリティは下がったと思います…
ここへきて「任意だからそこまでこだわる必要なし」と切り替えて提出しました(笑)
履歴書(CV)
履歴書は、以前に就職用に英文で作っていたものをベースに、アカデミックな要素を強め、フォーマットを整えなおす形で作りました。
ここでもXPLANEを参照しましたが、載ってる例がとても華やかな経歴の方だったのであまり参考にならず、、
こちらに掲載されていた実例にかなり近い形で提出しました。
これも実際どれだけ選考の際に考慮されているんだろう…と今もナゾ。
あとあとにクラスメイト達とこの話になったときに聞いてみたら、留学生は提出していたけど、イタリア人学生かつボローニャ大学の学部卒の子は出していない子もいました。
私は聞ける知り合いもいなかったし、ネットでピンポイントな情報も見つけられず、とにかくダメ元でやるしかない~~!!と半分勢い任せでなんとか提出しました。
今回は以上、次の記事では面接試験について書きたいと思います🌻