入試問題にチャレンジ!
2018年南山大学。
(4) 白河上皇の院政について述べた文として,正しいものを,下記の㋐~㋓から選びなさい。
㋐ 律令体制の復興を目指して,戸籍の作成を命じた。
㋑ 上皇は院庁下文によって,朝廷の官職を任命した。
㋒ 上皇の御所に武士を登用し,滝口の武士とした。
㋓ 法勝寺を建立し,自身の権威を誇示した。
アはないわな。イ、朝廷の官職は院政においても天皇かな。ウ、北面の武士の誤り。エが正解。
(5) 院の経済基盤に関して述べた次の文X・Yについて,その正誤の組合わせとして,正しいものを,下記の㋐~㋓から選びなさい。
X 上皇は院分国をもち,その国からの収益を得た。
Y 鳥羽上皇の頃には荘園の寄進が増え,膨大な天皇家領荘園群が形成された。
㋐ X-正 Y-正
㋑ X-正 Y-誤
㋒ X-誤 Y-正
㋓ X-誤 Y-誤
アが正解。
(6) 武士の台頭について述べた文として,正しいものを,下記の㋐~㋓から選びなさい。
㋐ 源義家は,奥州の内紛を収めたため,藤原忠通に重用された。
㋑ 平忠正は,瀬戸内海の海賊平定の功により,鳥羽上皇の信任を得た。
㋒ 保元の乱では,平氏は天皇家と,源氏は摂関家とそれぞれ結び,対立が激化した。
㋓ 平清盛は,娘の徳子を中宮とし,孫の安徳天皇の外戚として権勢をふるった。
ア、忠通に重用されていない。イ、忠正ではなく忠盛。ウ、源氏同士・平氏同士でともに敵味方に分かれて戦った。エが正解。
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