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OWVがくれたもの

こんにちは、月下です。
最近よくQWVさんの沼落ちnoteを見かけるので私も書いてみようと思ったのですが、佐野さんを好きになったのは5年ほど前の話なので、佐野さんとOWVに出会ってから今日までのnoteを書いてみようと思います。


私が、佐野さんを好きになったのは今から5年ほど前。日プ無印がきっかけです。日プ無印は最初から推しがいたわけではなく、最初の方は誰かを推しているわけではないけど毎回欠かさず放送時間に見るという、いまのサバ番狂いの私からすれば「何が楽しいねん」、「推しいないのによくずっと見続けたな」と突っ込みたくなる視聴スタイルでした。

推しがいないままグループバトルまで進みました、このときの佐野さんの印象は「Highlight良かったよね〜」くらいの可もなく不可もなくといった感じ。だったのに、推しのいないグループバトルで、気がついたら佐野さんのことが好きになっていました。菅井先生に「間違えても10万票入ります」と言われていつもの佐野さんの口角を下げる笑い方をしているところを見て、気がついたら佐野さんが好きになっていました。

絶対に絶対にデビューしてほしくて、友達に頭を下げまくり毎日URLを送って「佐野文哉にどうかよろしくお願いします」と頼み込み、まだ選挙権がなかった友人たちの人生初投票先を佐野さんにしてしまったりしたのですが、これを読んでる方はおそらくご存知の通り佐野さんは第三回順位発表式で脱落で。自分以外の誰かのことでこれだけ人って泣けるのか、というくらいずっと泣いていたのを覚えています。

日プ終了後、一般人のオタクをする期間が訪れます。このときはたまに上げてくれるストーリーとツイートだけが心の支えで。一回の投稿で1週間くらい反芻していた記憶があります。私は本当に飽きっぽくて、少しでも空白期間があるとすぐにいなくなるタイプの人間なのですが、何故か佐野さんだけは2019年12月〜2020年4月までの空白期間もずっとずっと変わらずに大好きなままで。これは、正直未だになんでなのか自分でもわかっていないし不思議で仕方ないです。

一般人のオタクのまま2020年4月11日になりました。このとき私は高校1年生で、コロナによる休校で暇でよく友達と通話していました。
その日もTwitterを開いて流れてくる本田さんのお誕生日お祝いを見ながら友達と話していたら、急にTLがざわつき始めました。「何?」と思いながらよく見てみると、本田さんのツイートに何やら吉本でグループを結成するという文章が。えー!おめでとう!!!と思いながら最後の連名部分に目を向けると、そこには「佐野文哉」の文字が。本当に、人生で1番と言っても過言ではないほど大きな声が出ました。通話していた友達は佐野さんの投票をお願いしていた子たちだったので大声の理由を伝えるとみんな祝福してくれて。友達の祝福で実感が湧いてきてボロボロ泣きました。自分以外の誰かのことで泣いたのは、佐野さんが脱落したとき以来でした。今度は嬉し泣きでした。

佐野さんの誕生日にグループ名「OWV」が発表されたり、7月20日にFCが開設されたりと、だんだんと佐野さんが本当にデビューするんだ…という嬉しさが私のなかで膨らんでいきました。佐野さんの誕生日には午前授業が終わった途端スマホを開いて確認して「なんて読むんだ」となり、FC開設日には午前授業が終わった途端高校を出て近くのコンビニにダッシュして入会しに行きました。私はOWVのFC会員なんだ🎶と胸が踊ったのを覚えています。

そして一生忘れないだろう2020年9月30日、OWVがメジャーデビューしました。日プ無印は脱落した人たちがその後どんな人生を歩むことになるのか、全くわからない番組でした。前例もない中どこかの事務所が声をかけてくれるのかすらわからない。佐野さんが脱落したとき、私はもう佐野さんが歌って踊るところを見ることはできないんだろうなと思っていました、一般人に戻ると思っていたから。でも、OWVとして帰ってきてくれた。こんなに嬉しいことは他にありませんでした。

コロナ禍ですぐにOWVに会うことはできなかったけど、順調なスタートを切ることはできなかったけど、でもOWVを応援する日々は本当に楽しくて。仲良しでいつもふざけて笑ってる4人を応援するのが本当に楽しくて、会えないことが不安にならなかったです。

2021年4月11日、OWVと本田さんの誕生日に開催された初めての有観客ライブAWAKE。私はこれがOWVだけでなく人生においての初ライブだったのですが、本当に楽しくて。まず最初に思ったのは「佐野さん本当に生きてんだ」だったんですけど、好きになってから1年半時勢のせいで会えなくて「佐野さんってもしかして私の幻覚?」とそんなわけないやろすぎることをたまに考えていたので佐野さんが目の前にいて歌って踊っていることが本当に嬉しくて仕方なかったです。

いざ有観客ライブが解禁になったと思えばWIND以降定期的に単独ライブを開催してくれて。WINDは友達と「せっかくなら2都市行きたいよね〜」と2都市行って、andIはコロナ増えてたから親に嘘ついてこっそり行って、POSTTOWNは「周年だから🎶」と行って、chaserは「OWVのライブ楽しいし🎶」と3都市行って、strangeは「名古屋初めてだし🎶」と全部行って、CASINOはテーマがあまりに最高だったので全部行って、MUSEUMは「どこ行くか決められないから全部申し込んで当たったところに行こう」と思ったら全部当たったので全部行って。気づけばAWAKEが初ライブだったくせにOWVの単独ほぼ全部行っちゃう人になってしまっていました。でも仕方ない、OWVのライブ楽しいので。


そして、これはちょっと重い内容になるので今まで他のnoteでもぼかしていたし今回も書くか迷ったのですが、私の人生とOWVについて話す上でどうしても避けようがないので書きます。

私は、高校生の間ずっとメンタルクリニックに通っていました。きっかけは高校で環境ががらっと変わったことだったんですが、高校に行くのがしんどくて、次第に電車に乗れなくなりました。そうして家に引きこもるようになって笑えなくなっていたとき、心の支えだったのがOWVです。
OWVがずっと楽しそうに4人で笑ってるところを見ていたら、仲良くふざけているところを見ていたら、どれだけしんどくてもくすっと笑えました。
結果高校は退学して全日制ではない高校に転校したのですが、本当にこの選択でよかったのか何度も何度も悩みました。そんなとき、私を励ましてくれたのは、OWVの【what you waitin'for?】でした。「どんな未来があったとしても弾む感覚信じてこう、世界は君に味方する」を何度も聞いて、これから先の未来に少しずつ希望が持てるようになりました。OWVが「世界は君に味方する」と歌ってくれるから、安心できた夜がありました。

当時の私は対人恐怖症がひどくて転校先の高校に登校することが本当に苦痛で、いっそのことしんでいいかもと思ってしまうほどだったのですが、そんなときはイヤホンでひたすらOWVの楽曲をリピートしながら高校に向かいました。
なんなら、大学生になった今もまだ対人恐怖が残っていてどうしてもしんどいときもあります。今日大学行ったらまたふりだしに戻る気がしてサボる日も多々あります。そんなときはいつもOWVを聞きます。「今日より明日より未来なら輝くさ
立ち止まろうと彷徨わないで」「起きてもないQuestionに支配されてんな大事な瞬間を Don't miss out」「明日はきっと今日よりもっと Brighter day」OWVが歌うお守りのような歌詞を聞いているとほっとできます、私にとってOWVはずっと心の支えです。

高校を変えて家から出ない生活になった結果家族や親友以外と話すことが本当になくなり、私はもう社会に出て誰かと会話することなんて出来ないのかもしれないとネガティブに考えたりもしたのですが、お話し会で佐野さんとお話するたびに「あぁ、私はまだ家族でも親友でも無い人とちゃんと会話できる、まだ大丈夫」だと思えました。佐野さんとのお話し会がある種の安心材料になっていました。そして佐野さんは本当に優しい人だから、そんな佐野さんとお話したあとはいつも、しんどい心がほかほかになりました。
これは余談ですが、大学のあまり話さない同級生と話すよりもお話し会で佐野さんと話すときのほうが緊張しなくて(緊張自体はしますが)、どう考えても逆なんだよなと毎回思っています。佐野さんは推しなのに。

何度も人生を強制終了させようと思いました、それこそずっと腕は傷だらけでした。でもそのたびに「いや〜でも今度ライブだなぁ、会いたいなぁ」「来月お話し会だったっけ」「リリースのお知らせ出てたなぁ、新曲聞けないままは嫌だなぁ」と楽しみなOWVの予定が私を引き止めてくれました。腕にはもう、傷は残っていません。


中学生〜高校転校前の私は、一人でどこかに行くことが怖くて、一人じゃ何もできない人間でした。でも、転校して知り合いが誰もいない中一人でいることが多くなって、怖いけどOWVの楽曲を聞いて気持ちを落ち着かせているうちに、段々と一人でいることが不安ではなくなりました。OWVのライブに行きたいけど一緒に行く人がいないなぁ…でもOWVに会いたいし…と勇気を出して一人でライブに行ってから、一人で日本全国どこにだって行けるようになりました。ひとり旅行とひとりライブを先に達成したので、ひとりご飯も何も気にならなくなりました。
むしろ、OWVの楽曲を聞いて一人に慣れていくうちに、自分が本当は一人でいるほうが気が楽で高校で気を張りすぎていて結果しんどくなってしまっていたんだ、と自覚することもできました。
OWVのおかげで自分の本当に気持ちにも、そんな自分の気持ちに嘘をつかずに行動できるようになっていることにも、気づきました。

OWVが、佐野さんが、私を自分の足で立てる人間にしてくれました。


佐野さんを好きになったとき中学生だった私は、大学2年生になりました。今、大学に通って対人援助職の国家資格を取得するために学んでいます。OWVが、佐野さんが、私を救ってくれたように、私もいつか誰かを救える人になりたいと思ったからです。OWVがくれた愛を、次は私が誰かに還元したいです、還元する番だと思います。愛に溢れたOWVにもらった愛を、その愛のおかげで得た強さと勇気を、今度は私が誰かに渡して背中を押してあげたいと思えました。ずっと自分のことで精一杯だった私が、そう思える人間になれたのも、全部、OWVがいたからです。あの日、佐野さんを好きになって、OWVに出会えたからです。

OWVへ
私を、自分の足で立てる人間にしてくれてありがとう。


2024.07.24 月下

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