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技能実習(外国人労働者)の闇②

みなさんこんにちは!
暴露系バインミー屋の激うまバインミーです。

前回僕が会社員として働いている外国人労働者の紹介と支援の仕事についてご紹介し、その制度の闇についてお話しさせていただきました。
今回も根深い闇についてご紹介したいと思いましたので書かせていただきます!

なお、いち会社員の、業界の一部の知見であることはご留意いただきたく思います!

なんといってもこれが言いたかったというのが一つあります!

それは、

外国人労働に関する業界団体が多すぎる!!!

ということろです!
これを深堀していくとどこかから怒られる可能性があるのでびくびくしていますが。。笑

僕の今のお客様は、建設業で特定技能生を受け入れているところが多くいらっしゃいます。
まずはこれを事例にお話ししていきます。

受け入れをスタートするためには、各省庁での書類発行、許認可の申請や、外国でのビザの発行などが必要になります。
先に、書類の発行依頼が必要なところをご紹介します。

  • 市役所

  • 日本年金機構

  • 税務署

  • 法務局

  • 労働基準監督署

  • ハローワーク

  • 社会保険事務所

住民票や、税金の納付証明書、登記簿、36協定書、などなどたくさんの書類を方々で集めていく必要があるのです。
外国人を受け入れたい会社が信頼できるのかを審査するために必要な書類といった感じですね。
発行料がかかることもありますし、手間も多くかかります。
ただ、これは回収するだけなので大変ですが、作業としては簡単です。

問題はここからです。

〇建設キャリアアップシステム

団体を一つずつ紹介していきます。
こちらは、建設業で働く労働者の業務経験や、現場出入場の記録、資格取得等の記録ができるシステムで、労働者の経験と技術を可視化して待遇を上げようという取り組みを行うシステムのようです。
建設業を営む会社は登録が可能で、労働者も各自登録が可能なものになっております。
目的としてはとても良いものではあると思っています。

ここからは僕の見聞きした情報をお伝えします。

そもそも活用しているという話を聞いたことがない!笑
これを使いたいという会社も労働者も見たことないし、あってよかったという話は聞いたことがないです笑
むしろ、入場する現場指定で必要だから登録しているだけという話をよく聞きます。

この建設キャリアアップシステムを運営している団体の役員は国交省官僚や関連している人が多いのもあやしいポイントですね。笑
しかもこの団体の2019年度末での累積赤字は42億9千万だそうですが、このお金はどこから出ているのでしょうかね。

外国人を採用するにはこちらの登録が必須になっています。
今まで使ったことなくて、使う予定もない会社も絶対に登録をしなければいけません。
登録料も更新料もかかる仕組みになっており、僕の周りの会社様は登録に数万円、5年更新で更新時には同額程度(登録料は資本金によって変動し、最大240万円)、もし現場で利用しているなら少人数の会社でも毎月数千円の利用料がかかる仕組みだそうです。

外国人就労管理システム(建設技能人材機構)

こちらのシステムは、国交省のHP内にあるシステムになっており、外国人を受け入れたい会社情報、労働者の情報を登録するシステムになっております。
特定技能生を受け入れするためには、受け入れの産業ごとの各関係省庁に許可をもらう必要があります。
建設業の場合は国交省ですが、食品製造は農林水産省、鉄製品製造は経済産業省のシステムなどに登録をすることになります。

登録自体はどの産業もおそらく無料ですが、建設業の場合だけ別途、運用にお金がかかる仕組みになっています。
これは特定技能生を受け入れる場合、どうやっても支払わなければなりません。
なぜこのお金を支払わないといけないのかについてですが、このシステムに登録する項目の一つに、建設技能人材機構に加入したという証明書を提出してくださいというものがあります。
登録をしないと許可が出ません。。
そして建設技能人材機構に加入するためにお金がかかるという仕組みになっているということになります。

料金はこちらです。

正会員は36万円だそうです。。笑

さらに、毎月かかるお金もあります。

これは一人当たり毎月かかるお金になります。
これも逃げられないお金です。。

毎月こんなにお金がかかっているのにも関わらず、特に何かしてもらったことない気がします、、笑

ちなみに、僕の仕事も毎月会社様にお金を頂いて仕事をしていますが、2カ月に1回ぐらい訪問したり、外国人と面談したり、労務関係や雇用に関するすべての相談、ビザの申請などの代行等の業務を行っているので、料金は2倍ぐらいですが、10000倍ぐらい働いております。笑

あちらは何もしなくてもお金が入ってきますからね。。


専門工事業団体

最後にご紹介するのは専門工事業団体というところで、上記の建設技能人材機構の賛助会員加入の代わりに、こちらの団体に加入すれば、賛助会員になったとみなしてくれるものになります。
その年会費は安めになっていたりします。
なので、年会費24万円を抑えられることにつながります。
上記の毎月かかるお金はそのまま変わらず発生します。。

これだけだといい団体なんじゃないかと思われると思いますが、ここも大きな闇であると思っています。笑

これらの団体は色んな種類があり、セットで保険をつけたり、退職金共済をつけたり、色んなお金の取り方を工夫してやってきます。笑
その中でも最安値であるところにいつも加入するようにお願いしているのですが、そこでも年会費7万円ぐらいかかります。。
さて、この最安値の団体は何をやってくれるのかと、僕も気になったので直接電話して問い合わせました。
すると、年会費の他に毎月かかる12,500円の代理納付しますということでした。
本来、建設技能人材機構に直接振り込みをしないといけないところを、この専門工事業団体が自動口座引き落としをしてくれて、代わりに納付しますというお話でした。
なお、それ以外の仕事はしませんとの回答もありました。笑

年間7万円を支払うと、料金支払い代行をしてくれるだけの団体だそうです。笑

そんなのに加入しなければならない特定技能やばくないでしょうか笑

何かと動かない割にお金を取る団体が多い建設業回りですし、各団体にどこかの元偉い人がいるような特定技能の制度設計をしているように僕は見ていて思います。
しかも大手ゼネコンが多くの仕事を下請け企業に割り振っているという構造上、下からはものを言いにくい環境もあり、従わざるを得ない会社も多いと思います。

建設業の環境を良くしようという理念は素晴らしいと思いますが、本当に実行しているのかはしっかりと見ていかないといけないと思います。

こんなこと書いていたらどこかの誰かに怒られそうでこわい。。笑

以上技能実習の闇とタイトルにありましたが、外国人労働の闇というテーマでのお話になってしまいました笑

なかなか闇深い業界ですが、その中でも良い環境にしていきたいと奮闘しておりますのでこれからもよろしくお願いいたします(?)

ではまた明日もどうぞよろしくお願いいたします!

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