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人の愚痴を言う人の愚痴を言うわたし

これは、友人が当時の彼女からクリスマスプレゼントにかわいい刺繍のネクタイをもらったときの話。

人が誰かにプレゼントを贈るとき、その人はその誰かを考えて選んで購入するだろう。気持ちの大小はあれど、確実にその時間は存在する。

そうまでして選んでくれたプレゼントなのに、自分の趣味や嗜好に合わないプレゼントをもらった時どうするだろうか。

友人は彼女とファッションの趣味が合わなかった。だからわたしたちに愚痴話をしてきたのだった。

「クリスマスプレゼントでかわいい刺繍のネクタイをもらったんだよ」

「こういうデザイン、俺が好きじゃないって分からないのかな?」

「絶対一回も使わないだろうな」

そんなことを言っていた。
その場では聞き流したけれど、その友人は明らかに彼女を非難している。

その友人が好きじゃないデザインだからこそ、彼女は自分が好きなデザインを少しでも興味もってほしくて、プレゼントしてくれたのではと思う。

自分の気持ちを分かってほしいのに、どうして相手の気持ちを分かってあげようとはしないのか。

普段使わなくたっていいじゃないか。そんなこときっと彼女も分かってる。

一生懸命考えて、ネクタイって着地をしてくれたんだから、そのクリスマスのディナーはスーツで決め込んで、くれたネクタイを締めれば最高に幸せではあるまいか。

友人はそうして僕たちに彼女への愚痴を言った。
わたしはこうしてnoteに友人への愚痴を書いた。


だいぶ昔ですが、ふと思い出してモヤモヤしてしまったので供養しました。
嫌な気持ちになった方がいたらすみません。

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