戦略を練る
私がSNSってモノを始めたのは、つい最近なのだけれど。
それまでは、SNS特有の“エセお友達感”みたいなものが、とっても苦手で。
できる限り、近付くまいと思っていた。
でも、そうは言っても、ツールとしてはとても便利なものだし。
生きてゆくためにも、使わないわけにはいかないな、と思い。
ある意味、あきらめに近い気持ちで、SNSという大海に目をつぶって飛び込んでみたというわけ。
とはいえ、ね。
リアルでも、人とまともに関われない私が。
うまく、人からの注目を得られるはずがないと思ったし。
実際に始めてみたはいいけれど、どう振る舞ったらいいのか、皆目見当が付かず。
とにかく自分の書きたいことをなるべくたくさん書いて、高い頻度でUPしていこう、くらいの方針しか立てずにここまでやってきた。
それに…。
私の中に「SNSは人の興味を引き付け、滞在時間を長くして、行動履歴を収集・活用するためにデザインされている」っていう頭が、結構強くあって。
ある意味、脳機能をジャックする、ドラッグみたいなものだから。
“いいね”が付くか気になって、何度もページを開いたり閉じたりしたり。
通知音が気になって、仕事の手を止め、スマホを開いたり。
そういう“中毒”的な状態に陥るのだけは避けたい、って思いが強く。
人との関わりを“楽しむ”ための道具っていう捉えかたが、まったくできていなかった。
だけどここ最近、SNSだって、三次元コンテンツのひとつに過ぎないって気付いて。
つまり、映画に出てくる、ひとつの小道具に過ぎないわけよね。
なので、思考と同じように俯瞰して、“観客”視点を持つことができるんじゃないか、って。
SNSの中毒性にしても、よく練られた個人情報収集システムを、ただやみくもに警戒するのではなく。
どのように使えば取り込まれないのか、自分なりのやり方を見付けてしまったほうが、末永く楽に関われるはず。
つまり、SNSってものがどういうものなのか、ひと通り使ってみて分ってきたので。
ここらで少し、戦略を練ったほうがいいよね、という気がしてきた。
もちろんここには、これまでどおり、記事を書いてUPするんだけど。
それとは別に、SNSという小道具をどう活用するか、私なりの方法論を考えてみようと思う。
全体を俯瞰する目を、忘れないようにしつつ、ね。