古い回路
どうやらいま、自分の“ありかた”が変わったことによる、違和感が噴出する時期みたいで。
ここ数日、居心地の悪さにいたたまれず、焦りまくっていた。
たとえるなら、新しいメガネに掛け換えたばかりで、クラックラしちゃってる感じ。
実はこれ、古い回路を機能させなくするためには、どうしても必要な行程みたいなんだよね。
回路っていうのはつまり、起きたものごとに対して、自動的に起きる理解や反応のことなんだけど。
言ってみれば私はいま、古い回路による自動制御システムから、その場その場で対応するマニュアル制御へと移行しようとしてるわけ。
で、今回の違和感は、移行できるか否かのチェックポイントみたいなもので。
居心地悪さに負けて、これまで通りに自分を責めてしまえば、回路は容易に復活して、元のもくあみになってしまうし。
違和感を認め、居心地悪さに耐えることができれば無事に、回路は機能を停止する。
そういう、大事なタイミングなんじゃないかと思う。
ところが、不思議なことに…。
そのメカニズムが腑に落ちた途端、居たたまれなさが、一瞬にして消えてしまったの。
ホント、煙のように消えちゃって。
「ウソ、そんなにカンタンなことなの?」と、驚いた。
それからは、フツーに抵抗なく動けるようになって、働いていた回路が機能しなくなった分、さらに人に対して警戒しなくてよくなったような気がしている。
そうそう、この「そんな気がする」が、実はとても大事なのですよ。
自分と向き合って理解が起きるのは、この、とっても微妙な“感覚”の部分で。
明らかな刺激とか、体験じゃないんだよね。
微妙で微弱な感覚は、気付くことさえできれば、徐々に強まっていくんだけど。
意識的にせよ無意識的にせよ、“無視する”という選択をしてしまっている限り、感じることができないの。
だから、自分の中の、とってもかすかな感覚の変化に、よくよく気を付けていることが大切だと思う。
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