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マインドとは?

私たちは何でもありの、まっさらな状態で生まれて。

育つ過程で、いろんな制限を自分自身に対して課していく。

「これはダメ」「こうしなきゃいけない」「こうして当然」「普通はこうでしょ」…、うんぬんかんぬん。

これって、無限にある可能性を“常識”なるもので一つひとつ閉ざしていく行程で、どうやら例外なく親の受け売りからスタートするっぽい。

で、次々とつくられてゆく“マイ常識”は、みな脳にストックされて、自分の外側で起きる“現実”に対して、反射的に反応する「自動制御システム」になってゆくの。

つまり、常識なるものを基準とした自動制御システムによって、ケースごとにオートマチックな反応をするようにセッティングされるってこと。

自分で考えて行動しているつもりが、実は私たち、多くの場面で反射的に行動しちゃってるわけ。

だから同じような出来事が起きると、いつも同じようなことをしたり、言ったりしてしまうのよね。

ちなみにこれ、エネルギー消費を節約しようとする、脳の特性から起こることらしい。

ところがこの自動制御システム、打ち消すような出来事があって上書きされない限り、弱まることってないのですよ。

持ち続けている限り、強化される一方なの。

というのも、常識を持ってると、それを裏付けるような出来事だけを選って認識しちゃうようになるから。

いわゆる、“認知のゆがみ”ってヤツよね。

これも、やり慣れたことだけをしようというバイアスが働いてて、新しい経験を回避しがちな脳の特性からくる現象。

まとめると私たちは、年々強化されてゆく一方の自動制御システムによって、歳を重ねるごとに反射的に行動する傾向が強まっていくってこと。

で、それによって呼び起こされる思考も、当然ワンパターン化しちゃうわけよね。

これが、思考の90%を占めるといわれる、くり返し考え続けないではいられないゴミ思考なんじゃないかと私は思う。

感情も同じで、似通った感情ばかりを感じ続けてるから、どうしてもネガティブに寄ってきちゃうのよね。

ってなわけで、生きる過程でフルオートマチックに起きる、こういった働きすべてがスピリチュアル界隈で言われる“マインド”なんじゃないかというのが経験によって至った私の結論。

長い年月を掛けて知らずしらずつくり上げてきたものだから、これを手なづけてスピリット(本当の自分)に帰るっていうのも、一筋縄ではいかないよねぇ…。

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