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不安を遠ざける

私たちは、さまざまな不安を抱えて生きています。
特にこの三年は「平時ではない」とされてきたので、それ以前に増して不安に陥りやすい状況だったかもしれません。
でもこれ、にわかには信じ難いことかもしれませんけど、実は不安って自分でつくり出しているんです。
こういう言いかたをすると、怒り出す方もいらっしゃるかもしれません。
「誰が好き好んで不安になりたいなんて思うか!」と。
でも、まさにそのとおりなんです、もしもあなたが不安に感じていることがあるとしたら、その不安はあなたが好き好んで感じることを選んでいる。
つまり、自分でつくり出しているのと同じことなんです。
だから裏を返せば同様に、不安を感じないでいることを選択することだって、私たちには余裕でできるんです。
不安は感じることもできるし、感じないこともできる。
同じ状況下に置かれても、不安を感じる人もいれば、感じない人もいる。
いまの私の目から見れば、これが揺るぎのない「真実」です。
でも、そう確信が持てるようになったのは本当にここ一年ほどで、それ以前は「んなはずないでしょ」って、フツーに思ってました。

でも、私のカウンセラーによれば「すべてはとらえ方ひとつ」なんです。
たとえば以前の私は、頭の中できたる未来を特定し「こんなふうになっちゃったらどうしよう?」と、不安に思うことが大得意でした。
いましきりに取り沙汰されている「食糧危機」を例に取れば、「食べるものが手に入らなくなったらどうしよう?」です。
これ、前の私であれば目にするたびに、不安に突き落とされていたと思います。
でも、確かにニュースを見れば値上げの話題ばかりで、不安の材料は常に投下され続けていますが…。
その材料で実際に不安をつくり出そうと思ったら、まずはそのニュースにフォーカスし、さらにフォーカスを別のものに移さずに維持し続けることによって「これから先、どうなっちゃうんだろう?」といった思考をつくり出し、さらにはその思考にフォーカスすることによってようやく感じることができる。
分りますかね? 私たち実は、かなり複雑な行程を経て感情を生み出してるんですよ。
だったらその行程の中の、どこかを意識的に断ち切るようにすればいい。
たとえば、絶えず不安の材料を提供し続けているニュースを、見ないようにする。
たとえば、自分を常に意識的に保つことによって、フォーカスする対象を好ましいものへと移せるようになる。
たとえば、日常に瞑想を取り入れて、いつでも思考のない状態に戻れるスキルを身に着ける。
どこでもいいんです、不安をつくり出す前に、どこかで行程を分断してやる。
そうすると、不安は生まれ得ません。

さらに言うと、気分というのは「いい」から「悪い」、「悪い」から「いい」へと変わるとき、やはりそれなりの行程を経なければならない。
だから日常の中でなるべく長い時間、気分のいい状態を保つようにできれば、さらに不安へと至る行程を複雑にできるわけです。
そうすれば、さっきも書きましたが私たち「余裕で」不安へと至る前に、離脱することができちゃうんですよ。
とにかく練習して、慣れてくれば頭で考えずとも、勝手に不安を遠ざけられるようになります。
…というか私は、できるようになったので。
ぜひ心配性のかたは騙されたと思って、やってみてください。

ホームページをつくったので、ぜひ見てみてください。
お気軽にコメントなどいただけると、マジうれしいです。

本格的に寒くなってきたので、お互い身体には気を付けましょうね!

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