ふと気付いたら、身の周りのものがみな、自分の好きなものになっていた。
あまり意識してたわけじゃないんだけど、一昨年の夏、リフォームしてからというもの。
少しずつ少しずつ普段使いのモノたちが、「あればいい」から、「あるだけでうれしい」へと置き換わっていって。
もちろんそれ、やったのは私なんだけど。
単体では、際立ったよろこびには至らなかったものが。
まとまってきて、いまごろになって「なんだかうれしい」になってくれている。
たぶん、これってメンタルが落ち着いてきたことも、かなり関わってるんだろう。
なんて言うかなぁ。
ちょっとだけ、日常が楽しくなってきてる感じがする。
まず、好きなものが揃っている部屋に、身を置けているのがうれしいし。
やりたいことが、できている自分がうれしい。
やりたいことをするのに、後ろめたさみたいなものを感じないですんでいること。
何かつくりたいと思ったとき、たいがい工夫すれば叶えられるツールがそろっていること。
うまくいかないモヤモヤも含めて、やっていることに夢中になれている自分をちょいちょい見付けられるようになったことも。
なんだか、うれしくすぐったい感じがある。
もちろんこの部屋から出てしまえば、不自由や脅威や圧力なんかが存在する可能性はあるけど。
で、そういうものが出てきたときには、その場その場で対処しなきゃいけないんだけど。
イヤな思いをして、気分が落ちたとしても。
感情が、理性を100%飲み込んでしまうようなことは、だいぶ少なくなってきたし。
イヤな思いでいることから、いかに早く抜け出すかっていう、建設的な考えも持てるようになってきてるし。
何より安全で居心地のいい、しかも自分の好きなものに囲まれていられる部屋に戻ってくれば、それだけでかなり落ち着けて。
さらにベッドに入って睡眠を取れば、翌朝にはだいたい、いつも通りにやりたいことができるようになっている。
これって、かつての私にとっては、夢のような状態だ。
こんなこと書くのはちょっと恥ずかしいけど、やりたいことに夢中になれてる自分だったら、認めてあげてもいいかもな…。