小さな私
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最近、いろいろと準備が整ったのか。
まだ生まれたての赤ちゃんだったころの記憶とか、さらにさかのぼって母親のお腹の中にいたころの感情とかが、よみがえってきている。
こんなこと、あるんだな。
で、そういうことを知れば知るほど「あぁ、私にはどうしようもなかったんだなぁ」って。
いい意味でのあきらめとか、納得感が得られる一方で。
出どころがはっきりしない悲しみがどんどんどんどん、際限なく出てくる。
私、子供のときに解離していて、当時の自分がそのまま分離した状態でいまもいるらしいから。
たぶん、その子の感情なんだろう。
さらにその子が、母親の感情まで、そのまま自分の感情として受け取ってしまっていて。
いま、いろんな「悲しみ」が、私の中で渦巻いている。
それを、なるべく深刻じゃなく受け取ろうとしてるんだけど。
まだ、なかなか難しい。
たぶん、大人になったこの私は「母親に受け入れられなかった」っていう事実を、割とドライな目で見られるようになってるんだけど。
子供のときの私からすれば、飲み込み難い現実なのだろう。
だって子供にとって、母親に受け入れられないっていうのは、そのまま「生き続けられない」ってことだから…。
で、解離してるってことは。
その、小さな私のやるせなさも、まるっと引き受けなきゃいけないってことなのね。
ま、いずれにせよ。
いい方向に向かっているのだけは、間違いないと思うから。
意識して“いいかげん”に、この難局を乗り越えていきたい。
いつか遠くない未来に「こんなこともあったなぁ」と、思い出せるように。