夢中になる
亡くなったパートナーによく言われたけど私、何かに夢中になっちゃうと、他のことが見えなくなってしまう。
その傾向はこれまで、絶えず私の中にあった。
これがあったから一気にぐっと集中できて、いま持っているスキルを、効率的に身に付けることができたし。
気になったことを片っ端から調べずにはいられないリサーチ力や、「こんなものをつくりたい」などとイメージする力も手に入れることができたのだと思う。
でも逆に、これがあるから飽きっぽいし、いつでもどこでもどんなときでも自分の世界に入り込んでしまいがち。
つまり、人に迷惑を掛けてしまいがちなわけです。
たとえば人と話をしてても、気になることがあるとそこに集中してしまって、その後の話が耳に入ってこなくなる。
もちろんこれのせいばかりではないけれど、私が人とうまく関わることができなかった理由の、大きなもののうちのひとつだと思う。
せっかくだから、ここで謝っておこう。
「これまで迷惑を掛けてきてしまったすべての人たち、たいへん申し訳ありませんでしたっ!_(_^_)_ 」
…けれど、何よりいちばんいけなかったのは、そういった自分の傾向を「なかったこと」として視界に入れないようにしてきたこと。
つまり、自分で自分を認められてなかった。
受け入れられてなかった。
けど、ちょっと待ってよ、子供みたいに夢中になれることってどうやら、誰にでもできることじゃあないみたいよ。
もちろん、人に迷惑を掛けるっていうのは、帳消しにできるわけじゃないけど。
持ってちゃいけないもの認定しなくちゃならないほど、いけないものなのかな?
それって紛れもない、私の一部なんだから。
“私らしさ”として、認めてあげてもいいんじゃない?
というか、クリエイターとして生きていきたいなら、なくてはならない特性なんじゃないのかなぁ?
カウンセリングを受けたことによって、最近になってそう思えるようになって。
途端に、毎日が楽しくなった。
「人に迷惑掛けちゃいけない」ってね、アレ、管理する側にとって都合がいいだけの大ウソかもよ。
だって迷惑を掛けちゃったら、そのたびにちゃんと謝ればいいじゃん。
「ごめん、聞いてなかった」
こんなふうに謝られて、怒る人っているのかなぁ?
むしろツッコミの余地ができて、みんな喜ぶんじゃないの?
…って、さすがにちょっと自分の肩持ちすぎかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?