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製作ノート(48) 未知の3週間の始まり

韓国からの出演者たちが来日。京都での合同稽古が始まりました。

海外からのゲストを迎えての創作は、私たちにとっても初めての試みです。これがどのように仕上がるのか、誰にもわかってません。でも昨日の稽古で、おもしろくなりそうだ・・という感覚は、確実に抱きました。

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昨日は、軽く最初のシーンをやってみた後、蓮行が今回の演出のコンセプトなどを説明しました。

英語版を創作した時は、英語キャストは英語を話せる日本人がやっていたので、彼らは日本語も英語も理解していました。また、私たちの側も、義務教育で触れてきたこともあり、個人差はあれ多少の英語への慣れ親しみがあります。
しかし今回は、一部のメンバーを除き、日本人側は韓国語がわからず、韓国人側は日本語がわかりません。それでどのように同時通訳劇を合わせていくのか・・。

短い期間での共同創作になりますが、蓮行が話した創作手順に、「やります」「できます」と答えた韓国キャストのみんながとても頼もしい・・。

この作品は、京都で上演したのちに、いずれは韓国で上演する予定です。財源の段取りが決まれば、来年度はソウルへ行きたいと計画しています。なので、今回の客席には、韓国のお客さんは多くないだろうけど、少なくとも日本語がわからない韓国の人はほぼいないだろうけど、特に韓国キャストには、韓国での上演をイメージして、韓国のお客さんが観たときに面白いと感じてもらえるには・・というところを一緒に創ってもらいたい、と蓮行が伝えました。

うまくいけば、これは本当におもしろくなりそうだ・・と、昨日の稽古を観ていて、少しは韓国語が理解できる私は、感じていました。日韓の台詞がバッチリ合った時、2人の俳優の息が合った時面白さといったら・・。まだ手始めだけど、何箇所か笑ってしまってました。

これからの稽古場がとても楽しみに思います。

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稽古場で、お茶会の体験もしてもらいました。
森谷くんの点前を興味津々に見つめる韓国キャストの目・・。

稽古後は3Fでお寿司を食べて交流しました。
最後に「忘れてた!」と言って、慌てて撮った集合写真。蓮行は一足先に帰ってしまってて不在ですが・・(笑)。

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2020年1月28日
劇団衛星プロデューサー 植村純子


劇団衛星『珠光の庵〜遣の巻〜』韓国語版
2020年2月8日〜11日 会場:KAIKA
●公演情報 http://ow.ly/MROZ30q3Scc
●チケット発売中 https://dbf.jp/fueki/kaika/200208/
●応援福袋も販売 http://www.jukou.info/fukubukuro.html

※チケット残席状況(28日10時現在)
9日(土)14時 あと5席です。11日(火/祝)14時も残り少なくなってきました。各回30席限定ですので、ご希望のステージはお早めにお申し込みいただければ・・と思います。お待ちしております。


劇団衛星の活動継続と公演の実現に向けて、みなさんのサポートを、ありがたく受け取っております。応援ありがとうございます。