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製作ノート(26)韓国映画を浴びるように観たい

第一回目「なんで韓国の映画がこんなに好きなんだろう?」

・韓国では警察が暴力を使って裏社会を回している。
・金持ちの性格が悪い。
・釜山駅はゾンビでえらいことになっている。

偏った作品ばかり観ていて、多分、間違った韓国社会の認識を持ってしまっております、紙本です。
韓国映画が相当好きなんですが、なんで好きなのか?を考えてみました。


その① こんなに予算がかかっているとは思っていなかった!
おすすめ作品「アシュラ」(キム・ソンス)

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アクションシーンにすごくお金がかかっておるんです。
「ううわあああ!街中で車が!!!!」と、日本映画ではなかなか観られないヒヤヒヤ感があります。

ハリウッドは予算がありすぎてヘリコプターが爆発したり、飛行機の上でバトルしたりしてしまい、ちょっと実感が湧かない。
ところが、韓国映画(私が見いてる)は高速道路で車がぶつかり合って、そのシーンが2分くらいある。
長え!
なかなか車が壊れない!
全然死なない!
とにかく痛そう!
最後にはもう笑うしかない!


その② 主人公が最低で横暴な警察官かデリヘル経営者 
おすすめ作品「殺人者の追憶」(ポン・ジュノ)

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とにかく主人公が最低。
序盤観ていて「お、お前、、、」となんどもつぶやいてしまう。

警察官の場合、事情聴取で犯人をめちゃくちゃ殴る蹴るで半殺しにしたりしてしまう。
それが理由で、捜査から外されてしまう。
もしくは、最初から政治家とつるんでいて裏金を貰ってる。
そんな主人公がどんどん泥沼にはまっていく(当たり前)
しかし主人公の最低な暴力シーンが、後半ヒーローシーンに変化していく。
「よし!でた!あのパンチ!」
自分でも、は!としてしまう。
そして、なんと、最後までそのキャラクターがぶれない!
主人公は成長しないのだった。
なんやったら最後に死ぬのだ。すごい。
その救われない感がたまらない。


その③主人公がイケメンじゃないおじさん
おすすめ作品「コクソン」(ナ・ホンジン)

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これも完全に偏った映画を見ているだけですけれども。
え、この人が主人公か!と、少し驚いたりするわけです。
そのリアリティが好きなわけです。
コクソンの主人公クァク・ドウォンはちょっと丸山交通公園くんに似ていました。

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映画「コクソン」より俳優 クァク・ドウォン


その④「行ってはいけない領域まで行っちゃった」感。
おすすめ映画「お嬢さん」(パク・チャヌク)

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すべてを総合して、「おいおいおい・・・」という畏怖を感じさせてくれる。
それは、バイオレンス、スプラッタ、エロに限らず、人間味あふれる映画でも、認知症のおばあちゃんが主人公の映画でも、
キラキラ青春ものの映画でも、
「え!ちょっと!それは、ちょっとひく・・・」という生感がある。
格差もひどく、貧乏人がとことこん貧乏で、金持ちが非人道的。
主演の超絶美人がめっちゃセックスする。
子役が発狂してめっちゃ怖い。など。
日本映画ではなかなかオブラートに包んで見せるところが全く無い。
韓国映画は、驚きの連続なのです。
観る前は「今日は何が起こるのだろう。」という期待を持たせれくれる
観終わった後は「なんじゃこりゃ!」という気持ちにさせてくれる
最高やねん!

そんなこんなで、韓国映画が好きなのです。
もっと韓国映画を観たい。浴びるように観たい。
珠光韓国バージョンの稽古が始まって、韓国のチョンさん、キムさん、チェさん(韓国からゲスト出演してくれる俳優さんだ!)が来たら、大人の演劇部 韓国版をやりたい。
あの映画のあのセリフを一緒に言いたい!!

あと、映画を一緒に観て、観想とか言い合いたいなあ。
うわ〜楽しみだなあ!!!!!!夢が広がる〜!!!!そんな時間あるのか!?

やりたい人いませんか?
一緒にやりませんか?

おしまい。


2019年10月27日
劇団衛星 紙本明子

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というわけで。今日は、紙本さんに韓国への関心を語ってもらいました。
「第一回目」ってことは、第二回目以降があるんだろうか・・?  by植村

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