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【ネタバレ注意】シン・エヴァンゲリオンは結局何の話だったのか


※この記事は公開中の映画「シン・エヴァンゲリオン」のネタバレを含みます

永遠に稚拙で冗長な感想ですが
少しでもネタバレを回避したい方は閲覧をお控えください




(そもそもエヴァって何?どこから見たらいいのかな?って人は
良かったらこの記事を参考にしてね⤵︎)






こんにちは
じみりです


3/8ということで新作エヴァ、見てきました


きっと500000000番煎じになるけど
わたしが好きなエヴァが終わったということで
あれは何の話だったのかなあと思い
お恥ずかしながらわたしなりの感想書かせてください



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注意
以下よりネタバレを含む記事があります
ついでに、まだ1回しか見れてないので
いろいろ違うところもあると思います
ほんとに生暖かい目で見てください
いろんな解釈しちゃうよね

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全体の感想:「晴れ」が似合うエヴァ



わたしがエヴァにハマったのは、「破」を見てからなのですが

だから、わたしにとってのエヴァのイメージというか
わたしが好きなエヴァって
ある意味そこに「圧倒的な絶望があるから」みたいなところがあります

どうにもならない、圧倒的な運命に、世界の理に、
とんでもないパワーで立ち向かう「エヴァンゲリオン」と
泣き、笑い、怒り、苦しむ、あまりにも脆い「人間」の姿に
どうしようも厨二心がくすぐられていたのかもしれません


早起き苦手なのに公開初日の7:00の回を押さえてしまい
寝ぼけ眼で映画館に向かう時は雨が降っていて
「なんだか凄い、エヴァ日和だな〜」と思ってたんです


でも全然違った
まさかエヴァを見て帰る時には
晴れてたら良かったのにな」なんて思えるとは予想もできなかった


それくらい、青空が似合う映画を見たなあと思っています




シンエヴァの世界で、
「暮らし」がもたらしたもの



エヴァって元々、あんまり生活感がないというか
「暮らし」からくる話じゃないと思っています


「SF」「夢物語」、Qなんてほとんど「神話」みたいな話だなと思ってます

だからなんだか全体を通して「命」のカウントを「心(精神)」で捉えていて、
新劇場版では特に身体的な「生と死」の境界線も曖昧な気がしていて(破→Qの綾波レイとかね)


でも今回はめちゃくちゃ生きてた

超「暮らし」てた、超


序盤の方とかほんと、まさしく「生活」でしたね
自然、農業、赤ちゃん、食事、お風呂、名前…

この子達も同じように生きてるんだなあ、みたいなのがありありと伝わってきました

だからこそ、
「破」の海洋研究所の社会科見学→絶望エンドのように

(あ〜これこのあまりにもな穏やかさ、
「破」以上に最悪の絶望があるんだろうな〜)と覚悟すらしてた



でも今回はその穏やかな暮らし、
絶望のためじゃなく希望のためのものだったのが
めちゃくちゃ印象的でした
ある意味本当に、裏切られた


あの「穏やかな暮らし」でシンジくんは人の温かさに触れ
「なんでみんな優しいんだよ!」と、余計に動けなくなる


周りの人の、環境の影響を強く受け考えて、
全てを封じて動けなくなるのはいつものシンジの行動そのものなのに

その周りの人・環境が
今までとはあまりにも大きく異なり、
そしてあまりにもあたたかい


それが冒頭の彼を苦しめる原因であり、

そしてなにより今回、彼を救った大きな要因だったのではないかなと思います




少年は「愛」を知って大人になる




今回のエヴァはものすごくみんな
「なんでも素直に表す」印象です

トウジやケンスケ、ヒカリをはじめ第三村の住人は皆素直に、あたたかくシンジを迎え入れる、

基本的に無表情、思考が読み取れない綾波レイとは異なり
何にでも興味を示したアヤナミレイ

ヴィレのみんなも思い思いの感情を抱え、
それを表すことを厭いません

笑う、怒る、泣く、素直な人がたくさん出てきます

なんだかみんなとっても、
エヴァとは思えないくらい感情が豊か

そして、なによりも愛を伝えるのがとっても素直


「握手は仲良くなりたい気持ちを伝えるおまじない」のように
みんな、愛を伝えるための手段を持っている
そしてそれを伝えるために使っている


さっきの話と重複しますが
きっとシンジくんはそんな愛に触れることができたから
人として「成長」することができたんじゃないかなって思います


その象徴的だったのが
シンジがアスカにかけた台詞

好きだと言ってくれてありがとう

こんなことを言える子だったんだなあというか

「自分に向けられた愛を素直に受け取ることができるシンジ」を見られるとは思わず、

本当に、ああ、もう彼は14歳の、
エヴァの呪いから解かれたんだな、と、



自分に向けられた愛を受け取ることが、
認めることができないのがきっと「14歳」で

そこに彼らがエヴァの呪いとして
14歳で居続けた理由があったのかなとか。


自分へ向けられた愛を受け入れ
成長」した彼は14歳からまた時を刻み始めることができた



何度も「神」になりかけ、
何度も全てを失いそうになったシンジくんが


愛を知り、時を刻み、「人」として成長して終わりを迎えたことが
本当に、心の底から嬉しかったです



感想おわり




はい


と、いうわけで今のところわたしは、
エヴァはみんなにとっての「何度も何度もやり直して、やっとわかった愛の話」だと思ってます

素直でいるって、だいじなことなんだね


とか言ってもう一度見たらまた感想が変わったりして
まあ考察までがエヴァンゲリオンですものね


ここまで駄文にお付き合いただけた方、本当にありがとうございました
よかったらまたどこかで感想の話をさせてください


それじゃ今日のところはとりあえず、ばいばい!


みなさんのサポートで明日を生きていきます