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子供達の奮闘 in ドイツ〜韓国のとある家族〜

韓国のお友達


Tunaには韓国のお友達がいました。その家庭は我家のあとからドイツにやってきた人たちで、当時アジア人は全然いなかったので、誕生日に招待してあげたきっかけで仲良くなり、学校でもよく遊ぶようになりました。上の子同士も同級生だったこともあり、慣れるまで最初は大変だろうと思ったので色々声をかけてあげていました。Tunaに仲のいいお友達ができたと思って喜んでいましたが、上の子とNicoが夏のサマーキャンプで一悶着あって、険悪な状態になってしまいました。 

その原因は日韓問題でした。

具体的には、上の子はNicoに「日本は韓国に酷いことをしたんだ!自分は日本が嫌いだ!」と何かにつけて言ってきて、「私はバカです」という韓国語をNicoに言わせて嘲笑ったりしていました。

このようなことはドイツに来て初めてでした。文句を言うことも考えたのですが、色々あってその後もこの家庭とは付き合っていかざるをえない状況になっており、心の中にモヤモヤとした思いはずっと持ち続けていました。


プレイデートでの一幕


そんな中でもTunaは相変わらず下の子と仲良しだったので、ある日家でプレイデートすることになりました。車で学校へ迎えにいき、家に着いて車から降りるときに、その子が私に自分は日本語を知ってる、と突然言い出しました。日本に興味を持ってくれてるのかな、と思って「何を知ってるの?」と笑顔で聞きかえしたら、全く想定外の言葉が帰ってきました。

「竹島!」

「竹島は日本の島じゃない、韓国の島だ!」

突然の事に不意を突かれて私は固まり、何も言い返せませんでした…

<つづく>




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