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我が家のドイツ滞在記②
ようやっと宿の担当者がオフィスに到着。
入り口の階段に腰掛けている怒り顔の私をみて、「もしやトラブルの人?いやぁ、すみません!」とめちゃくちゃ感じのいい笑顔で握手を求められた。すぐに応じる気になれなかったのは、これまで生きてきて初めてのこと!
とはいえ、いつまでも怒っていても仕方ないので、気を取り直して、鍵を持ってきたこのお兄と一緒に、200m先の本日の宿まで大荷物を人力でゴロゴロ大移動開始しました。
「すぐそこすぐそこ!」お兄は笑顔でいいます。
これ以上適当なことしたらほんと怒るよ、と思いながらお兄の後ろをついていく私たち家族。
頭の中には西部の大草原をいく幌馬車隊の映像が出てきました。実際には単なる疲れた旅行者の小集団だけどね…
9歳の息子が泣き事をいわずに、スーツケースを転がしていってくれる後ろ姿を追いかけながら、逞しくなったなぁとか考えていたのを覚えています。
そしてどうにか最初の仮宿に辿り着いた時には、全員ぐだぐだ、16:00頃に街を見れるかな、なんて悠長に考えていたのに、19時過ぎで一歩も外にでれないくらいヘトヘト……
夫がどうにか向かいのスーパーでパンとハムチーズなどの食べ物を手に入れてくれて、なんとか空腹を満たして就寝となったのでした。
<続く>