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10/21, 22 地球環境基金 第2回 若手プロジェクトリーダー研修

 第2回となる若手PL研修に参加してきました。

今回は、プロジェクトリーダーとして働く中で、自分自身をどう扱っていくか、どんなキャリアを築いていくか、自分自身と向き合い、内省するような内容の研修を受けました。

 1日目は、具体的な手法やテクニックを学びました。前半では、社会課題の性質、構造、NPOと営利企業の違いといったプロジェクトの外部環境を整理し、その上で、キャリアデザインをどうするか、現在の立ち位置や自己成長を実現するためのサイクルなどを学びました。講師の方が言っていた、「人間は、経験を積んでもゲームのように自動レベルアップをしない。経験→ふりかえり(リフレクション/内省)→概念化(パターン化/知恵化)→実験・応用という経験学習サイクルを回すことで成長する。」という言葉を聞いて、ふりかえりの重要性を再確認しました。後半は、プロジェクトマネジメントの効率的な進め方や協働でのマネジメントの重点を整理し、どのようなツールを使って進めると効率的か教わりました。1日目の最後には、自分の「トリセツ」を作成し、どういう生活、働き方をすると自分ご機嫌をとる事ができ、パフォーマンスが高い状態でキープ出来るかを可視化しました。

 2日目では、自分の感情とその奥に隠れているニーズを見つけ、自分自身が大切にしている価値観を理解した上で、起きている問題を構造的に捉えるためのワークを行いました。内容としては、普段感じているモヤモヤや気になっている事を他の参加者に話し、聞いている人はその人がこう感じているように聞こえた、こんな思いが有るんじゃないか、というフィードバックを返します。そうして出てきた感情を元に、奥に隠れていたニーズや大切にしている価値観をいくつか見つけ、価値観との相違があった事に気づく、というような内容でした。人と質の高い関係性を気づくには、自分の感情、ニーズを自覚した上で、他人の感情、ニーズに共感する「自己共感」と「他者共感」の両方が必要で、講師の方は今回のワークを「共感力の筋トレ」と表現していました。普段は見て見ぬふりをしがちな自分の感情や価値観に目を向ける、といった作業は、普段と違う脳の使い方をするためものすごく疲れるものでしたが、自分のニーズを可視化したことで、過去の出来事に感じていたものの正体が分かり、気持ちがすっきりするようなワークでした。

 毎回新しく学ぶことが多いこの研修ですが、次回は1月です。エネルギーをかなり使う研修ですが、次回を楽しみにしつつ、今回学んだ事を普段の業務、プロジェクトマネジメントに落とし込んでいきます。

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