京都古民家・町屋系ギャラリーについて
コロナ明けの京都はそれはそれは多くのアートギャラリーができました。アート系書店も含めれば十数個も、しかもひとつの街に短期間でギャラリーができるという、はっきり言ってバブル状態です。喜ばしさより異常性がまず頭に入ってきます。
京都が国際的な観光都市として脚光を浴び、京都で展示をしてみたいというアーティストや商機だと思って飛んでくるギャラリストが増えました。この沸騰は間違いなく双方の野心が結びついたものです。
そこで、京都ならではの展示をと考えるに、真っ先に「和風の空間で展示がしたい」という発想になります。特に外国の作家なら面白そうだと思ってトライしてくれるのですが、古民家は改修したところで、現代美術の展示空間として本当に優れているのか、は冷静に考えてみなければならないと思います。
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