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口の悪いベルニーニ

とんでもなくプライドが高く、自分が一番だと思い込むバロック美術の象徴ベルニーニですが、芸術家はそれくらいの自信がないとやっていけないところはあるとはいえ、それにしても口が悪いです。

なお当時のヨーロッパの覇権国家スペインに対して「金はあるがセンスが悪い」的な批判をずっとしています。本当かどうかもわからない小話を引用したりするのはさておき、ある程度は彼の実体験に基づいています。

ボルゲーゼ美術館にある《プロセルピナの略奪》を制作した時に、スペイン大使が何人かの枢機卿と共に作品を観に来ました。長い間眺めてプロセルピナの像を触ったあとで、

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