雨のち晴れ。
週末に買い出しに行った際、珈琲を二種類買った。いつもカフェインなしと、買ったことのないものを選ぶ。
健康志向の人向けのお店でもないと思うけれど、
オーガニック製品の品ぞろえはかなり多いから、
時代の流れがそうなってるんだろう。無農薬やフェアトレードのコーヒーもずいぶん増えた。
今回は北海道の「森彦」という珈琲があって、それを選んでみる。フードマイレージでいくと国内の方が近いけれど、北海道の森彦より西海岸のBlue Bottle CoffeeやHawaiiのLion coffeeの方が馴染みがあるのが何となくおもしろい。
実家に顔を出すと、珍しい人から宅急便が来てねと箱を開けると、中に「森彦」の豆が入っていた。 素敵なシンクロニシティ。
先週めったに見ないTVの番組で紹介されていた調味料の名店が、自分の住む街にあるらしいと知る。帰宅途中、ふと目の前にそのお店の看板が出ているのに気付いた。
灯台下暗し。
非常事態宣言が明けて、会社も本格的に始動することもあり、断捨離のラストスパートで夏服を入れ替えていると、数年前の同窓会で着た洋服を見つける。
何となく同窓会のことを思い出しつつ、一週間の郵便物の整理をしていると、珍しくポストカードが混じっていた。
再会したクラスメートからだった。ポストカードはある写真家のもので、写真はその一枚だったけれど、私が持っているものと同じだった。世界的に有名とかではなく、好きな人が好きな写真家だった。フツーに仲は良いけれど二人で会うほどでもないという距離感が、このポストカードのセンスで一気に近づいた感じがした。
月曜日の朝。
先輩からSkypeで人事ニュースが送られてきた。
私の入社時の上司が会社のトップ2になることが決まったらしい。
昔から尊敬していた上司で、彼はかなりの長期間、不遇の時期を過ごしていた。
もし会社がこの人を評価する時がくれば、その時は会社が否が応でも変化する時なのだろう、
そんな変化でもなければ彼が上層部に行く可能性がないくらい、旧体制の権力がすごかった。
今まででいちばんいい人事ですね、と返信。
今年もあと半年。
雨の日も曇りの日もそれなりの味わいはあるけれど、晴れの日が多いとやっぱりうれしい。
温かいお気持ち、ありがとうございます。 そんな優しい貴方の1日はきっと素敵なものになるでしょう。