【艶歌な３歳児】

家内と次男と僕とで長男夫婦の所へ遊びに行つた。

長男夫婦には３歳の男の子と生後８ヶ月の双子の男の子がいる。３人の孫の顔を見に行ったという訳なのだ。

さて昼食後のことである。３歳の孫が歌を披露してくれるという。

歌ったのが、こともあろうに、美川憲一の〈さそり座の女〉だった。

さっそく歌い始めた。

「🎵いいえあ・た・ちぃわぁ～～しゃしょりじゃのおんなぁ～～🎶」

アカペラで歌う旋律は音程もしっかりとしている。

「🎶おきのす・む・ま・でぇ～わぁらうがいいわ～・・♪」

「♪あなたはあしょびのちゅもりでもぉ～じごくのはてまでちゅいてゆく、お・もぉ～～お・い～～ぃ・こ・ん～～だ・らぁ～～🎵」

「🎵いのち・いのち・いのちがっけぇっよぉ～🎶」

「🎶しょおよあ・た・ち・わぁ～～しゃそりじゃのおんなぁ～～しゃしょりの・ほ・し・は・・い・ち・じゅ・なぁ・ほぉ～しぃよぉ～♪」

最後の「ほぉ～し」のところの微妙な半音もしっかりと再現しているではないか❗️

皆んな拍手喝采である。

しかし３歳児が「あなたは遊びのつもりでも」とは恐れ入った。どこで覚えたのかと思いきや、長男が教えたんだという。

面白いので長男に提案した。

「次のレパートリーは、青江三奈の〈伊勢佐木町ブルース〉だな。ため息付きでさぁ。チャラッチャ、チャララチャッチャ・チャ」

すると長男が直ぐにリアクションを返してきた。

「はぁ～ん、はぁ～んって？ハハハハッ❗️」

長男ならやりかねんぞ。こりゃ次に来た時にゃ聴かされそうだな。

止めとけ止めとけ❗️